2020年12月07日 17時45分

スピンドルケースのHOナロー。

まず前提です。日本でよくみられる鉄道模型/Nゲージの車両の縮尺は1/150(新幹線は1/160)が一般的です。

次に表題のHOナローとは、Nゲージの線路を使い、HOの縮尺(1/87)の模型を走らせる世界観です。

もう少し詳しく解説すると三岐鉄道北勢線や四日市あすなろう鉄道といった狭軌鉄道(ナロー)の車両をNゲージの縮尺にすると線路の幅が5mmとかになったりするので、そうではなく、Nゲージの線路をナローの線路幅に見立て、それに見合う大きさの車両を作り走らせることをHOナローと言います。その代わり、ジオラマなどでは、Nゲージ縮尺ではなく、HO縮尺で作る必要があります。

またスピンドルケースが何かと言えばDVDなどの纏め売りで使われるケースだそうで、今回ネットで調べて、その名前を初めて知りました。

そのケースを使いNゲージの線路を使った鉄道模型/HOナローを作った方がいます。NPO法人名古屋レール・アーカイブスの会員さんですが、その方が先週土曜日の定期活動日をそれを持参され、しばし遊んでしまいました。

DVDとほぼ同サイズの円形レールはあるはずもなく、フレキシブルレールという自由にカーブを作ることのできる市販品を、無理やり曲げたそうですが、1日では出来ず、数日かけて少しずつ形を整えたそうです。

架線から電気を取ることはしていませんが、一見架線集電の如く見えます。

架線の繋ぎもなかなか。で、このレイアウトを、短く加工したPCCカーが結構なスピードで、架線からポールを外すことなく爆走します。

明日はもう一つのレイアウトを紹介します。

    

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    プロフィール

    稲見部長稲見眞一
    <自己紹介>
    昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!