2020年10月09日 22時14分

絵はがきに見る鉄道史(20)大名古屋。

「大名古屋」という絵はがき集。名古屋に「大」と付けるのはまあ昔からあるのですが、個人的には少々気恥ずかしくならないでもない。

やはり外せない「熱田神宮」。

名古屋駅前。活気が溢れています。

地下鉄名古屋駅。今はホームと地下街の2層が一度に見られる風景は見られません。それでもこの風景は私の記憶の中に薄らと存在しています。

ところでこれらの写真はいつ撮影されたのでしょうか?

その手がかりが同封の名古屋観光案内図。ポイントは地下鉄東山線が「名古屋」~「東山公園」間であること。そして名城線がまだ開通していないこと。

池下が終点だった地下鉄東山線が東山公園まで伸びたのは1963年(昭和38年)4月1日。一方で名城線の栄町~市役所間が開通したのは1965年(昭和40年)10月15日。以上から撮影期間は1963年~1965年に絞られます。

そこから先は…。名古屋駅前の名鉄バスも市バスも、ボンネットバスの姿がほぼ見えません。年代特定の決定打はありませんが、1965年でほぼ間違いなかろうかと思っています。

    

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    プロフィール

    稲見部長稲見眞一
    <自己紹介>
    昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!