2021年02月10日 13時45分
昭和22年(1947年)は、日本の鉄道が明治5年(1872年)に開通してから75年の節目の年でした。
NPO法人名古屋レール・アーカイブスに寄贈された記念切手、記念の消印で一番古いのがこれ。
切手は弁慶号。開通時の1号機関車ではなく弁慶号。ひょっとすると1号機関車よりこちらの方が世間に知られていたのかも知れませんね。
一方、消印はEF57(で、間違いないはず)。鉄道省が太平洋戦争前に製造した最後の旅客用電気機関車で、国鉄になったからも東海道本線の客車の先頭に立っていました。
それにしても戦後の昭和22年にしてこうした記念切手、消印が発売されているという事は、すでにその頃、ある程度は混乱の時代を抜けつつあったという事ではないでしょうか。