2020年09月22日 21時43分
1921年(大正10年)3月8日印刷の「金城名古屋名所図」。
今も昔も名古屋の繁華街と言えば栄(当時は栄町)。
建物であったり電車であったり、それは繁華街の象徴なのでしょうが、それよりも私が気になったのは町を歩く人々。市電はあるにしろさしたる交通機関が無かったと思う大正時代に想像以上に多くの人出があります。
そして熱田築港。名古屋港が整備されるのは1907年(明治40年)のことで、この名所図に描かれているのは今の名古屋港と推定されます。しかし名称は「熱田築港」。
名古屋港管理組合のHP内、『Port of Nagoya 2020‐2021』~名古屋港の歴史 History of the Port of Nagoyaには、1907年に熱田港が名古屋港に改称との解説があり、結局のところ大正10年にもなったものの、まだ熱田築港の名前が根付いていたのではないかと思う次第です。さて正解はどこにあるのでしょうか?