2021年12月30日 21時28分

鉄印帳の旅(65)西九州新幹線武雄温泉駅。

JRのホームからの撮影。これで正面の山に家が立ち並んでいたら面白い構図になりそうだとか思ってはみましたが、夢絵空事。

佐世保駅発15:45 みどり22号

佐賀駅着16:54

佐賀駅バスセンター発17:35 佐賀市営バス

佐賀空港着18:10

佐賀空港発  19:05  ANA458便

羽田空港着  20:40

名古屋に戻らず東京に飛んだのには訳アリ。また後日。

これから乗車する列車、783系は昭和の時代に登場したJR九州初の新型車両。車両の真ん中にドアがある独特のスタイルは、それまでの車端に1か所が一般的だった特急のデザインをリセットし、私は大いに驚きました。

Aキャビンとあるのが、明らかに他の系列にはない表示です。

ところでその使い勝手ですが、着席までまるまる一両分歩くこともあったこれまでと比べ、合理的だとも思ったのですが、この系列以降、同じスタイルの車両が出なかったのはきっと何がしかそうなるべき理由があったのでしょう。

我ら「方向幕」世代。

佐世保線武雄温泉駅が近づいてくると西九州新幹線の高架が近づいてきます。

見た感じ、工事は終えているようです。

武雄温泉駅も出来上がった感じ。名古屋にいると西九州新幹線は遠い存在ですが、こうして対面式ホームでの新在連絡駅を間近に見ればああっ、開業は現実なのだと感じます。なお佐世保線肥前山口駅~武雄温泉駅間では現在、複線化工事が行われており、私はそれをここを通るまで知らなかったのですが、考えるまでもなく確かに必要な工事で、こちらは鋭意進行中といった段階です。

佐世保線大町駅。9600形蒸気機関車(29611)が静態保存されています。佐世保に向かっている時に気付き、帰路での撮影を狙っていました。ただこの写真、夕日を浴びて蒸気機関車が黒色ではなく黄土色に見え、ナンバープレートも赤色は赤色なのですが、不気味な色に見えます。本当は普通の地味な赤色です。

列車から眺める日没。この日の旅はもうすぐ終わります。という感じですね。佐賀駅。これまで乗り換えはあっても下車は初めて。

佐賀駅バスセンターの(実証実験中とあった)バスロケーションシステム。遅れの表示はありがたいですね。

九州佐賀国際空港(バス停名は佐賀空港)に向かう佐賀市営バスの案内表示。日本語と英語、中国語(簡体字)、中国語(繁体字)、韓国語/ハングルが一目で見えることについて、私の評価は高め。理由はバス停などの表示は基本、日本語だけなので文字を「形」で認識することで、降りるバス停をきっちり認識できるのではないかと思ったからです。

それはそれとして窓外を流れるイルミネーションは、一人旅の「一人」をより感じさせてくれる小道具だとなぜか感じてしまった。

    

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    プロフィール

    稲見部長稲見眞一
    <自己紹介>
    昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!