2021年10月27日 17時16分

鉄印帳の旅(32)信楽高原鐵道信楽駅にて。

信楽駅前。

駅名標の前には信楽焼のたぬきさん。

駅を出てすぐ左側には大だぬき。マスクをしてハロウィーンなのは今どきと言えば今どき。緑色の公衆電話が不思議なアクセントになっています。

駅前を歩いていて渡った橋には信楽名物の紹介あり。

そこに信楽高原鐡道を発見!

信楽駅に来たら是非、見てほしいもの。それは駅構内に展示されている「信楽高原鐵道列車衝突事故」の資料類。

1991年(平成3年)5月14日に発生した痛ましい事故を忘れないためにあえて展示しているとのこと。

事故のことはもちろん覚えていますが、それをこうして残しているとは知りませんでした。地元の方たちが事故を乗り越え、この鉄道を残すという強い気持ちがあったからこそこうして「鉄印帳の旅」にも出られるのですが、楽しいだけではなく、こうして鉄道の負の歴史に触れることもまた「鉄印帳の旅」ではないでしょうか。

鉄印を授与されるにはほんの数分しかかかりません。ただ集めるだけなら、到着して数分後に出る列車で戻ることも出来ます。でもここでは1本、後の列車に乗車する選択をしていただければと思っています。

この車両の顔に隠されたある秘密。展示を見て改めてこの写真を撮影しました。「レールがつなぐ くらしと未来」を感じる1日となりました。



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プロフィール

稲見部長稲見眞一
<自己紹介>
昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!