2020年08月07日 22時41分

1972年(昭和47年)10月13日と15日。名古屋市電の花電車。

名古屋市電の終焉は1974年。それを前に1973年(昭和48年)の名古屋まつりで恒例の花電車がその歴史を閉じました。私はその年は撮影しておらず、この写真、昭和47年が最後の撮影となりました。

前の写真とこの写真は市大病院(今の昭和区桜山交差点)電停で撮影しています。

熱田神宮の東側(名鉄神宮前とJR熱田駅の間)を走る花電車。当時は新聞でダイヤが公開されており、こうして撮影して回った方は結構いました。

名鉄本笠寺駅近くの場所での撮影。フィルムの時代は感度に限界があり、低速シャッター&手持ちでの撮影は困難を極め、それでも花電車の明るさのおかげでこの程度は撮れました。

2020年08月07日 0時11分

1970年8月27日、大阪万博。

1970年(昭和45年)開催の大阪万博。広い会場内はモノレールで結ばれていました。

北大阪急行電鉄の万国博中央口駅。この駅は万博終了後に廃止されており、跡形もありません。

万博のシンボルと言えば「太陽の塔」。目からまっすぐに光が突き進んでいますが、三脚は持って行っていないので、間違いなく手持ちでの撮影。それはさておきこの塔は、今も同じ場所で私たちを迎えてくれます。

ところでこの万博ですが、高校の同級生とその妹の3人で出かけています。「鉄」を楽しもうという気持ちは全くなく、ひたすら万博を楽しんでいました。

2020年08月05日 21時48分

1973年3月28日の関西本線笠置駅。

愛知県では明日から緊急事態宣言が出されるため、また遠出を自粛をすることになります。私自身が高齢ということもあり、私にできる最大のコロナ対策はかつてのような自由な行動を控えることだと思っています。

それもあって今年に入り、写真や資料の整理をしていますが、そこで一つ学んだことは時間があれば整理が進むものではないということ。ただ単に怠惰な無為徒食な時間を費やしたのでした。

それでも資料類はほぼエリア別の分類に目途が立ちましたし、昭和の時代の乗車券類はスキャンを終えました。鉄道趣味は、模型をされている方を除くとほぼ外に出ての活動となります。ということで自由に動ける日が早く来ることを祈り、昭和の時代を振り返ります。

さて1973年(昭和48年)3月28日。この日は関西本線に撮影に出かけていました。

柘植駅。関西本線の上り(名古屋方面)貨物列車は、加太(かぶと)峠を越えるべくD51が後押しします。こうした写真を撮っている人は結構いるはずなのですが、世間で見ることはかなり少ないと思います。

この日のメインは笠置駅での俯瞰撮影。

列車の行き違いは、文字通り煙(けむ)に巻かれました。

上り貨物の出発。蒸気機関車が牽く列車の出発は迫力があります。

加茂駅。とりたてて主張をしていない写真ですが、当時の加茂駅の様子を伝えていると思っています。日常の風景、例えば名鉄神宮前駅や名鉄堀田駅は電車の編成を撮り易い場所です。撮影のしがいはともかく、今のこのご時世だからこそ、身近な風景を記録しておこうと思っています。もっとも暑いのでそれはそれで注意しつつです。

2020年08月03日 23時52分

長浜駅界隈。

昨日、長浜鉄道スクエアに入ろうとしたら、踏切の警報が鳴り出した。

長浜駅12:37発の特急「しらざぎ58号」米原行き。何の変哲も面白さもない1枚ですが、ローアングルなのがいつもの私と違うかな?

13:20頃に通過した敦賀方面行きの貨物列車。(北陸本線電化記念館の展望デッキから撮影)

EF510は名古屋でも見られる形式ですが、やはり北陸本線を走る姿が似合っていると思うのは気のせい?

ところでこの2枚の写真を清水さんが見たら、どんな講評をしてくれただろうか?実はそんな事も考えていました。

 

2020年08月02日 19時56分

長浜鉄道スクエア。『鉄道写真家“清水 薫”追悼写真展「滋賀・琵琶湖を巡る鉄道風景」』

この6月19日、滋賀県長浜市にある長浜旧駅舎が日本遺産に認定され、今、長浜鉄道スクエア(長浜旧駅舎、長浜鉄道文化館と北陸線電化記念館の3施設)ではそれを記念し、ミニタオルなどを配布しています。

日本遺産は以前、四国の「森林鉄道から日本一のゆずロードへ ─ゆずが香り彩る南国土佐・中芸地域の景観と食文化─」を回ったことがあります。それは2017年(平成29年)5月28日(日)のこと。

日本遺産の件は出かけてたまたま知ったのですが、今日この場所を訪れたのは鉄道写真家「清水薫」さんの追悼写真展を見るため。
清水さんとは5年ほどのお付き合いで、清水さんの写真教室の生徒さんやお仲間の方たちとの年に2回の呑み会(夏のビヤガーデンと冬の宴会)は私にとって、大きな楽しみでした。
また清水さんが講師の撮影ツアーに参加したこともあり、それも不本意ながら思い出になってしまいました。そう言えば鉄道カラオケも行ったっけ。
56歳の突然の死。4月2日の夕方、知人からのメールで知りました。
会場には奥様がおられ、「その日の朝はいつものあの笑顔があった」とのことで、、、話をするうちに互いに言葉がつまってしまいました。
昨年は清水さんの生徒さんと撮影行に出かけたりもしており、これも清水さんの人柄が紡いでくれた縁だと思っています。
清水さんの鉄道写真、好きでした。特に地元滋賀県を舞台にした写真は歩きつくしたからこそ撮れるものばかり。中でも花火の写真(分かる人はきっとうなづいてくれると思う)が私のお気に入り。
合掌。

2020年08月01日 23時08分

くま川鉄道復興祈願切符。

本日、「御礼」と記された宅配便を受け取りました。

くま川鉄道復興祈願切符。

駅名を書いた場所に入場券を入れてみました。

入場券…190円×14駅=2660円

乗車券…340円

以上を足し合わせて3000円。

オマケの硬券。ウルッと来た。

ささやかな応援。私に出来ること。



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プロフィール

稲見部長稲見眞一
<自己紹介>
昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!