2021年12月27日 13時29分

鉄印帳の旅(62)鳥栖駅にて。

鳥栖駅。歴史的建造物として保存が検討されていたと思いますが、どうなったのでしょうね。

ここから松浦鉄道の鉄印を授かりに佐世保を目指します。

10代後半から20代前半にかけて何度か通っている地下通路。その当時と違うのは恐らく点字ブロックの存在でしょうか。

昭和の頃、東京・大阪と九州を結ぶブルートレインの全盛期には多くの列車がこのホームに停まっていた。その当時の活気を今、感じ取ることはなかなく難しいものがありますが、駅ホームのうどん屋さんはその変遷をずーっと見ているのでしょう。

駅ホームの屋根の支柱に古レールが転用されているのはよくあること。それでもこうして案内が表示されているのは珍しい、

鳥栖駅発12:58 みどり11号(佐世保行)到着。佐世保駅着は14:27。

立って食べるか座って食べるか迷った末に座って食べることにした。

私が鉄道に乗りまくっていた20代の頃、駅弁という選択は最後の手段で、この駅弁が食べたいと思って買ったのは本当に例外でした。何故なら金欠の若者にとって駅弁は高価な食べ物で、その割に中身は今一つでした。それもあって駅のホームの立ち食いそば、うどんは本当によく食べていました。そしてそれは「美味しかった」という記憶とともに私の心の中に今も残っています。

ただ時代は流れ、コンビニ飯や大都市の駅ならばデパ地下の弁当を買って列車に乗るようになり、そして今は結構な頻度で駅弁を買って食べるようになっています。理由は味と値段のバランスが良いと思えるようになったからです。700円のかしわめし。美味しかったです。



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プロフィール

稲見部長稲見眞一
<自己紹介>
昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!