2021年06月22日 12時07分

月1の鉄道模型講座、6月19日。ポイント修理作業。

ジオラマの右側のポイント。実は私の失敗で、動きません。何かって言うと、線路の両サイドにバラストに見立てたパウダーがまいてあり、それを固定するために糊を使って固着させています。その作業時に、講師の方から「くれぐれもポイントのスイッチ(作動部分)には注意して下さい」と言われていたにも関わらず、ポイントの裏側に糊が回り、結局「動かずのポイント」になってしまったのです。当該作業時には十分留意し、ポイントのスイッチが動くことも確認していたのですが、糊が糊の役目を果たすまでには時間が掛かることを今回、身をもって学びました。

と、講座中にぼやいていたら、生徒の方から「多分、直ります」との有り難いお言葉。早速糊付けしていたポイントを剥がします。

ポイントを分解。

ネジを外し、貼り付いた糊を剥がしていきます。書けばこれだけの事なのですが…。

私ではネジを外したところで間違いなく2~3個行方不明になること間違い無し。何せ小さいのだ!

入り込んだ糊を少しずつ丁寧に取っていく作業も、私ならば老眼鏡+虫眼鏡でも対応仕切れない。しばらくして復旧工事終了。模型って何?をまた一つ学んだ気分。生徒さんにはただただ感謝ですが、改めて経験の力の大切さに気付かされました。

不具合があれば、それを修正する。考えてみればどんな仕事にも通じることですね。糊付けしたら修正(ポイントを剥がしての作業)が出来ないだろうとの思い込みが私にありました。

少し素直な言い方ではないものの、模型の面白さをまた一つ知りました。



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プロフィール

稲見部長稲見眞一
<自己紹介>
昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!