2021年09月30日 9時49分

尾西線玉野駅近くの明治時代の遺構。

名鉄尾西線玉野駅界隈の爺散歩は普通は行かないよね、という場所。目的は尾西線の前身、尾西鉄道が1899年(明治32年)7月18日に森上駅 ~ 萩原駅間を開業させた時からの遺構。
この写真は日光川を渡るために築堤を上っていく電車(萩原→玉野)。そしてその左隅にある小さな鉄橋がそれ。
水抜門と言うのだそうです。川を渡るためではなく、鉄道堤で水が田に貯まらないようにするもので、伊勢湾台風の時には役だったそうです。
(一宮市のウェブサイト「萩原再発見 近代~現代編 Vol.007」参照)
実はこの鉄橋、グーグルマップで新幹線の撮影地がどこかに無いかと探していた時に偶然見つけてしまいました。
コンクリートで補強されていますが、煉瓦積みであることが分かります。
19世紀が今も現役。それにしても世の中には知らないことがまだまだあるものですね。
    

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    プロフィール

    稲見部長稲見眞一
    <自己紹介>
    昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!