2020年12月23日 11時00分

正縮尺の鉄道地図本。

*新潮社刊「日本鉄道旅行地図帳」(2008年刊 監修:地図研究科/今尾恵介)

たまたまの話の展開で、『新潮社の鉄道地図本より遥か以前、正縮尺で、鉄道地図本が出ていた』ことが話題に。

それは1966年に鉄道図書刊行会(株式会社電気車研究会)から出版された「日本鉄道線路図」という書籍とのことで、「鉄道ピクトリアル」誌の2009年1月号に復刻版が掲載されていることも教えて頂きました。
ここまではお安い御用。(笑)
さてここから本家本元の「日本鉄道線路図」を捜す!という事になるのですが、NPO法人名古屋レール・アーカイブスの蔵書にあるのでは?と微かな期待は持っていました。しかし、事務所で蔵書リストを検索しても見当たりません。
ただリスト化されていない蔵書も相当数あるので、所蔵庫を徹底的に探したところ、、、発見!!
書棚を見て回り、書架が残り3本となったところで目に飛び込んできました。
私好みの軽便鉄道「歌登村営軌道」の地図。
名古屋市内に市電が走っている時代。電停名は手書き?ところどころ訂正?がありますが、詳細は不明。
さて「正縮尺の地図」の定義ですが、「日本鉄道線路図」は確かに正縮尺ですがイメージとしては白地図です。それもあって新潮社刊「日本鉄道旅行地図帳」の方が“地図”らしいと思えます。よって「日本初」のキャッチフレーズはそれはそれで良しと言えそうです。
    

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    プロフィール

    稲見部長稲見眞一
    <自己紹介>
    昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!