2020年11月23日 11時24分

絵はがきに見る鉄道史(32)東京駅。

東京駅。年代特定の難しい1枚。駅頭の雰囲気から1914年(大正3年)12月20日の開業以降であることは確定として、では何時なのだろう?

写っている東京市電の形式が特定できれば、、、と思いつつも手元に資料無し。2扉のボギー車、2重屋根(ダブルルーフ)、運転台がオープン(吹きさらし)までは何とか分かる。

その条件に当てはまる(言葉であって、形そのものではありません)電車を探してみると、1915年(大正4年)に登場した東京市電気局の路面電車/1471形電車が近いと思うのですが、、、。

また手前に自動車が停車(?)していますが、電車の横には荷馬車もいます。ただ荷馬車では時代特定が出来ません。自動車ならば可能かと思いつつ、自動車の博物館で、日本の自動車史に詳しい方にお聞きするしか無さそうです。

※この絵はがきは2018年11月25日にもアップしています。

まあそんな堅苦しいことはともかく、今の東京駅。

2012年10月17撮影。日本の駅の中で、「優美さ」において私の中では一番の存在です。

おっと本題から外れましたが、絵はがきの撮影時期は昭和に入った1925年前後と思っています。

    

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    プロフィール

    稲見部長稲見眞一
    <自己紹介>
    昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!