2021年07月10日 11時15分
名古屋鉄道の御乗車記念。「御乗車記念」ですから、乗った方に配布していたのでしょうか?それとも乗客に売っていたのでしょうか?
誰にでも配布とは考えにくいので、例えば特急の乗客だけとか?考えるのはこれ位にして次に進めましょう。
聚楽園大仏、豊川稲荷、新箱根ドライブ、天竜峡、岡崎公園、鳳来寺。
聚楽園大仏は1927年(昭和2年)に開眼供養。(参照;東海市観光HP)
新箱根ドライブを走るバス、レオ号は1934年(昭和9年)から運行開始。(参照;名古屋鉄道社史/1961年)
但し、いつまで走っていたかまでは不明。
南知多、新舞子海水浴場、内海海水浴場、長浦海水浴場、小倉公園、新舞子帝国大学水族館。
長浦海水浴場のタコ(鉄筋コンクリート製の「タコのターちゃん」)のオブジェは、1927年に作られた物。(参照;知多デジタルミュージアム デジタル写真館 ~知多の記憶~)
小倉公園については、常滑市に小倉の地名を見つけたもののそこから先、不明。絵はがきになる位だからそれなりだっとは思うものの…。
最後の砦は新舞子帝国大学水族館。東京大学の施設で、昭和11年8月、新舞子駅の西側に東洋一の水族館として開館したものだというところまでは分かりました。(参照;東大農学部の歴史HP)
ということで結局のところ1937年(昭和12年)以降であることは分かったような、そしてその先は分からないような頼りない歴史検証。
最後に私の結論は、昭和12年に名古屋で開催された名古屋汎太平洋平和博覧会(1937年(昭和12年)3月15日~5月31日)の輸送を、名古屋鉄道も担ったとのことでしたので、それと3400系の登場を合わせて発行、配布された物であろうと言うこと。
さてここから進むことは出来るのだろうか?
などなど堅い話はさておき、私自身は古い絵はがきを見て往時を偲ぶのがただただ好きなだけで、今回も楽しい時間を過ごすことが出来ました。