2020年09月10日 23時32分

絵はがきに見る鉄道史(2)明治39年「鉄道五千哩祝賀会紀念絵葉書」。

昨日UPした絵はがきと同じ日本の鉄道が開業五千哩(マイル)を越えたことによる「鉄道五千哩祝賀会紀念絵葉書」。

キロポスト。この頃であればマイルポストと言うべきか、それには5000の文字があります。さりげなくちゃんとしているというか、やはりキチンとした仕事は見ていて楽しくなるのはいつの時代も同じと言うことでしょうか。

蒸気機関車の煙の中にも「5000」という数字あり。ところでこの鉄道五千哩の祝賀会は名古屋で開かれています。なぜ名古屋だったのかを調べるつもりでしたがすいません。まだ出来ていません。

絵はがき一杯の社紋(会社のロゴマーク)は、当時の鉄道会社のものであるのは間違いなさそうです。が、この直後、この社紋がかなり消えることになります。

というのも明治39年(1906年)に鉄道国有法が交付され、順次官設鉄道に組み込まれていったのです。

はがきの宛名面。消印が無茶苦茶格好いいではないか。恐れ入ってしまう。

 

 

    

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    プロフィール

    稲見部長稲見眞一
    <自己紹介>
    昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!