2021年05月14日 22時37分

“絵はがきに見る鉄道史(52)名古屋駅新貨物取扱所。

かつての名古屋駅は現在の笹島付近にありましたが、駅構内が手狭になったことから貨物と旅客の取り扱いを分離し、旅客は現在の名古屋駅の場所に移転、貨物は現在の「ささしまライブ」の場所に移転しました。

「名古屋駅新貨物取扱所貨物ホーム」。後に「笹島駅(ささじまえき)」を名乗ることになるのですが、それは昭和12年(1937年)に(新)名古屋駅の開業に併せ、「名古屋駅」から正式に分離しての改称でした。

貨物駅は当初、名古屋駅の「貨物扱い」の場所が移転したという扱いだったようで、昭和4年(1929年)から表題の名称で現「ささしまライブ」の地で営業を始めました。この写真はまだ建設中と思われ、かなり珍しいと思われます。

「鋸歯形」とありますが、写真からのこぎりホームの構造がしっかりと分かります。

貨物駅の本屋。

毎日ではありませんがかなりの頻度でオークションサイトを見ています。そうすると時々、こうした名古屋の鉄道史に関する資料を発見します。そうした発見も在宅鉄活動の楽しみです。

    

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    プロフィール

    稲見部長稲見眞一
    <自己紹介>
    昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!