2020年10月02日 11時52分

絵はがきに見る鉄道史(19)市営十周年記念 大名古屋祭花電車。その3。

1933年(昭和8年)8月発行の「市庁舎竣工 市営十周年 記念 大名古屋祭花電車」の絵はがき。

花電車のどこを見ても資金提供者名が見つけられませんでした。当の名古屋市が作ったものかも知れません。

電車のセンターに構える武将は誰?その右側は愛馬?深まる謎。

電車だけかと思っていたら「花バス」の絵はがきもありました。ところで「花バス」と書きましたが、写真の左下に「大名古屋祭花自動車」の文字があり、当時「花バス」という言葉はまだ無かったのかも知れません。

さて昭和8年の絵はがきを見てきましたが、そもそも「花電車」「花自動車」っていつからあるの?という疑問にぶち当たりました。これが今回の宿題。私が会員のNPO法人名古屋レール・アーカイブスで何か資料が見つけられないか探してみます。

    

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    プロフィール

    稲見部長稲見眞一
    <自己紹介>
    昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!