2021年10月16日 21時36分

鉄印帳の旅(22)三陸鉄道リアス線。

釜石駅10:58発の2011D宮古行き。この列車、(かつての南リアス線)盛発10:33の2207Dが列車番号を変えて直通するもので、以前はJRのホームであった4番線からの出発です。時刻表を見ると盛駅~釜石駅~宮古駅方面を直通しない(折り返し)列車でもここで接続する設定になっており、盛駅とを結ぶ釜石駅始終着の列車も含め全列車がこのホームを使っているのではないかと推察しています。

南リアス線時代のホームには36(さんりく)-700形式の車両が停車中ですが、車両番号は読めませんでした。

鵜住居駅で交換した5010D。恐ろしくインパクトの強い「イシツブテ」って何?と思って調べたらポケモンのキャラクターの一つらしい。 岩手県広聴広報課の資料にもあったので、ラッピングの通りの岩手県とのコラボ企画らしいけど、言えることは私の世代は知らなくても仕方がないということかな?

津波対策の巨大な堤防。

吉里吉里駅に反応するのは井上ひさし作の小説「吉里吉里人」を読んだ人。

沿線の絶景ポイントでは運転士さんのアナウンスが入ります。

もっとも東日本大震災以前と変わらぬ風景の場所はほぼ無さそうです。

岩手船越駅近くの鯨と海の科学館には、津波の到達した高さが分かるようになっていました。

この日、列車から見た海はただ穏やかで、2011年3月11日を想像することは出来ませんでした。

津軽石駅。この駅についてはJR時代と三陸鉄道への移管を見据えての改修工事を行った部分が混在している感じ。もっともあくまでも私の印象です。

移管した区間の全線を実際に乗ってみて感じたのは、ほぼ「新線」に近いと言える復旧だということ。聞いてはいたものの乗ってみて改めて実感。ただ乗客数がどれほどかが心配ではあります。

宮古駅到着直前閉伊川(へいがわ)に架かる第34閉伊川鉄橋。東日本大震災で流出した橋桁はご覧のように復旧しました。またここを渡る際は是非、一番前でお楽しみ下さい。鉄橋で羽を休めていたウミネコたちが逃げる逃げる。いつもかは不明ですが、クスッと笑える風景です。

宮古駅到着。かつてあった三陸鉄道の駅舎が「駅」としては使用されなくなっており、何とJRの駅舎であった宮古駅が共同使用となり、JRと三陸鉄道の窓口が隣り合っていた!

鉄印は3種類。背景が異なっており、一番右側が本来のもの。これを鉄印帳に貼りました。入場券についてはまた明日。

    

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    稲見部長稲見眞一
    <自己紹介>
    昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!