2021年11月22日 23時01分

鉄印帳の旅(40)土佐くろしお鉄道。

11月4日(木)。この日は土佐くろしお鉄道の鉄印帳の旅。

朝一番で「ことでん」撮影散歩。

朝食は今月末で閉店の「連絡船うどん」。高松駅構内にありますが、改札口を入らずとも、お店の裏側で食することも出来ます。私の知人に、「高松」に来たらここでうどんを食べることが“儀式”という方もいるほどです。ただ今の営業時間は7:20~14:20(水曜日定休)。行かれる方は要注意です。

ところで私は宇高連絡線に乗っている世代ですが、何と今回初めて「連絡船うどん」を味わいました。これまでこの選択をしなかった理由は思い当たりません。単なる「その時の流れ」で、到着時は大体夕方なので駅を出て、居酒屋へ直行。出発時は朝早くが多く、多分ギリギリまで寝ていて、やっとこさで列車に乗り込んでいたと思う。その証拠に、ことでんを朝一で撮影したのは今回が初めてだったりします。

土佐くろしお鉄道の鉄印は、中村・宿毛線中村駅もしくはごめん・なはり線の安芸駅で記帳できます。で、今回私は、高知県安芸市の安芸駅を目指します。乗車するのは右側に停車中のJR四国2700系気動車。それにしてもお隣のマリンライナー/JR四国5000系電車との高さの違いが際立っています。振り子車両の低重心と2階建てグリーン車との列車設定の目的の違いでしょう。初乗車のこの形式、2700系。なかなか格好いい。それとこれまでの2000系気動車に比べ同じ振り子式ながら、乗り心地が随分進化し、カーブ通過時の感覚が滑らかになった気がしました。なお科学的な根拠はありません。あくまでも私見です。

高松駅発  08:25 しまんと5号(高知駅行き)

後免駅着  10:29

後免駅発  10:43 5864D しんたろう2号(奈半利駅行き)

安芸駅着  11:36

阿波池田駅を目指して徐々に高度を落とすこの界隈の風景は、何度見ても飽きません。

もしも土讃線に乗る機会があるなら、坪尻駅から阿波池田駅、大歩危駅界隈は是非、眠ることなく目を開けて車窓を楽しんで頂きたいと思います。

後免駅からは土佐くろしお鉄道/ごめん・なはり線(阿佐線)の9640形1S「しんたろう号」に乗車。

太平洋を渡る風を感じながら絶景を直に楽しめるオープンデッキ付の車両。他の列車に比べ、ゆっくりゆったり走っていると感じました。

ここから話しは朝一番のこの日の行動に繋がるのですが、この「しんたろう号」に乗ることを前提にこの日のスケジュールを組みました、それゆえことでん~連絡線うどんとなるのですが、高松駅発8:25のしまんと号はこの時間にして高松発の3列車目。効率よく回るならばしまんと1号06:04発、しまんと3号07:23発があるのですが、まあ今回はそこまでしなくとも、以前から乗りたかったこの列車への乗車を最優先した次第です。

安芸駅。ホームには「タイガース列車」が停まっていますがこの写真では分からないですね。

左側が本来の鉄印。右側が「コラボ鉄印」。なお2種類とも安芸駅と中村駅ではデザインが異なります。またいつか中村駅に出掛けよう。

昼食。安芸のご当地グルメは「釜あげちりめん丼」とのことで駅前のお店に入る。

値段も手頃で納得の味。

鉄印帳の旅では、心身共にゆとりある行動をしており、それゆえか以前に来たことのある駅であっても初めて気付くオブジェあり。そもそも由来を書いた案内を読む余裕はこれまで無いに等しい状況でした。

これから高知に向かう列車に乗車。タイガース列車との2両編成かと思いきや、タイガース列車は奈半利駅行き。手前が高知駅行き快速列車。

連結器は繋がっていませんでした。

安芸駅発 12:38 5833D 快速(高知行)

高知駅着 13:33

高知龍馬空港発16:05  FDA346便

名古屋飛行着着17:05

車体側面の沿線案内もにぎにぎしく出発進行!

高知駅到着。



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プロフィール

稲見部長稲見眞一
<自己紹介>
昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!