2020年12月15日 14時59分

絵はがきに見る鉄道史(41)樺太/大泊。

樺太の位置関係の整理。1939年(昭和14年)12月号の時刻表(日本旅行協会)の路線図。

右下の大泊は現在の「コルサコフ」。真ん中の如何にも中心地らしい「豊原」が「ユジノサハリンスク」。西海岸(左側)の上の方に真岡(現在のホルムスク)があり、南端が本斗(現在のネヴェリスク)です。

この絵はがきは楠渓町(なんけいちょう)駅。稚内からの連絡船が到着する「大泊」の町の中心駅でした。もともと大泊(おおどまり)という駅名で開業したのですが、1913年(大正2年)に改称しています。

ところが上の路線図にこの楠渓町駅が見当たりません。

時刻表では「大泊」の下に「楠渓町」あり。なぜそうなっているかは不明。

    

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    プロフィール

    稲見部長稲見眞一
    <自己紹介>
    昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!