2021年11月23日 9時21分

鉄印帳の旅(41)若桜鉄道~智頭急行~ことでん~土佐くろしお鉄道、今回の旅の終わりに。

高知駅と言えばアンパンマン。

子どもでなくとも心和むアンパンマンのキャラクター。

以前は列車の出発、到着時間に関わらずここで遊ぶ子どもの姿を見た記憶あり。コロナ禍が本当の意味で収まるまでの辛抱です。

高知駅でアンパンマンととさでんのコラボ。

高知龍馬空港発16:05  FDA346便。先回この空港から名古屋に戻ったのはいつだろう?「鉄」ではなく「仕事」だったから20年ほど前のことだと思う。

夕景は家路を急ぐ時に似合うと思う。思うように出掛けられなかった長い期間を経て、仮にもこうして出掛けられるようになったことに感謝。2019年までの「帰路」は、次の旅への期待感で胸を膨らませていた。そんな日々が懐かしいと思いつつ、この穏やかな時間を過ごしていました。

久々に上空から見る中部国際空港。

久しぶりの上空から見る中京テレビの鉄塔。

中部国際空港開港前は、この風景で名古屋に戻ってきたことを実感していました。鉄塔と一部の建物は残っていますが、それ以外はスーパーマーケットになっています。でも、私にとっての「名古屋」は今も確かにここにあります。

2021年11月22日 23時01分

鉄印帳の旅(40)土佐くろしお鉄道。

11月4日(木)。この日は土佐くろしお鉄道の鉄印帳の旅。

朝一番で「ことでん」撮影散歩。

朝食は今月末で閉店の「連絡船うどん」。高松駅構内にありますが、改札口を入らずとも、お店の裏側で食することも出来ます。私の知人に、「高松」に来たらここでうどんを食べることが“儀式”という方もいるほどです。ただ今の営業時間は7:20~14:20(水曜日定休)。行かれる方は要注意です。

ところで私は宇高連絡線に乗っている世代ですが、何と今回初めて「連絡船うどん」を味わいました。これまでこの選択をしなかった理由は思い当たりません。単なる「その時の流れ」で、到着時は大体夕方なので駅を出て、居酒屋へ直行。出発時は朝早くが多く、多分ギリギリまで寝ていて、やっとこさで列車に乗り込んでいたと思う。その証拠に、ことでんを朝一で撮影したのは今回が初めてだったりします。

土佐くろしお鉄道の鉄印は、中村・宿毛線中村駅もしくはごめん・なはり線の安芸駅で記帳できます。で、今回私は、高知県安芸市の安芸駅を目指します。乗車するのは右側に停車中のJR四国2700系気動車。それにしてもお隣のマリンライナー/JR四国5000系電車との高さの違いが際立っています。振り子車両の低重心と2階建てグリーン車との列車設定の目的の違いでしょう。初乗車のこの形式、2700系。なかなか格好いい。それとこれまでの2000系気動車に比べ同じ振り子式ながら、乗り心地が随分進化し、カーブ通過時の感覚が滑らかになった気がしました。なお科学的な根拠はありません。あくまでも私見です。

高松駅発  08:25 しまんと5号(高知駅行き)

後免駅着  10:29

後免駅発  10:43 5864D しんたろう2号(奈半利駅行き)

安芸駅着  11:36

阿波池田駅を目指して徐々に高度を落とすこの界隈の風景は、何度見ても飽きません。

もしも土讃線に乗る機会があるなら、坪尻駅から阿波池田駅、大歩危駅界隈は是非、眠ることなく目を開けて車窓を楽しんで頂きたいと思います。

後免駅からは土佐くろしお鉄道/ごめん・なはり線(阿佐線)の9640形1S「しんたろう号」に乗車。

太平洋を渡る風を感じながら絶景を直に楽しめるオープンデッキ付の車両。他の列車に比べ、ゆっくりゆったり走っていると感じました。

ここから話しは朝一番のこの日の行動に繋がるのですが、この「しんたろう号」に乗ることを前提にこの日のスケジュールを組みました、それゆえことでん~連絡線うどんとなるのですが、高松駅発8:25のしまんと号はこの時間にして高松発の3列車目。効率よく回るならばしまんと1号06:04発、しまんと3号07:23発があるのですが、まあ今回はそこまでしなくとも、以前から乗りたかったこの列車への乗車を最優先した次第です。

安芸駅。ホームには「タイガース列車」が停まっていますがこの写真では分からないですね。

左側が本来の鉄印。右側が「コラボ鉄印」。なお2種類とも安芸駅と中村駅ではデザインが異なります。またいつか中村駅に出掛けよう。

昼食。安芸のご当地グルメは「釜あげちりめん丼」とのことで駅前のお店に入る。

値段も手頃で納得の味。

鉄印帳の旅では、心身共にゆとりある行動をしており、それゆえか以前に来たことのある駅であっても初めて気付くオブジェあり。そもそも由来を書いた案内を読む余裕はこれまで無いに等しい状況でした。

これから高知に向かう列車に乗車。タイガース列車との2両編成かと思いきや、タイガース列車は奈半利駅行き。手前が高知駅行き快速列車。

連結器は繋がっていませんでした。

安芸駅発 12:38 5833D 快速(高知行)

高知駅着 13:33

高知龍馬空港発16:05  FDA346便

名古屋飛行着着17:05

車体側面の沿線案内もにぎにぎしく出発進行!

高知駅到着。

2021年11月21日 21時14分

鉄印帳の旅(39)智頭急行(ちずきゅうこう)。からの瀬戸大橋線のかぶりつき席。

八東駅で今年4月に新デザインで登場した『第三弾「隼」ラッピング列車』と交換。格好いいと思う。

ライダーの聖地「隼(はやぶさ)駅」には元北陸鉄道のED301とJR四国高知運転所所属だったオロ12 6が保存されています。

郡家駅、午前の到着時に思ったのは「えっ!」。

2010年の郡家駅。やはり建て替えられていました。

出雲大社はお隣の島根県です。

14:08の出発時間まで構内売店で買った100円のコーヒーでくつろぎのひと時。

振り子式の特急「スーパーいなば」岡山行き。

鳥取県の象徴とも言える「梨」のイラスト。

郡家駅を出て直ぐ、右側にお城が見えました。調べたところお城山展望台「河原城」で、もともとあったお城の再建ではなく、2004年(平成6年)に建設された町のシンボル、情報発信の拠点とのこと。

因美線、智頭急行を特急列車で突っ走り、上郡駅で下車。

右側がオフィシャルの鉄印。左側が智頭急行オリジナル「鉄印 平福駅」(期間限定)。

たまたま上郡駅で出会った智頭急行の「あまつぼし(天津星)」。普通車両(HOT3521)で2018年(平成30年)にリニューアルデビューした車両です。

イベントでの使用を想定していますが、普段はこうして普通列車で活躍しています。

上郡駅からは113系。

途中の熊山駅で停車中。ふと外を見れば歴史的建造物とも言える跨線橋を発見。

1912年(明治45年)に2駅離れた瀬戸駅に建てられたものを、1960年(昭和35年)に熊山駅に移設された物とのこと。

電車の発車直前に撮影した銘板には「明治四十五年 横河橋梁製作所」とありました。「各駅停車」の旅は「各駅停写」の旅でもあります。

岡山発高松行きのマリンライナーに乗るならグリーン車狙い。

1号車の1番D席が取れたなら絶対にお勧めです。

かぶりつき席。夕日を見つめながら一人、感傷にふけることなく、ただ正面展望を楽しんでいる。

瀬戸大橋を渡るなら次回もこの席に座りたい。

高松駅に無事到着。

2021年11月20日 21時50分

鉄印帳の旅(38)若桜(わかさ)鉄道。

11月2日(金)の鉄印帳の旅は若桜鉄道。

名古屋駅発 08:20 ひかり631号

新大阪駅着 09:27

新大阪駅発 09:32 こだま847号

姫路駅着  10:15

(山陽本線~智頭急行~因美線)

姫路駅発  10:22 スーパーはくと3号

郡家駅着  11:48

(若桜鉄道)

郡家駅発  11:59 1355D

若桜駅着  12:31

名古屋駅からの新幹線はいつものN700Aですが、新大阪駅からはひかりレールスター 700系。

文字通りの「ひかりレールスター」時代に数度乗っていますが、今回同様のこだま(レールスター)に乗るのは多分、2度目。

姫路からはHOT7000系。

先頭車カメラの映像を車内で見られるとは知りませんでした。以前(2010年6月19日)にも乗っている車両なのですが、その時は気付いていなかった可能性あり。左側が郡家(こおげ)駅までの乗車券。右側が若桜鉄道の1日乗車券。郡家駅構内の八頭町観光協会で購入。

郡家駅で念のため若桜鉄道の時刻表を確認しようと思ったら、無い!若桜鉄道の時刻表が。

そしてよく見たら、JR因美線の時刻表の中に若桜鉄道もあるのを発見。

地元の方にとってはOKでも、私には想定外で驚きました。

鳥取駅発若桜駅行きWT3003「昭和号」に郡家駅から乗車。

昭和号の車内。ゆとりある和風。この列車ならロングシートでまったりもありです。

昭和号が日本の秋を駆け抜けてゆく

若桜駅。お久しぶり。

左側が鉄印帳に記帳の「鉄印」。右側は「コラボ鉄印」。

若桜駅。以前来たときと趣が変わりました。

このようなレトロモダンとも言える待合室は無かったはず。

良い風景だと思います。

鉄道があり、駅があり、列車がいる。

2008年7月8日に国の登録有形文化財に指定された風景。

2010年6月19日の若桜駅。今回、この方達に会えなかったのは少々寂しく思いました。

(11月2日のこの後の日程)

若桜駅発  12:52 1356D

郡家駅着  13:24

(因美線~智頭急行)

郡家駅発  14:08 スーパーいなば6号

上郡駅着  15:08智頭急行

(山陽本線)

上郡駅発  15:37 727M

岡山駅着  16:31

(瀬戸大橋線/宇野線~本四備讃線~予讃線)

岡山駅発  16:42 3147M 快速マリンライナー47号(高松行)

高松駅着  17:37

さて動き出す前に昼ご飯。

昭和号のクロスシートの席にはテーブルがあるので、駅前のスーパーで買ったおにぎりをほおばる。

ところでローカル線乗車で気になることの一つに食料の調達があります。「市」の代表駅であっても、駅に売店無し、駅前にコンビニ(お店)無し、食堂無しが珍しくありません。

若桜鉄道の場合は、郡家駅に売店があり、若桜駅前にはスーパーあり。恵まれた環境にありました。

2021年11月19日 16時43分

ことでんの電車の静態保存車。

ことでん(高松琴平電鉄)の車両で、現役引退後静態保存されている車両があります。11月3日のことでんのイベントの空き時間に2箇所を回ってきました。情報提供と案内は今回の撮影行の同行者で全行程を運転して下さった方。

ところで私たちが参加した有料撮影会が終わったのは11:50。その時には既に受付は終了していましたが、ことでん公式キャラクターのことちゃんが可愛くて思わずパチリ。単に『受付は終わりました」と言われるよりは心が和みそう。ことちゃんはこうした際の最強の飛び道具かも知れません。

昼食は勿論うどん。季節限定(この言葉に弱い私)「肉しっぽくうどん」“小”500円也。“小”でも多分、名古屋のうどん1玉分はある。香川のうどん屋さんは手頃な値段で本当に美味しい。

1)高松市立 房前公園(ふさざきこうえん)

高松市東部にある「道の駅 源平の里 むれ」に隣接している公園。高松からことでん志度線に乗り、終点の2駅前の 房前駅(ふさざきえき)から歩いても至近の距離です。

保存されているのは335号。この日、ラストランだった300号と同じ形式です。

日本車両で製造されたこの電車は、2006年(平成18年)12月に引退。明けて2007年(平成19年)1月に高松市に寄贈され、この地で展示されることになりました。

車内の状態も良好で、察するにですが、相当力を入れて整備されているのではないかと思われます。

運転席。とにかく狭い!

座ってみましたが、身長175センチですと身動きが取れません。昭和の時代の運転士さんが私より全般に小柄だったのかも知れませんが、これもこうして座れるからこそ体感できます。

滞在時間は10分ほど。道の駅もあるのにそちらには行かず、そうそうに次の目的地に移動。

2)「88~エイティエイト~」

ことでんの志度線塩谷駅が最寄りの「88~エイティエイト~」。お遍路さんの休憩所とテイクアウト&ドッグランの施設なのですが、ここにことでんの電車が保存されています。

20形23号。1925年(大正14年)製で、1961年(昭和36年)に高松琴平電鉄にやってきて翌1962年から営業運転を開始。昨年(2020年)、レトロ電車4連走行をもって引退。その後、クラウドファンディングでの資金支援があり、解体されることなくこの地にやってきました。

車内の見学には200円の料金が必要。でも中に入らない方と言う方、そうは言わずこの電車が長く保存されるように応援という意味でも是非、中を見学して下さい。

車内には「お遍路さん優先席」があり、ここがお遍路さんのための施設であることを改めて知ることになります。

運転席は今も現役の輝きがあります。

保存されていることでんの電車は他にもあるとのことですが、今回は時間の関係で2箇所のみ。レトロ電車の撮影に戻るべく移動開始。たまたま見た風景ですが、40万強の人が暮らす高松市は都会ですね。

2021年11月18日 14時41分

ことでんの「300号・120号Last撮影会」

ことでんレトロ電車ですが11:00~14:00の間、5回に分けての有料撮影会が行われました。

私は運良く、11:30からの2回目の応募の時間に間に合いましたが、参加出来なかった方も相当数おられた印象です。

入場にあたっては3000円が必要な有料撮影会だったのですが、私としては内容との見比べで十分納得の値段設定と感じていました。ところが、、、お土産が想像を超えており、ただただ驚き。キーホルダー×2個,レトロ電車の絵はがきセット×4組。

絵はがきセットはご覧の豪華版。大盤振る舞い。

どんな撮影会になるのだろうと期待しつつ、その後の展開が読めない。この状態で20分そのままではなかろうとは思っていたら、いきなりのカウントダウン開始。

ヘッドマークの交換が始まりました。なるほどね。

この写真はトリミングしています。

「移動禁止」というヘッドマークを付けようと誰が考えたのだろう?面白い!

「六万寺行」。六万寺駅は志度線の駅なのですが、最近は別にしてかつては「六万寺行」があったのでしょうか?ネットで検索すると確かに出てくるのですが確証無し。でもこうしてレトロ電車の撮影会で出てきたので、やはりあったのだろうと一人得心。

気持ちの良い撮影会でした。

(追記)

仏生山駅の駅舎の東側に1本の側線があります。

これまで私はこの線を単なる留置線だと思っていました。

因みに2016年9月10日の夜にこの駅に来たときには120号が留置されていました。

前の写真に戻りますが、車止めが無ければこの先にまだ線路が続いていそうな感じ。

その車止めの先の風景。かつて線路があったとしてもおかしくない微妙なカーブ。今回同行の方から、これが塩江(しおのえ)温泉鉄道~高松琴平電鉄塩江線の廃線跡だと聞きました。調べたところ1929年(昭和4年)開通、1941年(昭和16年)廃止の路線で、日本唯一の非電化の標準軌鉄道だった由。

塩江温泉鉄道~高松琴平電鉄塩江線の廃線跡探訪をされた方の記事もネットにあるので、遺構はある程度たどれるようです。これでまた四国に来る理由が出来たと少し嬉しい自分がいました。

2021年11月17日 13時28分

ことでんのレトロ電車さよならイベント。

11月3日(水)、高松琴平電鉄(ことでん)の「電車まつり」「レトロ電車さよならイベント」が開催されました。

とは言ってもレトロ電車の撮影中心で考えていたので「電車まつり」は参加していません。では「レトロ電車さよならイベント」の内、まずは「長尾線・琴平線Last運行」の紹介。

レトロ車両は 1000形 – 120号、 3000形 – 300号の2両で、いずれも大正15年(「1926年)生まれ。この日、11月3日をもって現役を引退したのです。

その2両ですが、午前は長尾線を一往復。

私達(今回は同行者あり)は平木駅~学園通り駅間にある新川橋で撮影することにしました。土木学会選奨土木遺産の一つで竣工は明治44(1911)年。「将来の軌道の複線化を見込んだ階段状練石積み橋脚という、希少な特徴を持つ土木遺産」というのが選ばれた理由で、この写真でも橋脚の右側が段々となっているのが見てとれます。

朝一番、古い電車が土木遺産の上を走る姿を撮影したいと思い、この場所を選んでいます。

1枚目と少し立ち位置を変えてみました。ひょっとしたら?の想いが通じたのかまずまずの水鏡。

午後は15:26に仏生山駅隣接の車庫を出ての琴平線一往復の撮影。向かったのは一宮駅~円座駅間の香東川橋梁。大正15年(1926年)竣工のこちらも文化財級。

好天に恵まれ、気持ちの良い一日を過ごしています。

岡田駅~羽間駅間。

羽間駅で交換。レンタカーでの移動のため、安全運転かつ安全に車を止められる場所を確保してでの撮影行。思ったよりも電車のスピードが遅く、また少し遅れ気味だったこともあり、想定よりも多くの場所で撮影しています。

もっとも運転者はことでんの撮影を何度も撮影されておられ、カーナビに頼らなくとも分かる場所多し。

琴電琴平を16:49に出発した電車を、榎井駅とのほぼ中間地点で撮影。太陽は山に遮られたもののまだ青空が広がっています。

18:24の定刻より少し遅れてレトロ電車は仏生山駅に戻ってきました。

そして「回送」の板に取り替え、95年の現役生活にプリオドを打ちました。

2021年05月15日 22時23分

ことちゃん疫病退散すてっかー

今日の頂き物。高松琴平電気鉄道のグッズ。

『みんなと未来で楽しむためなら大好物の釜玉うどんも我慢する!ことちゃん疫病退散すてっかー』

ことちゃん可愛いですね。

昨年の4月に発売され、今は売り切れ。今回は単なることちゃんグッズとしてではなく、時代を映すグッズとして大切に保存します。

このすてっかーをくれた鉄友に感謝。

 

2021年03月05日 15時49分

切手と消印(23)呉線電化完成記念。

呉線電化完成記念。

「呉郵趣研究会」「呉鉄道同好会」の共同発行。消印の日付は45.10.1(1970年10月1日)。

非電化時代の呉線を代表した列車「急行あき」。その最後の勇姿の撮影に私が出かけたほどですから、それはなかなかの存在でした。

ところで呉線が電化されてからこの線には一度も行っていません。こうして書いているのも何かの縁。コロナが収まったら出かけてみようと思っています。

2021年02月07日 22時03分

切手と消印(5)山口線のSL列車。

蒸気機関車と大型のパラボラ、そして宇宙を行く衛星の図案。

文字では「山口衛星通信所開設10周年記念」と「KDD」が目だっていますが、実は蒸気機関車が主役かも知れないという1枚。

蒸気機関車の図柄の4種4枚の切手。その真ん中の消印には「山口線SL運転記念」「津和野」の文字と「54. 8. 1」の日付。その日付である昭和54年(1979年)8月1日は「SLやまぐち号」が運転を開始した日。
「山口衛星通信所開設10周年記念」とSL列車の運転開始という、山口県での2つのエポックな出来事を一つにまとめたものと推察します。
※KDD山口衛星通信所=現在はKDDI山口衛星通信所(山口県山口市仁保中郷123)

NPO法人名古屋レール・アーカイブスで所蔵する切手及び消印の中では、こうした合わせ技は現時点までに探した中ではこれだけ。いずれにしろかなり珍しいと言えると思っています。



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プロフィール

稲見部長稲見眞一
<自己紹介>
昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!