2020年11月01日 23時10分
木曽の地に網の目の様に線路が張り巡らされていた木曽森林鉄道。今の赤沢森林鉄道はその一部で、廃線後に一旦線路が剥がされたものの、1985年(昭和60年)の伊勢神宮御用材伐採のため再び線路が敷かれました。そしてその2年後、観光施設としての「赤沢森林鉄道」がついに復活し、「森林鉄道」が現代に復活したと言うことで当時、大きな話題を呼びました。
木立が線路を覆い隠すような令和のこの風景は、きっと森林鉄道が“現役”だった頃とあまり変わっていないのでは?この写真では機関車の顔が見えるものの客車は良い感じで隠れており、雰囲気だけは材木を運ぶ列車そうろう。
営業運転が終わり、煙をはくボールドウィンの撮影会の始まり。
機関車が煙をはいていますがこれは舞台やテレビでも使われる「スモークマシン」を使った疑似「煙」。
また自力で走ることが出来ないので、ディーゼル機関車が後ろに付いています。
もっともスモークマシンだけでは煙が上々になることはなく、発生させた煙をコンプレッサーを使って空気を押し出すことでこの走っている感を表現しています。