2021年05月17日 11時44分
昨日の時間表を表面としたら今日は裏面。
1913年(大正2年)3月29日 に愛知電気鉄道(現在の名古屋鉄道)常滑線が常滑まで開通。同年8月31日に常滑線で未開業だった神宮前~秋葉前間も完成し、神宮前~常滑間が全通しています。裏面はその愛知電鉄からの乗継ぎ時間表。
常滑での電車とバスの乗継ぎ時間はわずか2分!短い編成の電車から、目の前に停まっているバスへの乗換え故の設定でしょうが一言、驚きです。ところで「神宮前」が「熱田」となっています。
昨日の表面で、トリミングした部分の少し上。ここには「名古屋」に続いて「熱田」もあり、経路の選択の余地を作ったのかも知れません。
さて常滑を出たバスの終点は?それは内海。
熱田(神宮前)を7:20に出た電車は常滑着8:19。バスは8:21に出発し9:21に内海着。約2時間の行程です。
一方現在のJR線経由。
熱田を7:29に出発し、武豊着は8:24。バスは8:27に出発し、内海着9:12。移動時間は1時間40分ほど。
地図を見てもらえば分かるのですが、武豊から河和経由で内海に向かうルートはほぼ直進する形になっており、昭和初期の道路事情なども勘案すると、これが恐らく名古屋から内海~師崎への最短ルートだったのでしょう。
よって常滑発のバスは内海以南へ直通しなかったと推察しています。