2021年03月12日 10時43分

惜別 DD51 思い出語り。

1969年(昭和44年)9月28日、関西本線蟹江~永和間を行く227レ。

関西本線の旅客列車の無煙化を前に撮影に出かけており、その際の1枚。

1970年(昭和45年)8月1日。中央本線宮ノ越駅。

私が撮影しているDD51牽引の旅客列車が登場し始めて間もないころの数少ない写真。

蒸気機関車を駆逐したディーゼル機関車ということで当時の鉄道マニアにはすこぶる評判の悪かったこの形式ですが、私自身は熱心な撮り鉄ではなく、また蒸気機関車への思い入れもそれほどでもなく、何だか不思議な形の機関車が登場したんだなあと思った程度でした。

2015年1月26日の「トワイライトエクスプレス」回送。

単なる乗り鉄ならば琴似駅でこうして待ち受けることは無かったでしょうが、JR北海道のDD51重連が牽く夜行列車はそれでも撮影する価値があり、多くの方が撮影されたその気持ちは良く理解出来ました。もっとも私は手軽な駅撮り。

苗穂駅を通過する「カシオペア」。2015年1月27日撮影。

こちらは日本ではありません。タイのノンプラドゥク・ジャンクション駅。日本での活躍を終え、工事列車の牽引用に輸出されたもので、北斗星のヘッドマークは同行者の手製です。

DD51は貨物列車でその存在感を示していましたが、実のところ私はその姿を殆ど撮影していません。

残念と言えば残念。でも、令和の時代まで私を楽しませてくれたので、最後の最後までちゃんと動くように整備をされたJR貨物のスタッフの方に感謝するのみです。

    

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    プロフィール

    稲見部長稲見眞一
    <自己紹介>
    昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!