2020年12月12日 21時56分

絵はがきに見る鉄道史(39)熱田神宮御遷座記念絵葉書。

遷宮…式年遷宮の「式年」とは定められ年を、「遷宮」とは宮を遷すことを意味します。式年遷宮は20年に一度、東と西に並ぶ宮地(みやどころ)改めて、古例のままにご社殿や御装束神宝(おんしょくぞくしんぽう)をはじめ全てを新しくして、大御神にお遷りいただくお祭りです。

※伊勢神宮ウェブサイト内の「遷宮について」から転載。

遷宮は神宮(伊勢神宮)のことで、それ以外の神宮については「遷座(せんざ)」という記述もみられますが、熱田神宮のウェブサイトの「熱田神宮の歴史」では「1935年 昭和10年 遷宮」とあるので、何某かのきまりはあるのでしょうが、私の探求はここまで。

ということで熱田神宮御遷座記念絵葉書(発行:名古屋市電気局)。

まずは熱田神宮鎮皇(ちんこう)門。第二次世界大戦で焼失したとの記述を見つけました。

本殿。真新しい。

きっと名古屋の街を走ったであろう花電車の造形美。ここは敢えて美術品と言いたい。

私の知る昭和30年代、40年代の花電車とは全く異なる印象。

バスだって負けていない。何か大きな節目があればこうした花電車、花バスが走っても良いと思う。



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プロフィール

稲見部長稲見眞一
<自己紹介>
昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!