2020年10月23日 22時18分

絵はがきに見る鉄道史(27)尾西鉄道デボ200形電車。

尾西鉄道デボ200形電車。

そもそもの尾西鉄道ですが名鉄尾西線の前身で、1898年(明治31年)4月3日、弥富駅 ~津島駅間が開業。その後森上、萩原、一宮と延伸し、最終的に1918年(大正7年)、木曽川港駅(貨物駅)まで開通し、全通しました。

電化は1922年(大正11年)から始まり、翌1923年(大正12年)に全線で完成しています。なお名古屋鉄道に買収されたのは1925年(大正14年)の事ですが、当時の名古屋鉄道は今の名古屋鉄道ではなく、その後名岐鉄道となり、1935年(昭和10年)に今の名古屋鉄道となっています。

ということで、このデボ200形電車は尾西鉄道の電化が本格化するに従い増備されたものであると言って間違いないでしょう。

3つのドアがあるので、各駅でそれなりの乗降があったと言うことでしょうか?それとも当時の標準?もっとも単行電車なので、それほど乗客が多かったとも思えません。さて真実は如何に?



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プロフィール

稲見部長稲見眞一
<自己紹介>
昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!