2020年12月25日 17時33分

絵はがきに見る鉄道史(44)大名古屋三十二景の3。

12月20日にUPした市電の路線の話の補強。これは1939年(昭和14年)発行の電車運転系統図。3系統が栄町起終点となっています。

「ビル並ぶ広小路通り」。電車とバスと車。それより自転車が目立ちます。こうした写真を見ると当時の生活を垣間見ることが出来ます。

「百貨は松坂屋」。建物に掲げられた大型の看板には「綿布破格廉売」とあり、今風に言えば「バーゲンセール」。

「県政を司る愛知県庁」。昭和12年まではこの姿で、昭和13年3月には今の愛知県庁本庁舎が完成し移転していますので、その事実からもこの絵はがきの作成時期が特定できます。

「広壮なる名古屋市庁舎」。いちいち辞書を引かないと良く分からないタイトル。

 

    

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    プロフィール

    稲見部長稲見眞一
    <自己紹介>
    昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!