2020年08月16日 23時49分
昭和50年3月31日。新潟県のナローの鉄道がその姿を消しました。
越後交通栃尾線。もともと悠久山(新潟県長岡市)~長岡(国鉄との接続駅)~上見附(新潟県見附市)~栃尾(新潟県栃尾市⇒長岡市に編入)を結んでいたのですが、私が訪れた昭和48年12月28日の段階では、長岡~上見附を除く廃止されていました。そして写真は当時の終点、上見附駅です。
地方私鉄にあって、その姿は都会の電車に負けていないと私は当時思いましたが、今こうして改めて見ても、派手さはないもののすっきりとした好ましいデザインが素敵です。
越後交通の写真で一番のお気に入りがこれ。豪雪地帯のローカル私鉄の雰囲気を感じとって頂けると思います。それにしてもこの年は年末に結構な量の積雪がありました。ところでこの日、栃尾線が定時で運転されていたかどうかのメモが私の手元にないので確たることは書けないのですが、それでも上見附まで平然と往復しているので、通常運行であったことは間違いありません。
ED51。ナローと言うこともありますが、こじんまりとしてとても可愛らしい印象でした。