2019年11月13日 15時42分

メークロン線(2)クロントンサイで交換~マハチャイ駅到着。

ウォンウィエンヤイ駅を出て2つ目の駅、クロントンサイ/Khlong Ton Sai/คลองต้นไทรで対向列車と交換。閑散路線とは言え、朝はそれなりに本数もあります。

線路のヘロヘロ具合もなかなかですが、目の前にあったこの踏切の遮断機に注目。この写真では分かりませんが遮断棒の先端から紐がぶら下がっており、それが踏切の向こうの紅白の柵に括り付けられていて、列車が来るとその紐を引っ張って遮断棒を下げ道路を閉鎖します。

結果、こんな感じ。

約10分遅れてウォンウィエンヤイ駅行きの到着。

タイのローカル列車に初乗車でしたので、何かにつけて驚くことばかり。因みに遮断機の下りた踏切を渡っている人がいますが、この方たちは列車から下車した人。何と列車は踏切の中で停車し、そこで客扱いをしており、

その間、車などはひたすら列車の出発を待ち続けるのです。

とか驚いているうちに8:54。15分ほど遅れてマハチャイ駅に到着。1時間ほどの鉄旅の終了です。途中のバーンナムジュードゥ/Bang Nam Jued/บางน้ำจืดでもウォンウィエンヤイ駅行きと交換しているのですが、私は束の間の夢の中。

駅の少し先が車庫になっており、日本でもローカル私鉄にありがちな光景。

2019年11月12日 19時17分

タイの鉄道シリーズ改めメークロン線(1)まずはマハチャイ駅を目指す。

今回のタイの鉄旅は通しナンバーで更新しようかと思ったのですが、今日から線別にすることにしました。
さてバンコク市内からメークロンへの行き方ですが、
1)メークロン線(マハチャイ線)でウォンウィエンヤイ駅からマハチャイ駅まで鉄道に乗車
2)マハチャイ駅から船着場まで歩いて移動
3)船着場から船で対岸に渡る
4)対岸の船着場からバンレ-ム/Ban Laem/บ้านแหลม駅まで歩いて移動
5)メークロン線バンレ-ム駅からメークロン駅まで鉄道に乗車
こんな感じです。

ところでウォンウィエンヤイ駅はホームも市場っぽくなっていますが、線路の右側の道路も市場となっており朝早くからお店が出ています。

食事の出来る店が多いことからか、おこぼれにあずかる鳩多数。

線路の枕木の部分が黒くなっている場所あり。何かと言えば揚げ物を売っているお店の方が、使用した油をここに捨てているから。現場を思いっきり見てしまったのですが、これもきっとあと数年でなくなると思われます。

定刻ならば7:28着、折り返し7:40発の列車が7:43に到着。

こんな感じでドアは進行方向の両方が開いています。因みにこのドアは半自動ドアで、乗客はボタンを押してドアを開閉するのですが、走行中はちゃんとロックされ、開閉は出来ません。

列車は7分遅れの7:47に出発。折り返し時間は僅か4分。遅れることはあまりにもよくあるタイの鉄道ですが、出来る限り定刻で運行という意識は感じます。

(おまけ)

たまたまかここのところずーっとかは分かりませんが、この駅のトイレは使えず、駅外の少し離れた場所にあるトイレを使うように案内が出ていました。私は使用する緊急性が無く、この列車の終点マハチャイ駅のトイレを使用しました。

2019年11月11日 22時31分

タイの鉄道(6)メークロン線(マハチャイ線)ウォンウィエンヤイ駅にて。

ウォンウィエンヤイ駅に思ったより早く7:05に到着。乗車予定の列車は7:40なのでそれまで駅でのんびり過ごそうと思っていたら…。

定刻ではマハチャイ/Maha Chai発5:55、ウォンウィエンヤイ駅着6:53、折り返し7:00発の列車が少々遅れて到着。1面1線のホーム。都会のローカル駅。日本で例えるとJR関西本線JR難波駅であったり南海汐見橋駅?と言った感じ。でも大阪の駅は、その先で幹線となるので1日17往復のローカル線は日本では例がなさそうです。

国は違えど働く鉄道員には敬意を表します。

停車中の列車の両側を歩く人たち。実はどちらもこの列車から降りた人。私の「常識」では乗客の乗降は『ホームから行われる。』ですが、この鉄道の場合は、ホームの反対側からも乗降できるが正解でした。

乗務員さんと駅員さんが緑色のフラッグで出発を確認し、定刻から8分遅れの7:08に列車は出発しました。

この駅に到着したと同時に列車が到着したので7:14になってやっと駅の撮影。駅自体が街並みに呑まれるように佇んでいて目立たない事夥しい(おびただしい)からか、大通りから見える位置に大きな駅名標あり。

(ウォンウィエンヤイ駅のおまけ)

ゴミ箱。分別はしていないようです。

2019年11月10日 23時25分

タイの鉄道(5)メークロンへの道はウォンウィエンヤイ駅から。

昨日UPしたメークロン駅までの道のりを今日から紹介します。

11月1日(金)は朝5時半起床。朝食付きのホテルなのにそれに手を出さず、6時過ぎにホテル発。向かうはタイ国鉄メークロン線/Maeklong(マハチャイ線/Maha Chai)の起点ウォンウィエンヤイ駅/Wongwian Yai。乗る予定の列車は7時40分発なので、駅には30分前には到着と踏んでいました。

バンコクMRTフアランボーン駅/Hua Lamphong Stationの案内表示。時刻表はありませんが、右縦列の真ん中に次の列車までの待ち時間の表示があり、今回の場合は6時20分の4分後に電車の到着です。

で、2駅目のシーロム駅で下車。ここでBTS(Bangkok Mass Transit System)シーロム線に乗換え。

乗換駅にもかかわらず鉄道事業者が異なることから駅は隣接しておらず結構歩かされます。当然の事ながら駅名も違います。

朝6時半にして既にバンコク名物とも言える渋滞のきざし。さて辿り着いたBTSサラデーン駅/Sala DaengからBTSに乗車し、BTSのウォンウィエンヤイ駅/Wongwian Yaiを目指します。BTSのウォンウィエンヤイ駅は国鉄のウォンウィエンヤイとはかなり離れており、決して隣接していません。

6:48に下車。

BTSの線路。第3軌条の高架鉄道で、ダイヤは分かりませんが感覚的には待たずに乗れる感じです。

少しピントが甘く申し訳ありませんが、駅頭にエリアマップがあり、それを見れば国鉄の同名駅の場所は一目瞭然で、スマホの地図ソフトを立ち上げるまでもありませんでした。

2019年11月09日 22時36分

タイの鉄道(4)メークロン線に行ってみた。

タイの鉄道の名所と言えば「メークロン線」。

国鉄メークロン線の現役の列車が走る線路を覆うように市場が形成されており、これが有名になって今や世界から観光客が来るタイきっての観光地となっています。

先頭車の乗務員室は、終点のメークロン駅/メークロン市場が近づくと乗車中の観光客に開放してくれ、こんな写真を私は撮っていました。

正面の人垣の向こう側が終点なのですが、一体いつ辿り着けるのでしょうか?そもそもここに到着するまでに何度も停車しています。

凄いでしょ!この光景は、列車の通過を撮影しているより、車内から撮影している方が圧倒的に面白かったです。

列車通過時はこんな感じ。

2019年11月08日 22時27分

タイの鉄道(3)泊まったホテル。

たまに知人から、「海外ではどんなホテルに泊まっているの?」とか聞かれるのですが、鉄活の場合は出来る限り安くあげたいとは思うものの、第一条件はドミトリーのような相部屋は避け基本シングルです。知人がいる場合でやむを得ない場合、例えばシングルがないもしくは費用対効果でツインが極端にお値打ちの場合を除けばツインに泊まることはありません。理由は私のいびき。

今回は国鉄のバンコク中央駅/クルンテープ駅にほど近い夜景がカラフルなホテルを予約しました。1泊朝食付でおよぞ3500円。今までのホテルでは最安の部類で、安宿にありがちな窓がない、お湯が出ない、タオルがない、アメニティーがない、、、何かとないない尽くしではありませんでした。まずは窓&ベランダあり、熱いお湯はちゃんと出る(アジアでは水シャワーもあり得ます)、バスタオル常備、歯ブラシあり、そして驚きの「ペットボトルの水」付きで実に快適でした。まあ建物は古いですが室内の掃除も行き届いてOK。

日本のホテルでは見かけない何の仕切りもないバスルーム。恐らくどうやってシャワーを使うのだろうと言う事になりますが、体を洗えば勿論便器も床もビショビショになります。

ということでサンダル常備。以前、同タイプのバスルームでありながらサンダルがないホテルに泊まったこともあり、その時は難渋した覚えがあります。

7階の部屋から見た風景。

朝食はビュッフェスタイル。種類はまずまず揃っており、朝から満足。

某観光ガイドブックで安宿の分類に入っているホテルでしたが、何となくバンコクの宿泊施設のレベルが垣間見えた気がしました。

2019年11月07日 18時27分

タイの鉄道(2)MRTが開業したのでバンコク市内観光。

今回のバンコク鉄旅ついでの観光。
行って知ったのですが、バンコクの地下鉄であるMRTブルーラインのフアランポーン ~ラックソーン間が9月29日に 延長開業し、有名観光地へのアプローチが簡単になっていました。ということで普段の行動ではあまりない市内観光もついしてしまいした。

MRTに乗るにはコイン型のプラスチック製チケット「トークン」を使うのですが、今回私はICカードを購入し使っています。自動券売機の画面と毎度毎度格闘するのは結構難儀なので、まあ合理的な選択。

まずはサナームチャイ駅/Sanam Chai/ สถานีสนามไชยで下車し、
●ワット・ポー(涅槃仏で有名)
●王宮(ワット・プラケオ)

を観光。

最初にワット・ポー。

ここから王宮(ワット・プラケオ)までは歩き。直ぐ北にあるというのは地図を見れば分かるのですが、入り口が思ったより遠い。

この日は好天に恵まれ水がどんどん減っていく。

王宮に辿り着く。

船着き場から渡し船でチャオプラヤー川を渡り、ワット・アルンに向かいます。

4バーツの船の旅も良いものです。

観光写真は観光ガイドブックやネットで多く見られますので取り敢えず見たまま。

支えています。

ここからイサラパープ駅/Itsaraphap/สถานีอิสรภาพまで歩いて移動。地図検索ソフトのおかげで迷いません。因みにサナームチャイ駅の隣駅です。

続いてバーンパイ駅/Bang Phai/บางไผ่へ。

目的はインスタ映えで最近人気のスポットとなっているワット・パクナム。

美しさに感動。

しばし座って眺めている。

ここが正面。

上部には仏様がおられます。改めてここがお寺であることを実感。

この仏様は四方のそれぞれに鎮座しており、それゆえ足を向けないようにとの注意書きあり。知っていれば「えっ?そんなことを書かなきゃいけないの?」ですが残念ながらさもありなんのようでした。

他にもMRTから行ける観光地が増えたようですが、今回はパス。これから発売されるガイドブックは大きく変わると思われます。

2019年11月06日 23時24分

タイの鉄道(1)バンコクへ向かう。

この3連休を挟んで、10月31日から11月5日までタイへ行っていました。その一番の理由は、タイ国鉄/State Railway of Thailand/การรถไฟแห่งประเทศไทยのスパンブリーSuphan Buri/สุพรรณบุรี線の乗車。タイの鉄道を紹介した本、藤井伸二著「タイ鉄道散歩 改訂版」(イカロス出版)によればローカル度数100%、難易度★5つというと乗り鉄にとっては天を仰いでも誰にも救ってもらえないような路線です。

日本で言えば札沼線の浦臼~新十津川間と同じ1日一往復。ただそのダイヤは札沼線とは逆の札幌(石狩当別)発が夕方で新十津川が早朝発と考えればあとは推して知るべし。

そんな線をどうやって乗ったかですが、種明かしすれば実は貸切列車を走らせているのです。顛末はまた後日書かせてもらいますが、それがあったからこそタイに出かけることにしました。

10月31日(木)のセントレア/中部国際空港。ラグビーバージョン。

タイ航空TG645便11:00発はエアバスA350。この機種は新しい機材だけあってまだ2回の搭乗と覚えていられる段階。

早速SINGHAでタイ気分。

座席から天井を見上げればまるでイルミネーション。今どきはこんなサービス(?)もあるのですね。

シンカンセンスゴイカタイアイスならぬ美味しいアイスクリーム。日本時間で16:20頃のお出まし。航空会社によってそれぞれ機内サービスが異なるため、単純比較は出来ませんが何せ2016年にタイに来た時(ミャンマーに出かけた際の経由地)は、LCCを利用しており、こうしたおやつタイムはありませんでした。

A350のカメラ映像。バンコク/スワンナプーム空港に着陸。機体の向こうに滑走路が見えています。で、この後ですが、着陸時もそのまま録画していようとしていたのですが、着陸の衝撃でレンズがあっちゃ向いてホイとなって撃沈しました。

(今回の参考資料 順不同)

1)藤井伸二著「タイ鉄道散歩 改訂版」(イカロス出版)2017年12月10日発行

2)ウエブサイト「タイ国鉄時刻表(非公式日本版)」Copyright (C) 2010-2011, 2016-2019 moyashimon

3)著者・編集 ぱっと「東南アジア 半島鉄道時刻表」(日本鉄道研究団体連合会)2019年1月1日発行

4)「地球の歩き方」編集室「地球の歩き方 D17 タイ 2019~2020ダイヤモンド・ビック社)2019年2月20日発行



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プロフィール

稲見部長稲見眞一
<自己紹介>
昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!