- 8月7日(水)から2泊3日で軽井沢に夏休みの旅行。俗に言う家族運用というものですが、そこはそれ、それにとどまらないのはいつもの事。

まずは軽井沢までどうやって行きますか?
1)車…実は高速道路を使えば4時間ほどなので、まあ第一の選択肢はこれでしょうか?
2)鉄道…東京経由で東海道新幹線~北陸新幹線を乗り継ぐ。時間は一番早いがダントツで高額。
3)鉄道…写真は千種駅で、今回はここから8:06発のしなの3号に乗車しているのですが、そてどこまで乗ったのでしょうか?篠ノ井駅それとも長野駅。

塩尻駅。「しおじり~」「しおじり~」という感じの語尾の伸びるアナウンスがあれば、どちらかと言えば昭和風と言えそうですが、今はごく普通のアナウンス。と書いていてもきっと伝わりきらない。すいません。ニュアンスで感じ取って下さい。
さてその昭和の時代には多分、無かったはずの3・4番線のぶどう棚は今が盛り。日本で唯一の存在であると記憶しています。
で、帰宅後に改めてこのぶどう棚について調べたら、何と昭和63年に植えられたそうです。(参照:塩尻市観光協会HP)
人の記憶はいい加減ですね。もっとも「日本で唯一」は間違いなく、だから写真に撮ったので、その点は一安心。同行者に「何を撮っているの?」と聞かれた際に得意気に解説した手前があります。

何度見ても美しいと思う日本三大車窓の一つの風景。善光寺平を見下ろす雄大さに解説はいらないと思いますが、特急は速すぎて(景色を見る時間が短いので)楽しめないのが難点。
話は変わって生まれて初めてこの風景を見たのは高校生の時。今から半世紀前のこと。夜行列車の急行「きそ」(名古屋発長野行き)に乗車していた時、まんじりともせず一夜を過ごし、ボーっとした頭で窓外を見ていました。
列車はゆっくり(私の心象)と冠着(かむりき)トンネルを抜け、姨捨(おばすて)駅が近付いてきました。そして次の瞬間、眼下が一面真っ白になっており、その向こうに山が見えていたのを今も覚えています。その頃、私はそこが日本三大車窓とはまだ知らなかった時代で、ただ霧がかかっているのだと思っていました。ところが標高を下げるにつれ、急速に霧が晴れ、突然善光寺平がその全貌を表したのです。あまりに夢幻なそのひと時は、今もひょっとしたら自分が見たのはゆめまぼろしだったのか?と自問自答するほどです。

まあそんな思い出話を聞いてくれる同行者ではなく、何も語らず長野駅到着。10:58。
そうなんですね。篠ノ井駅からのしなの鉄道ではなく、長野駅経由で北陸新幹線で軽井沢に向かうルートを選びました。名古屋から3時間足らず。長野って近いんですね。学生時代の友人もいるし、もう一度来ようかな?