2021年07月23日 9時23分

名古屋市営地下鉄の定期券での乗換可能回数。

7月13日、16日にUPした回数券での乗換回数の件。

ちょっと気になっていました。

下の券面にある「3回」って何故だろう。

JRの駅でみかけた地下鉄の連絡定期券発行時の注意書き。地下鉄の乗換は3回までとなっており、戦前の回数券での乗換回数と一致しています。

「地下鉄の定期券は「一筆書き」で描ける経路で乗換が3回以内なら、お客様の便利な経路を選んで購入できます。」これは名古屋市交通局の公式サイト内の定期券購入方法にある文言。それにしても定期券を購入する場合は、最短距離で買うのが一般的でしょう。3回乗り換えて目的地に向かうことは簡単ですが、3回乗り換えるのが定期券として合理的な購入と思える区間を、私は見つけられずじまい。

なお東京メトロや大阪メトロのサイトでは乗換回数の決まりを見つけることが出来ませんでした。きっとあると思うのですが…。

2021年07月16日 11時09分

7月13日の記事「名古屋市電気局の回数券の続きと東京市電気局の回数券。」補足。

7月13日の投稿の補足。2011年05月13日の記事で使用した写真。

「市電にはご覧の乗換券なるものがあり、電車が交差するところでは乗換が出来たことが読み取れます。」と書いたところ、岡崎市在住の地方史研究家/Fさんから、この乗車券では市電と市電の乗換となっていますが、戦前には市電と市バスとの乗換もあったとご教示頂きました。発行時期として最初の写真よりも少しあとのおそらく昭和10年~11年頃発行と思われる乗車券。

バス路線が赤い線となっている方が分かり易そうなので一枚だけを再掲。更にトリミング。赤文字の部分に「バス乗継」の文字があり、要するにここに鋏を入れないと乗換は出来ないと言うこと。

現在の名古屋市交通局では、マナカの利用でバスと地下鉄、バスとバスなどを乗り継ぐと大人で80円の割引となる乗継割引制度がありますが、それと同様の制度だったのかも知れません。

参考までに1936年(昭和11年)8月5 日発行の「最新改訂版名古屋地図」(丸新舎)にあった市電と市バスの路線図。こちらはまあ雰囲気ということで。

トリミング。「バス乗継」の乗車券とほぼ同時代の路線図のはずですが、全てのバス路線との乗継が出来たわけではなさそうです。

(余談)

一番上の市電の券面では「乗換」とあるのが、市電と市バスの券面では「乗継」とあります。どうやら当時、「乗換」と「乗継」では意味合いが異なっていたのかも知れません。

2021年07月13日 15時29分

名古屋市電気局の回数券の続きと東京市電気局の回数券。

名古屋市電気局の回数券の続き。

バスに記載されていて、市電の回数券には書いていないこと。それは「自動車は乗換が出来ませぬ…」ということ。

一方、市電の乗換。このブログでは、2011年05月13日に名古屋市電の乗換券について触れています。

市電にはご覧の乗換券なるものがあり、電車が交差するところでは乗換が出来たことが読み取れます。

またよくよく見てみれば乗換は3回まで出来たようで、今なら名古屋の地下鉄の場合、改札を出なければ何度でも乗換が出来るので、公共交通の在り方として不思議ではないものの、私が知る名古屋市電にこうした乗換制度はありませんでした。しかしバスではそもそも、乗換制度は戦前から無かったことが読み取れます。

東京市電気局の電車回数乗車券。東京市が東京都になったのは1943年(昭和18年)なので、それ以前の発行です。

同じ会社の同じ製品の広告ですが、何故かデザインが異なっているのは謎です。

その注意書きにあった「電車からバスへ」。運賃が加算されますが、八銭払えば乗換が出来たことが分かります。

では市電と市電の乗換はどうかと言えば、結論から言えばOKだったのですが、私の手元には資料が無く、これ以上は書けません。いずれにしても今回寄贈された名古屋市、東京市の回数券は表紙はあるものの中身は無く、となればどんな切符だったのだろうと興味津々ではあります。もっともそれが贅沢な要望であることは承知しています。

2021年07月12日 11時29分

名古屋市電気局の回数券。

名古屋鉄道の「御乗車記念(の絵はがき)」と一緒に寄贈を受けた品。

名古屋市電気局(今の名古屋市交通局)の回数乗車券。17回券、35回券、53回券の3種類があるのですが、数字の区切りがなぜこうなっているのかは不明。何か理由はあるはず。と、もっともらしく書いても良く見れば回答あり。

17回券は1円、35回券は2円、53回券は3円で細かい料金設定を回避したが分かります。

ところで今となっては鉄道やバスの世界にあって「回数券」は、ほぼ死語になりつつあるのではないでしょうか?

名古屋市交通局に磁気カード「リリーカード」が誕生したのは1988年(昭和63年)のこと。既にそれすら思い出の彼方となっています。

話を回数券に戻します。これらの発行時期は、同時に寄贈された他エリアの回数券から推察して恐らく1939年(昭和14年)前後ではと見ています。

バス(自動車)の回数券の表と裏。裏面は注意書きです。

文面を読むと電車(電気局の市電)にも乗ることが出来るとありますが、私の記憶の限りでは昭和の時代、名古屋市交通局の市電とバスの回数券ではそういう扱いは無かったはずで、これは便利な制度と思いました。

こちらは電車の回数乗車券。

結局のところ市電の乗車券でもバスに乗ることが出来るので、分けることも無かろうかと思いつつ、当時は車掌さんから買っていたと思われることから、基本、バスの乗客はバスの回数券、市電の乗客は市電の乗車券とし、収入の主体がちゃんと分かるようにしていたのでしょう。(私の推理)

最後に回数券の中面。ちゃんと広告が入っていました。

因みに右上の「星製薬」は今もあります。

リーランプ、リートロンはネットで検索すると、某か出てきますが私には良く分からない。ここから先に踏込むことは止めておきます。

2021年07月06日 14時25分

Inspired by 南田裕介さん。名鉄電車の吊革。

6月26日に名鉄カルチャースクールで行われた南田裕介さんの講座に触発されました。

天井に直接取り付けられた吊革が名鉄名物とは知りませんでした。講演会の時、参加者の中には頷いておられる方もいたので、どうやら知っていた人はいるようでした。

こちらは地下鉄車内。なるほど!

ところでどうして名鉄電車の吊革は天井に直接付けられたのでしょう?

また最近の電車でそれを止めたのは何故でしょう?これも研究課題になりそう。

2021年06月20日 22時56分

開業20周年のゆとりーとライン(4)開業時。

20周年を迎えたゆとりーとラインの開業時の写真。

大曽根駅。

地平区間の竜泉寺バス停。一見すると今と変わらない?

いえいえおでこの方向幕周りが大きく違います。このバスでは左端に名古屋市交通局のマークあり。

こちらは名鉄バスのマーク。

開業時は、市バス、名鉄バス、JR東海バスの3者の路線を名古屋ガイドウェイバス株式会社の「ガイドウェイバス志段味線」に統合し、共同運行形式となっていました、そのためバスの所属会社それぞれの表示がされていたのです。今は運行が名古屋市交通局に統一されており、こうした会社別の表示が無くなったのであろうと推察しています。

2021年06月19日 22時02分

開業20周年のゆとりーとライン(3)小幡緑地駅。

小幡緑地駅を出て、高架から地平に降りるとすぐに遮断機があり、そこで一旦停止し地上走行が出来るように準備します。

逆に専用区間に入る場合は遮断機の外で停車し、

ここでタイヤの前(右側)に注目。

ガイドが出てきました。停車位置は道路からは少し距離があり、肉眼で確認することは難しいと思います。この写真も望遠レンズで撮影した上でトリミングしています。

小幡緑地からの帰路、車内からの撮影。気分はジェットコースター。

乗っている感じはバスと言うよりタイヤ式の新交通システムですね。

矢田川。景色が広く見えて気持ちが良い。

余談ですがこのゆとりーとラインは名古屋市の敬老パスが使えます。一方、名古屋市交通局の一日乗車券(市バス全線一日乗車券及びドニチエコきっぷ)は、地平区間では小幡緑地から名古屋市を越えて高蔵寺まで使えるのですが、高架区間の大曽根~小幡緑地間が使えません。

敬老パスについてはあおなみ線と同じ扱いですが、高齢者でも知らない人がいそうですね。

ここでクイズ!

平日朝のラッシュ時間帯に、ゆとりーとラインは最短何分間隔で運転されているでしょうか?

答えは2分間隔。正直言って、これほど多いとは思ってもみませんでしたが、乗降時間も掛かるでしょうから、乗客の方には○時○分発と言う意識は無さそうですね。

2021年06月17日 21時26分

開業20周年のゆとりーとライン(2)鉄道の撮影とは少し違うかな?

それでは「ゆとりーとライン」に乗ってみましょう。

大曽根駅。見た目はバスでも鉄道なので「駅」です。

新交通システムに似た感じの駅構内。

車体前方のタイヤの横にあるガイド。これがバスとはひと味違うところ。

ゆとりーとラインの大曽根駅からは中央本線が眼下に見えます。もっともこの写真は身体が反応しただけ。

大曽根駅を出るとご覧の高架橋を走ります。(車内から撮影)

名鉄瀬戸線の電車が通らないかな?と思ってもそうは上手くいくはずも無い。

高架橋から見る風景は気持ちが良いですね。気のせいでしょうが、鉄道の高架区間から見る風景よりも視界が開けている感じ。

川村駅で下車。ホームから撮影。どこか不思議な風景。

高架の下には道路。この道路を何度か通ったことがありますが、交通量は結構あります。

定時で走る。私が乗った日も定時運行。鉄道では当たり前でもバスではそうはいきません。さすが専用区間の強みです。

おっと、ここは鉄道でした。

2021年06月16日 16時08分

開業20周年のゆとりーとライン(1)記念グッズ。

鉄道なのにバス。それが名古屋ガイドウェイバス株式会社が運行するガイドウェイバス志段味線。一般的には「ゆとりーとライン」(名古屋市交通局+名古屋ガイドウェイバス)と呼ばれています。

一見、バスにしか見えませんが、、、もっともシステムとしても「ガイドウェイバス」と「バス」と呼ばれるのですが、実は鉄道です。

(「ゆとりーとライン」公式サイトより転載)

平成4(1992)年1月運輸政策審議会答申
(中量軌道系の交通システムとして整備することが適当と位置づけ)

平成6(1994)年10月軌道法に基づく特許の取得

平成8(1996)年1月軌道法に基づく工事施工認可・工事着手

とあるように、実は分かり易く言えば路面電車の仲間(法律上)だったりします。

細かい仕組みはゆとりーとラインの公式サイトに「ガイドウェイバスのしくみ」というページがありますのでそちらをご覧下さい。

ところでゆとりーとラインの開業は2001年(平成13年)3月23日。つまり今年は20年目の記念すべき年なのです。

たまたまゆとりーとラインの公式サイトを見ていたら、6月1日から「開業20周年ポスタープレゼント」との事でしたので、大曽根駅まで出掛けてきました。

1枚だと思ったら何と3種類3枚セット。私としては名古屋市、名古屋鉄道株式会社、ジェイアール東海バス株式会社の交通事業者3者が株主で連なるという珍しい企業「名古屋ガイドウェイバス」と名古屋市交通局の路線バスの直通運行の歴史的記録を保存という気持ちで伺ったので、3枚セットを有り難く頂戴しました。今のご時世、あまり広報がされておらず、欲しい方には受け取ってもらおうという方針と見受けました。

記念乗車券、記念入場券と言った記念券は恐らく馴染まないゆとりーとラインなのですが、記念グッズは各種発売されており、私はストラップを購入して鉄カードを頂きました。

2021年06月15日 15時55分

地下鉄名城線の路線図。

身近な所で「鉄活」。今日は地下鉄名城線の車内の路線図。

ふと気付いたら随分古びた感じ。

駅ナンバリングが入っているからそんなに古いモノでは無いのだな。とか思ったのですが…。

調べてみたら名古屋市交通局の駅ナンバリングは2004年(平成16年)のスタート。すでに17年も経っているのですね。そりゃあ古びてくるのは当たり前。ところでこの2004年ですが、地下鉄名城線が全通し、環状運転を開始した年。合わせて金山~名古屋港間が「名港線」という愛称となった年です。

そう言えば駅ナンバリングの名城線が「M」なのは分かりますが、名港線が何故「E」なのだろう?とはたまに聞かれる話し。「MEIJO」の「M」の次の「E」とか言っても信じてもらえない。

昭和世代の「ついこないだ」は、少なくとも15年は経っていることに気付かされました。



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プロフィール

稲見部長稲見眞一
<自己紹介>
昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!