2020年10月01日 11時45分
1933年(昭和8年)8月発行の「市庁舎竣工 市営十周年 記念 大名古屋祭花電車」の絵はがき。
屋根にある「祝市営十周年」が目立つ花電車。意匠は工場がテーマでしょう。きっと。
中京工業地帯という言葉がいつからあるかは分かりませんが、今から半世紀前の高校生の時にはあったと記憶しています。日本を代表する工業地帯であることは間違いなく今も続いています。
ところでこの花電車のスポンサーは?
工場を囲む半円の右下に小さなプレートがあり、そこには「矢場町 名倉商会」の文字が見えます。しかしそれが資金提供を意味するかどうかまでの判断は出来ませんでした。
車体横には「タマゴシャンプー」、全面には「玉子洗粉」の文字あり。「タマゴシャンプー」で検索するとヒットするので、その会社と関係はありそうです。(名古屋の会社)
こちらのスポンサーはコロムビアかと思えばどうやらそんな単純では無さそう。
「コロムビア専売店」「蓄音機とレコードは三福 広小路」までは読めました。
さて当時の蓄音機とレコード事情はどうだったのでしょうか?それに関する論文を一つ見つけたので、この1枚の写真を深掘りするべく、読んでみようと思っています。(今のところは、思っている、、、です)
こうした絵はがきを、電車の側から見るか?それとも装飾に時代を感じるか?は人それぞれです。因みに私はこうした装飾(広告)を面白いと思う派です。