2021年05月04日 17時10分
昨日UPしました「近畿日本鉄道案内図」。
近鉄の歴史をフィールドワークで探究している知人から思わずご教示がありました。それは…。
近鉄ではなく名鉄。
名古屋駅の北側にある「枇杷島橋駅」がその鍵。枇杷島橋駅があったのは1912年(大正元年)8月6日から1949年(昭和24年)7月31日の間。
そうすると信貴線の東高安駅がもとの「信貴山口駅」から改称したのは1948年(昭和23年)7月1日なので、この地図が作られたのは、表記されているものが全て正しいとした場合、1948年(昭和23年)7月1日から1949年(昭和24年)7月31日の約1年の間となります。
本来こうした発行年の無い印刷物、写真等の時代考証は、対象物を隅から隅まで俯瞰しつつ、敢えて重箱の隅を楊枝でほじくる着眼点が必要かと思います。そんな基本を今回、私はすっ飛ばしており深く反省!
ではありますが、こうした作業は面白いと思ってやっています。