2019年09月12日 17時19分

ロマンチック街道の旅(13)アウクスブルク/観光の合間にトラムの撮影。

長い編成のトラムが縦横に走り、その横を自転車が通り抜けていく町、アウクスブルク。

どこをどう切り取っても、撮影が楽しい町です。

同じ場所、ほぼ同じアングルで撮影していても電車の色が異なるので気分は一緒とはなりません。

それにしても町の中心部では車の通行が制限されているので、トラムの撮影にありがちな車を気にしながらの撮影はほぼありません。

実はここに写っている左側の建物を観光で見て回り、そこを出ての咄嗟の撮影。あくまでも主は観光であって、その合間にチャンスがあれば、鉄も楽しんでいました。で、それが何故出来るかと言えば、トラムの本数が多く、こんな写真を撮ろうという目星さえつけておけば、ちょっとした待ち時間を有効に使えます。

ところでドイツ全般なのかどうかは不明ですが、架線柱というか電柱が無い町なので、架線を吊るすワイヤが周囲の家の軒から張られており、他の町はどうだったっけ?と自問自答。

余談というか本筋の話ですが、アウクスブルクの町を2度目にして初めて見て回りましたが、1日かけて観光(合間のトラムの撮影を含む)する価値があります。最初に来たときは、夕方来て、朝には旅立っており、何とも残念な私でした。

2019年09月11日 17時19分

ロマンチック街道の旅(12)古都アウクスブルク。

紀元前からその歴史が始まったアウクスブルク。ロマンチック街道をじっくり訪ねる旅でなければそうした歴史に触れることは無かったかもしれません。

アウクスブルクは交通の要衝でもあり、アウクスブルク中央駅に近い跨線橋にたてば、出入りする列車を見ているだけで時間が過ぎていきます。

駅前が工事中のアウクスブルク中央駅。私にとって2度目の訪問です。最初に来た時(仕事・1991年)は、実はミュンヘンのホテルに泊まりたくて、旅行社に手配を依頼したのですが、見本市開催中のため予算内で泊まれるホテルがなく、結局旅行社をばらし、止むを得ずこの町に自力で宿泊したのです。
駅のインフォメーションで紹介されたのは駅から歩いて10分ほどのホテル。非常に印象に残ったホテルで、何故かと言えばアパートの一室のような部屋で、「ような」というよりそのままアパートで、広いキッチンと別部屋の寝室がありました。

当時はホテルのフロントで英語が通じず、察するに「朝食を食べるかどうか?」を聞かれた気がしたので、茶わんを持って箸でご飯を食べるジェスチャーをしたら、相手はうなずき、翌日無事朝食を頂いたのですが、そもそも何でそんな仕草をして、何故それが通じたかは永遠の謎です。(笑)

トラムの走る町、アウクスブルク。
アウクスブルク中央駅からトラムで1駅。Königsplatz ケーニヒスプラッツはこの町の交通の結節点。
トラムとバスが同じプラットフォームで乗り換えられ、その利便性は推して知るべしですね。

2019年09月10日 23時43分

ロマンチック街道の旅(11)ネルトリンゲン駅の客車。

城壁に囲まれたエリアに、1本の塔が見える町。それがロマンチック街道にある人口およそ2万人のネルトリンゲン。

聖ゲオルク教会の塔から見える風景。

塔の先端は一周できるようになっており、東を見ると“扇形庫”らしきものが見える。ネルトリンゲン駅に隣接するBavarian Railway Museum(バイエルン鉄道博物館)。

実はこの鉄道博物館の名前は以前から知っていたものの、それがあるネルトリンゲンの町がロマンチック街道上にあるとは今回、初めて知りました。もっとも私の知人にドイツの鉄道に詳しい方がいるのですが、その方も私同様の反応をしていました。

もっとも私はここの博物館には行ったことが無く、一度は見学して回りたいと願っています。

ネルトリンゲン駅の構内(?)に留置の客車たち。この短さが気になって仕方がない。

2019年09月09日 18時35分

ロマンチック街道の旅(10)鉄道の本を買いました。

ローテンブルクの夜、ウインドウ越しに見かけた巨大なクマのぬいぐるみ。まるで映画「テッド」が飛び出してきたみたい。妙にシュールで哀愁が漂っていた。好きだな、こんな出会い。映画を見た方には、この写真は多分笑ってもらえると思いUPしました。

というか、何だか寂しげな表情がどこか自分を見ているような気分にもなったりして、胸がキュンキュンしてしまいました。一人旅ではないのに何故か孤独。

ここはローテンブルク1の撮影スポットだそうです。

昼間は記念写真を撮影する人の波が途切れることが殆どなく、ほんの瞬間を狙って撮影した1枚。絵を描くのが趣味の方に話を聞いたのですが、左の道が上りで、右側の道が下っており、そのバランスが絶妙だそうです。

ところで道路を分けるところに立っている建物ですが、一般の方が住んでいる普通の民家だそうです。(驚)

ローテンブルクを出て時折線路を見つつ、ロマンチック街道を南下。

それにしてもバスの中でカメラを構えたまま座り、一体何を撮っているのだろう。

ディンケルスビュールの町。

日曜日なので市が開かれており、

本を購入。今回の旅で買った唯一の鉄道関係の自分用お土産。

2019年09月08日 23時28分

ロマンチック街道の旅(9)ドイツのファストフードと言えばケバブ。

ドイツのファストフードと言えば私にとってはケバブ。

野菜がたっぷり。

お肉もたっぷり。

昼からビールも飲む。

1991年に初めて食べたケバブ。昔は1個はペロリと食べられたのに、今回はあと少しのところでギブアップ。

鉄道ブログですので、ローテンブルクの観光地についてはあまり触れませんが、これだけは知って欲しいと思った街中に展示されていたローテンブルクの街並みを立体的に再現したミニチュア模型。

分かり難いでしょうが、真ん中の建物の屋根には「点々」があります。実はこれ、視覚障害者の方のための点字。これ以上の説明は不要と思われますが、正直、私はショックを受けました。日本でもこうした取り組みがあって欲しいと願わずにはいられませんでした。しかもこの視覚障害者のための案内プロジェクトの支援者は東京羽田空港なのです。

ドイツを代表する観光地だけに、そうしたことに寄付をすることはあっても当然ですが、それよりこうした取り組みがあることを日本で知られていないのが残念です。

2019年09月07日 22時56分

ロマンチック街道の旅(8)ローテンブルクに到着。

今回の私の旅は、日本からのツアーではあまり馴染みのないロマンチック街道の町も歩いています。それを少しだけ紹介。

人口およそ7000人のヴァイカースハイム。ヴァイカースハイム城はその町の象徴。

人口およそ5000人のクレクリンゲン。ヘルゴット教会はその町の象徴。

ティルマン・リーメンシュナイダー作のマリア祭壇。ティルマン・リーメンシュナイダーは彫刻のマイスターで、ビュルツブルクの市長にもなった方。今回の旅では、彼の作品を多く見てきました。

鉄道駅もあるにはある人口1万1000人のローテンブルクの町。今回は鉄道を使って移動していないので、その姿を確認していません。

ショーウインドウに鉄道を見つけ、留飲を下げる。

こちらはお店の看板。可愛い。

ローテンブルクの町を夜遊び。

暗くて分かり難いですが、この日、ローテンブルクは年に一度のワイン祭りで遅くまで賑わっていました。

●weindorf rothenburg 2019

2019年09月06日 22時54分

ロマンチック街道の旅(7)マリエンベルク要塞からトラムの撮影。

ドイツ/ビュルツブルクの町を流れるマイン川。

そのマイン川に架かるアルテマイン橋(この写真で左下の橋)は多くの観光客が訪れる人気の観光スポット。

そこには何故か鍵がある。誰が始めたのでしょう?

野間灯台ではあるまいし。これは東海地方のそれも一部の人にしか通じない話。(検索:野間灯台 鍵)

今日の“鉄道”の話。1枚目の写真を撮影したのはマイン川を見下ろす場所に建つマリエンベルク要塞。歴史的建造物ですが、第二次世界大戦時の空襲で大きな被害を受け、1950年に再建されたそうです。

ここはビュルツブルクでトラムの俯瞰撮影をする際のお勧めスポット。言うならば観光と鉄が両立できるレアな立ちです。とか偉そうに書いたところで説得力無し。何せ初の訪問で思いがけず「撮影」出来たからそう書いただけです。それにしてもこの写真のど真ん中にチラッと見えるだけのトラム。実はこの場所に線路があるのは確認できたので、あとはここを通過する電車を待つだけ。そしてこの写真の右方に走る電車を見つけ、カメラを構えたままひたすら到着を待っていました。

シャッターを押すタイミングに集中。これにてビュルツブルクでのトラム撮影終了。

念のためですが、今回はあくまでもタイトル通りのロマンチック街道の旅です。トラムの写真はそのついでです。

今日のおまけ。道路にあった案内標識。驚きの日本語!

2019年09月01日 21時29分

ロマンチック街道の旅(6)ロールキャベツとトラム。

ロマンチック街道/ビュルツブルクの観光地は割愛するとして、地図ではStiftung Juliusspital Würzburgとなっている場所の中庭。

古典的な噴水を中心とした庭の至る所に現代アートがある。

一つ一つに意味があるとのこと。

この人たちは何をしているのだろうか?

シュールな羊たち。

見るべきものプラス新しい発見があるのは楽しいですね。

昼食は名物、ロールキャベツ。

レストランの窓外にはトラム。(黄色い何かがそれです)ワインを飲みながら至福の時。

日本ではあまり見かけないシーシャ(水タバコ)屋さん。今回のドイツの旅では結構見かけました。

2019年08月31日 20時10分

ロマンチック街道の旅(5)CITY TRAIN。

車大国なのに市街地で車を見ないドイツの町。そこに路線バスが到着。

ドイツの公共交通あるある話。トラムとバスが同じ場所を走り、電停=バス停です。物凄く利便性が高いと思います。日本でも「あったらいいな」とこの光景を見るたびにいつも思う。

上の2枚と同じ場所で撮影。恐らく私と同世代の方(国籍不明)がトラムを撮影中。そして右に写っている(座っている)女性は間違いなくその伴侶。何故って私はこの女性と目が合い、その時に「夫はあなたと同じ穴の狢(むじな)よ」と呆れ顔で言われた気がしたから。そしてこの写真を撮影したら結構まじで笑ってくれました。

実はその後もこのご夫婦とは別の場所で会っています。その時の様子は上の写真と全く変わりませんでした。女性の顔は、、、やはり呆れ顔。いずこも同じと、何故か反省している私。(んっ?)

大阪城公園ではロードトレイン、愛知こどもの国ならばランドトレイン。ここビュルツブルクではCITY TRAINというそうで、市内の観光地を一周しているそうです。鉄道ではないものの私にとって、『気分』は同じ。

ところで日本とドイツでの名前の違いはともかく、一番大きな違いはこのタイプのトレインが公道を走っているかどうかだったりします。

ただ橋を渡っているだけなのに、何故か力が入っています。

2019年08月30日 10時44分

ロマンチック街道の旅(4)ビュルツブルク/大聖堂界隈。

ビュルツブルクのランドマークと言える大聖堂界隈での撮影。観光の無い時間帯(自由時間)を使っています

大聖堂の入り口にある「Love」のモニュメント。

手を握り合う年齢不詳のカップル。テーマが“愛”なので「少しだけそのままそこにいて!」と願っていたら、きっちり撮り終わるまでいてくれました。

どうでもいいことですが今回の旅の同行者は、呆れ果てつつもこの近くを散歩中。

1枚目の写真と3枚目の写真のほぼ中間地点。ビュルツブルクというか今回の旅で知ったのですが、ドイツって本当に至る所に噴水があり、ついこうして写真を撮ってしまいます。



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プロフィール

稲見部長稲見眞一
<自己紹介>
昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!