2020年08月10日 23時03分

鉄道グッズ収集の原点。

これが何かと言えば、「スタフ」。運転士さんが使う時刻表。名古屋市電ではそれを「スタフ」と言っていました。市電以外でスタフと言えば、単線区間での閉塞方式の一つですが、何でこれをスタフというかは調べても分かりませんでした。

参考までに60系統は安田車庫前~矢田町四丁目、63系統は新瑞橋~矢田町四丁目を走ります。

31系統は金山橋~港東通を結んでおり、私が日常的に使っていた系統の一つ。ただ元々は金山橋~笠寺西門の系統だったのが、33系統/東新町~港東通の系統が廃止となった時に統合されたものです。注目は新瑞橋(新)~市大病院(市/現在の地下鉄桜通線の桜山駅)の所要時間で、途中に5つの電停に停まって12分。同じ区間を現在、地下鉄は5分で結んでいるのですが、地下のホームに行き、そこからまた上がってくる時間を考えれば、結構良い勝負とも言えます。

さてこの3枚のスタフは、市電の廃止時に私が乗っていた運転士さんから「ほしいか?」「やるよ」でもらったもの。そしてこの3枚が私の鉄道グッズ収集の原点となりました。

記憶する限り、私が買った鉄道グッズで一番古いもの。名古屋市電の系統板。33系統は先に書いた通りで、35系統は名古屋駅前~新瑞橋を結んでいました。

名古屋市のシンボル、丸八マークの入った車掌さん用のカバン。これも買いました。そして買って暫くは日常使いのカバンとしても使っていました。これは本当のこと。

今日紹介した6点のグッズは、もらったり買ってからあと数年で半世紀となります。さてこれをいつまで持ち続けるかを現在、思案中。

ところで皆さんはどれほどの鉄道グッズを家に置いていますか?私は増やしてはいけないと常日頃思ってはいるものの。あくまでも思っているだけの状態です。

    

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    プロフィール

    稲見部長稲見眞一
    <自己紹介>
    昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!