中京テレビ

2021年10月24日 10時10分

鉄印帳の旅(29)まつ子さんの直筆鉄印。

由利高原鉄道の鉄印は3種類。下2つは事前に用意され、日付を由利鉄の方が記入するタイプ。上が今回のお目当てである矢島駅売店のまつこさんが直筆で記帳してくれたもの。これまでは全て鉄印帳に「貼る」ものだったのですが、初めて鉄印帳に直に記入。

なお下の2つは由利高原鉄道36周年記念鉄印で、この10月1日から販売開始。これから1年間手に入れることが出来ます。

書いて頂ける書体は4種類から選べるのですが、正直言ってこれは迷います。思い掛けない事態に私も数秒のこととは言え、悩みました。

帰りの車内。整理券の発行機にも工夫あり。由利鉄の方のお気持ち、観光客の心には届いていますよ。

こちらは乗務行路表(乗務員行路表?)の置き場所。鉄道員の後ろ姿の指差喚呼(しさかんこ)のイラストは、きっと私の様にこうして覗き込み人がいることを分かってやっている確信犯。

出掛ければそこには何か発見あり。由利高原鉄道の前郷駅~矢島駅間はタブレット閉塞、羽後本荘駅~前郷駅間はスタフ閉塞となっているのですが、前郷駅からのスタフがとにかく可愛い。一見の価値あり。

1日の乗降客数が1人とか2人の「曲沢駅」で下車。乗ってきた列車を見送ります。考えてみれば凄いですね。秘境駅とも言える駅に「下車」する経験ってなかなかありません。もっとも列車本数がそれなりにあるので出来る訳ですが。



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プロフィール

稲見部長稲見眞一
<自己紹介>
昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!