2019年11月07日 18時27分

タイの鉄道(2)MRTが開業したのでバンコク市内観光。

今回のバンコク鉄旅ついでの観光。
行って知ったのですが、バンコクの地下鉄であるMRTブルーラインのフアランポーン ~ラックソーン間が9月29日に 延長開業し、有名観光地へのアプローチが簡単になっていました。ということで普段の行動ではあまりない市内観光もついしてしまいした。

MRTに乗るにはコイン型のプラスチック製チケット「トークン」を使うのですが、今回私はICカードを購入し使っています。自動券売機の画面と毎度毎度格闘するのは結構難儀なので、まあ合理的な選択。

まずはサナームチャイ駅/Sanam Chai/ สถานีสนามไชยで下車し、
●ワット・ポー(涅槃仏で有名)
●王宮(ワット・プラケオ)

を観光。

最初にワット・ポー。

ここから王宮(ワット・プラケオ)までは歩き。直ぐ北にあるというのは地図を見れば分かるのですが、入り口が思ったより遠い。

この日は好天に恵まれ水がどんどん減っていく。

王宮に辿り着く。

船着き場から渡し船でチャオプラヤー川を渡り、ワット・アルンに向かいます。

4バーツの船の旅も良いものです。

観光写真は観光ガイドブックやネットで多く見られますので取り敢えず見たまま。

支えています。

ここからイサラパープ駅/Itsaraphap/สถานีอิสรภาพまで歩いて移動。地図検索ソフトのおかげで迷いません。因みにサナームチャイ駅の隣駅です。

続いてバーンパイ駅/Bang Phai/บางไผ่へ。

目的はインスタ映えで最近人気のスポットとなっているワット・パクナム。

美しさに感動。

しばし座って眺めている。

ここが正面。

上部には仏様がおられます。改めてここがお寺であることを実感。

この仏様は四方のそれぞれに鎮座しており、それゆえ足を向けないようにとの注意書きあり。知っていれば「えっ?そんなことを書かなきゃいけないの?」ですが残念ながらさもありなんのようでした。

他にもMRTから行ける観光地が増えたようですが、今回はパス。これから発売されるガイドブックは大きく変わると思われます。

2019年11月06日 23時24分

タイの鉄道(1)バンコクへ向かう。

この3連休を挟んで、10月31日から11月5日までタイへ行っていました。その一番の理由は、タイ国鉄/State Railway of Thailand/การรถไฟแห่งประเทศไทยのスパンブリーSuphan Buri/สุพรรณบุรี線の乗車。タイの鉄道を紹介した本、藤井伸二著「タイ鉄道散歩 改訂版」(イカロス出版)によればローカル度数100%、難易度★5つというと乗り鉄にとっては天を仰いでも誰にも救ってもらえないような路線です。

日本で言えば札沼線の浦臼~新十津川間と同じ1日一往復。ただそのダイヤは札沼線とは逆の札幌(石狩当別)発が夕方で新十津川が早朝発と考えればあとは推して知るべし。

そんな線をどうやって乗ったかですが、種明かしすれば実は貸切列車を走らせているのです。顛末はまた後日書かせてもらいますが、それがあったからこそタイに出かけることにしました。

10月31日(木)のセントレア/中部国際空港。ラグビーバージョン。

タイ航空TG645便11:00発はエアバスA350。この機種は新しい機材だけあってまだ2回の搭乗と覚えていられる段階。

早速SINGHAでタイ気分。

座席から天井を見上げればまるでイルミネーション。今どきはこんなサービス(?)もあるのですね。

シンカンセンスゴイカタイアイスならぬ美味しいアイスクリーム。日本時間で16:20頃のお出まし。航空会社によってそれぞれ機内サービスが異なるため、単純比較は出来ませんが何せ2016年にタイに来た時(ミャンマーに出かけた際の経由地)は、LCCを利用しており、こうしたおやつタイムはありませんでした。

A350のカメラ映像。バンコク/スワンナプーム空港に着陸。機体の向こうに滑走路が見えています。で、この後ですが、着陸時もそのまま録画していようとしていたのですが、着陸の衝撃でレンズがあっちゃ向いてホイとなって撃沈しました。

(今回の参考資料 順不同)

1)藤井伸二著「タイ鉄道散歩 改訂版」(イカロス出版)2017年12月10日発行

2)ウエブサイト「タイ国鉄時刻表(非公式日本版)」Copyright (C) 2010-2011, 2016-2019 moyashimon

3)著者・編集 ぱっと「東南アジア 半島鉄道時刻表」(日本鉄道研究団体連合会)2019年1月1日発行

4)「地球の歩き方」編集室「地球の歩き方 D17 タイ 2019~2020ダイヤモンド・ビック社)2019年2月20日発行

2019年09月20日 16時59分

これまで知らなかったドイツ。FCバイエルン・ミュンヘンに驚き!

ドイツには何度か行っているのですが、毎度鉄道目当てでゆっくりと町を歩いたことはほとんどなく、新しい発見が幾つもありました。

ホテルの朝食会場。豪快に箱で出されているハチミツ。人生初体験。

ミュンヘン市内で見たイノシシの像。鼻をなでると幸せになるとか。で、鼻先がピカピカ。しかし、座り方が???

同じミュンヘン市内の肉屋さん。分かり難いかも知れませんが、何と豚の顔の部分が並んでいます。前の写真とのこの対比は何と解く。

キノコ専門店で見た巨大キノコ。どうやって食べるのだろう?

鉄道の本を買ったディンケルスビュールの町で見かけた実演販売。

トルネードポテトを作っている。

鮮やかな手さばきに見とれていたら、何故か気に入られて「持っていけ」と何度も言われ、周りにいた方たちの後押しもあって結局お土産として受け取りました。これも国際交流。

民家を貫く電線。

アコーディオン弾きにチップを渡す可愛い子供。お母さんの手から小銭をもらい、何度も往復していました。(お母さんに写真を撮影する旨、ジェスチャーで了解を取り、なおかつこの写真は確認して頂いています。)

この子はその後、私のパートナーの手からも小銭を手に取ってやはり何度もチップを渡しており、アコーディオン弾きのオジサンは、演奏している曲を終わることが出来なくなって苦笑い。小さな国際交流が今回の旅の最後のイベントとなりました。孫と遊んだ気分。

ミュンヘン空港で見かけたサッカーチーム/FCバイエルン・ミュンヘンの選手の移動用バス。その場に居合わせたサッカー通の方から聞いたのですが、3日前に移籍してきた選手の顔がもうラッピングされているとのこと。(驚)そりゃ写真を撮っている人がいるはずだ。

ドイツに限ったことではありませんが、知れば知るほどその国が好きに(面白く)なっていきます。

2019年09月19日 12時12分

「キームゼーバーン(Chiemsee-Bahn)」でミュンヘンに戻る。

ヘレン島とプリーンを結ぶ船は1時間に2本運航されていますが、夕方という時間帯もあってか乗船客はご覧の通り、結構います。この島、そして宮殿が観光地であることを改めて実感していました。

通り一遍の感想で恐縮ですが、ミュンヘンでもし1日時間があるのならば、ドイツ国内だけの乗車ですが国際列車に乗って、可愛い鉄道に乗って桟橋に移動し、そこから船に乗って宮殿を訪れるのはお勧めコースです。硬質磁器で知られるマイセンが作った世界で一番大きなシャンデリアは、それを見に行くだけでも価値がありそうです。

さて帰りも鉄道利用。歩こうと思えば歩ける距離ですが、蒸気機関車でないにしても、やはりそこはそれで私にとっては一択です。

これは時計ではなく、出発時間を表しています。

ドイツらしい風景の中を行く。

18:03、プリーン駅に定時到着。

乗継のミュンヘン中央駅行きは18:06発で、実のところドキドキでの乗換え。

ミュンヘン中央駅に定時の19:06着。

ところでこの列車を運営しているのはバイエルン・オーバーラント鉄道(Bayerische Oberlandbahn GmbH, BOB)。メリディアンという名前で運行されており、電車の形式はFLIRT(FLIRT:Flinker Leichter Innovativer Regional-Triebzug)です。私の知識ではそこまでしか書けませんが、写真を見て頂くとお分かりいただけるかと思いますが、先頭車の先頭の部分だけ、床が高くなっており、それから先は、電車の車高が低くなっています。これは先頭車の一番前の車輪をモーターで動かすもので、その代わりそれ以外の車輪にはモーターを付けていません。

ホームの高さが日本と違い低いので、そうした条件の中でもバリアフリーを実現するための手法と思えます。

ドイツの鉄活報告はこれで終了です。

2019年09月18日 23時49分

ヘレンキームゼー城 (Schloss Herrenchiemsee)。

ヘレンキームゼー城のあるヘレン島は、島に渡る船乗り場からも目の前に見えます。そして出航してから5分ほど経ったところで島の緑が途切れ、その奥に豪奢な建物が見えました。それがヘレンキームゼー城。

ヘレン島の港までは20分弱。そんな短い時間なのに付き合ってくれるカモメあり。

ヘレンキームゼー城。宮殿内は撮影禁止なので写真はありません。中はドイツ語、英語など言語別のガイドさんと回るようになっており、私たちは英語ガイドの回で回ることにしました。

※この宮殿では、日本語のA4裏表印刷1枚の見所解説があり、それが短文ながら意外と分かり易く纏められていて、ここの素晴らしさは十分伝わりました。

島に着いたのが14:50頃で、予約できた一番早い時間の英語ガイドのスタートが16:15。時間に余裕があったので島を一周することにしました。

広々とした牧場沿いに歩く。

自動給水装置から水を飲む牛。仕組みは良く分かりませんが、タンクから水が出てきて、それを飲んでいたのは間違いなし。

人面柄の虫。仮面を被っている感じ。名前が分からない。残念。

お城の前で、今歩いて来た方向を見る。今日UPした写真の最初の1枚を逆側(お城側)から見るとこうなります。

2019年09月17日 12時13分

ヘレンキームゼー城 (Schloss Herrenchiemsee)に向かうChiemsee-Bahn(キームゼーバーン)。

ヘレンキームゼー城は、ルートヴィヒ2世がベルサイユ宮殿を模して作った城とのことで、贅を極めていると言って過言ではありません。しかも部分的には大本のベルサイユ宮殿を凌いでいるそうです。

そのヘレンキームゼー城はキーム湖に浮かび島にあり、こうして船で渡ることになります。そして船着き場とドイツ鉄道の駅との間1.91キロを軌間1000mmの鉄道Chiemsee-Bahn(キームゼーバーン)が結んでいます。

この可愛いディーゼル機関車、、、と言いたいところなのですが、本当ならばここで蒸気機関車が牽く列車に乗るはずでした。

乗車券にも蒸気機関車がいます。(実際に走っている蒸気機関車とはデザインがちょっと違いますが…)

今回のディーゼル機関車による運転は、恐らく平日だったのでこうした運用になっていたと思っています。週末だったら話は変わったのかも知れません。

駅で待っていてこの顔が見えた時の私の気持ちをお察し下さい。ただ必ずしも蒸気機関車とは限らないとウェブサイト上での情報にあったので、ヘレンキームゼー城を出汁(だし)にした私の邪(よこしま)な気持ちが災いしたのかも知れません。

気を取り直して撮影タイム。同行者あらばこそのショット。

2019年09月16日 22時24分

ドイツ/ミュンヘン郊外、ヘレンキームゼー城へ。

ノイシュバンシュタイン城を作った第4代バイエルン国王ルートヴィヒ2世 は、実はもう一つお城お作っていました。その名もヘレンキームゼー城。今回のドイツの旅の最後にそのお城を訪ねることにしました。

まずはバイエルンチケットを購入。このチケットはミュンヘンを中心としたバイエルン地方のドイツ鉄道、トラム、バス、ミュンヘンのUバーンが1日乗り放題で、2人で32ユーロ。(使用にあたっては2名分の名前を記入するのが義務です)
ヘレンキームゼー城への入り口、ドイツ鉄道のPrien a Chiemsee(プリ―ン)駅まで1人片道21.1ユーロなので、何と2人の片道より安い料金で往復できるという優れモノ。

ミュンヘンからオーストリアのザルツブルク行き国際列車に乗車。もっとも乗車するのはドイツ国内の区間です。

車内で昼食。ミュンヘン中央駅構内のお店でか買った鳥の丸焼きのハーフサイズで8ユーロ。う~っ、腹いっぱい。

1時間ほど乗った列車からPrien a Chiemsee(プリ―ン)駅で下車。ここからメーターゲージ(1000mm)の鉄道に乗換えのはずが、何も見当たらない。

うろうろしていたら私たちより年配の女性から声をかけられ「キームゼーバーン(Chiemsee-Bahn)」と私が声を発したら、返ってきた言葉は「駅前からは出ていない」とのこと。地下道を通って反対側に出ればあると教えられ、それに従いました。

希望の光が見えてきました。

2019年09月15日 16時36分

ミュンヘンでプチ鉄活。

ドイツの焼き菓子、プレッツェル。シンプルですが、私は結構これが好きで、鉄活時に、昼食をレストランなどで食べる時間がない時は、駅のパン屋さんであらかじめこれを買っておいて、非常食にもしています。また夜、小腹が空いた時の足しにもなります。

ホテルの部屋はトレインビューならぬトラムビュー。

ドイツの町はトラムが市民の足となっている所が多く、ここミュンヘンもご多分に漏れずトラムが縦横に走っています。

 

ミュンヘン中央駅前の郵便局前を行く。

車大国ドイツですが、都心部は意外なほど車は走っていません。その分、公共の路面交通が発達しています。

向こうから来る路面の清掃車。一瞬、電車で清掃?とか思ったのですが、そんなはずはなく、普通の路面清掃車でちょっと残念。

2019年09月14日 15時55分

ロマンチック街道の旅(15)ノイシュバンシュタイン城。

ノイシュバンシュタイン城に登城する前に散歩。

ノイシュバンシュタイン城のふもと、アルプ湖を漂う白鳥。

ノイシュバンシュタイン城の絶景ビューポイントに向かうラッピングバス。「いざ、行くぞ!」って気分になりますが、これがなかなか。兎に角、バスが立錐(りっすい)の余地なしの超満員にならないと出発しません。久しぶりに朝の東山線並みを体験しました。

マリエン橋からのノイシュバンシュタイン城。天候は今一つですが、一方でどこか神秘的な感じ。この光景からくるイメージだけですが、白鳥城というより美女と野獣の闇と霧に包まれた城を連想してしまいました。

一方で、もう少し霧が多く出てくれていれば『天空の城』という気分だったのしょう。

※城内は撮影禁止のため、写真はありません。

ノイシュバンシュタイン城からほど近いホーエンシュバンガウ城も幻想的な景色となっていました。晴れている景色を見てみたいと思いつつ、こうした霧に包まれた姿も得難いものあり。

お城が窓外に見えるレストランで昼食。ビールを飲みながらで、何たる贅沢。

食後の散歩。アルプ湖を再び漫ろ歩く。こうしてロマンチック街道を行く6泊の旅を終え、最後の目的地、ミュンヘンへと向かいました。

2019年09月13日 15時53分

ロマンチック街道の旅(14)ヴィース教会のパイプオルガン。

アウクスブルクの車の波の中を行くトラム。

日本でもたまに見かけるエナジードリンク(?)の広告宣伝車。

ロマンチック街道の旅も終わりが近づいてきました。一般的なツアーでは、必ず訪れると言ってもよいヴィース教会。

教会と言う宗教の場所。祭壇には、涙を流したという伝説が残る鞭打たれるキリストの像が祀られています。

この場で聴いたパオプオルガンの音は、生涯忘れない思い出。

この日の夕刻、最後のハイライト、ノイシュバンシュタイン城を見ながらホテルに向かう。
アクセントを間違えると「白鳥」が「9匹の豚」になるそうですがそれはさておき、「うっ、美しい」。
正直なところ、間近ではなくこの距離感の中でも圧倒的な存在感で、これほどまでとは思っていなかった。

ノイシュバンシュタイン城を目指す旅人の多くが宿泊するヒュッセンの町。ミュンヘンからドイツ鉄道の列車で2時間ほどで来ることが出来ます。もっとも今回はそうしたルートではなく、バスでの到着。

夜8時過ぎ。霧が街を飲み込もうとしていました。



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プロフィール

稲見部長稲見眞一
<自己紹介>
昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!