2020年06月26日 10時33分

「決定版 日本珍景踏切」著:伊藤博康(創元社刊)

愛知県在住で鉄道関係の執筆、撮影をされている伊藤博康さんが創元社から新刊を上梓されました。

その名も「決定版 日本珍景踏切」。伊藤さんにとっては2010年に「最新調査 日本の“珍々”踏切」を執筆されてから10年ぶりの踏切本です。

今回の表紙は名鉄犬山線のあの踏切から見える風景。「キャッチ!」でも記憶にある限り2回見たことがある有名スポットです。もっとも地元の方だからこれを選んだのはなく、出版社の担当者からこの写真が表紙に相応しいと提案があったようです。

中身は、踏切というか鉄道に興味が無くても楽しいと思えるネタの連続で、この本を頼りに行ってみたくなった踏切もあります。特に商店街(アーケード街)の先にある踏切は、昭和の香りが漂い、踏切目的では無く、乗り鉄がてらその町を歩いてみたくなりました。

さてクイズ。この表紙写真では警報灯が両方赤くなっています。本来警報灯は交互に点灯します。どうやって撮ったのでしょうか?

(答え)

簡単に分かる話なのですが、答えはスローシャッターです。

要は両目が赤くなっている写真を撮ろうという着想を持てるかどうかです。

これまでそんなことは考えたこともなく、今後の写真撮影のヒントにしようと心新たにした次第。

    

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    プロフィール

    稲見部長稲見眞一
    <自己紹介>
    昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!