2020年10月15日 20時06分

井上安治作 東京真画名所図解 「髙縄鉄道」。

浮世絵と錦絵の違い。ネットでの情報を纏めると下記の様になりました。

浮世絵とは江戸時代に流行った庶民のための絵画で、「浮世」と言うほどですから暮らし、風俗といった時代を描いたものであって肉筆画と木版画があります。

一方錦絵は浮世絵の内、多色刷りの版画のことで、例えば昨日UPした浮世絵は、錦絵とも言えます。ネットオークションサイトでも、私の場合は「浮世絵」と「錦絵」と両方で検索をかけたりしています。

さて今日は錦絵の続き。 井上安治(いのうえやすじ)作「髙縄鉄道」。 井上安治は明治時代前期の浮世絵師で、この作品は1882年(明治15年)頃か、それ以降のほど近い時代の作品と推察されます。どうしてそう言えるのかですが、この絵師は1864年(文久4年/元治元年)に生まれ1880年(明治13年)頃 にデビューしたものの、1889年(明治22年)9月14日に亡くなっており、そうした記述のあるネットでの情報を参考に私なりの結論を出してみました。

※参考:東京都府中市美術館ウェブサイト。

ところでこの錦絵の大きさははがきより一周り大きいサイズ。(11センチ強×17センチ強)

他の錦絵に比べ随分小さいものです。最初は本物?と思ったのですが、調べたところやはりこのサイズがズバリでした。

    

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    稲見部長稲見眞一
    <自己紹介>
    昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!