2021年01月07日 22時44分
2020年10月08日に(旧)山陰本線/保津川橋梁の写真をUPしています。
現在の嵯峨野観光鉄道トロッコ列車の保津川橋梁。この鉄橋は実は2代目。
初代保津川橋梁。1899年(明治32年)に完成し、1928年(昭和3年)まで使用され、その後1枚目の写真の2代目にその役目を譲りました。
ところでこの絵はがきでは保津川下りが写っています。明治時代には既に観光客相手の遊覧船があったとのことで、さてこの写真が撮影されたのはいつでしょう。
こちらも初代保津川橋梁。鉄骨の組み方で初代と判断しています。
くっきりした写真ではない上に着色しているので、ディテールがはっきりしません。ただ何となくタンクの蒸気機関車+小型客車に見えます。そうするとこの区間を1899年(明治32年)に開通させた「京都鉄道」の可能性が高まります。
とまあ私の歴史推理はここまで。勘では明治40年代頃ですが、、、。
こちらは名古屋の向野橋(こうやばし)。手近な撮り鉄ポイントとして知られていますが、何とこの橋は初代保津川橋梁。そんな縁で初代保津川橋梁の絵はがきを2枚集めたのですが、思わぬ所に転用され、今も現役とはなかなかしぶとい鉄橋です。
もう一点。この向野橋があるので、絵はがきが初代保津川橋梁と特定できています。そうっ、鉄骨の組み方が、遠目ではその違いが分かりにくいのですが、写真をトリミングするとはっきりと違いが分かります。