最近は日本の美術館でも撮影可、SNSへのUP可というところが増えており、この日「立寄った」というより、今や「越後妻有里山現代美術館 MonET(モネ)」に行くことが当初からの目的だったような気さえしていますが、そうなんです。ここも撮影可(フラッシュはNG)ということで何点かの作品を撮影しました。

この美術館の展示作品で私が今言えることは、私の理解の範囲を越えているということ。でも面白いと思ったのは事実。

「movements」(目さん作)。

素材は時計のmovements。
この美術館、実は私が訪問した日の前日、7月22日にリニューアルオープンしたばかりで、常設作品も入れ替えられたと聞きました。
そんな中、私が一番心惹かれたのがクワクボリョウタさん作「Lost #6」。

小さな造形物に光を当て、その影を壁面に投影するもの。

上手く表現する言葉が見つからないのですが、実は光源は常時動いており、この影はどんどん形を変え、そして見えなくなったりします。
その光源を移動させているのが何とNゲージ。光源そのものの電源も当然のことながらレールから集電しています。Nゲージのアートと言えば思いつくのはジオラマですが、この作品は私だけではなく、皆さんの意表を間違いなく突いていると感じました。
今回はほんの偶然での来館からの思わぬ出会い。展示作品は一応、全て見ましたが最終的には時間が足りませんでした。もっとも鉄印収集だけを目的に、まるで修行のようにただひたすらに寸暇を惜しんで回っていてはこうした出会いはそもそもありません。
などと偉そうに言えることはなく、今回について言えば、ただ乗車する列車の都合(時間に余裕があった)がもたらしてくれた単なる偶然です。でもこれからは少し緩いスケジュールで鉄印収集をしようと思ったことは本当です。