2022年01月07日 16時37分

鉄印帳の旅(68)会津鉄道会津高原尾瀬口駅。

会津田島駅発09:02の区間快速新藤原駅行き。会津高原尾瀬口駅までの会津鉄道線内全駅を通過し、野岩鉄道線内は各駅に停車します。

東武鉄道6050系の車内。1986年(昭和61年)10月の野岩鉄道の開業に伴い誕生した形式で、昭和の時代を色濃く残す希少な車両です。

ただこの形式はもはや風前の灯火で、ボックスのクロスシートの旅を楽しみたい方はお早めに御乗車ください。いつまでもあると思うな…です。

車輌製造会社の「アルナ工機」の名前を知る方はもう少なくなっているでしょうね。

会津若松駅からの2305D到着を待っての出発。

会津鉄道と野岩鉄道との接続駅である会津高原尾瀬口駅。私にとっては国鉄会津線の終点、会津滝ノ原駅の方が馴染みがありますが、その名前は国鉄時代の1986年(昭和61年)に会津高原駅と改称しており、私自身が化石のような存在ですね。

ここ会津高原尾瀬口駅には転車台が残されています。というよりは、今も残っていたことに驚きました。

小さく見えますが、もともと会津線で活躍したC11が使っていたので、東武鉄道の「SL大樹」のC11は方向転換が出来ます。

ところで私がこの線を乗車した11月25日の2日前、11月23日には会津田島駅で「SL大樹」のお披露目が行われており、もしも「SL大樹」が会津鉄道に乗り入れることとなったら、ここで方向転換とかするのかなあと夢想してしまいました。浅草発06:30のリバティ会津101号と交換していよいよ野岩鉄道に入ります。

さて今日のタイトルですが、転車台に敬意を表して「会津鉄道」会津高原尾瀬口駅としました。

    

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    プロフィール

    稲見部長稲見眞一
    <自己紹介>
    昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!