2021年03月25日 17時01分

みなさんの国鉄。日本最東端の駅と最南端の駅。

今日はNPO法人名古屋レール・アーカイブスに寄贈された資料からの話題。

表紙はリニア/ML100。場所は国鉄/鉄道技術研究所(現在の財団法人鉄道総合技術研究所)。

1973年(昭和48年)3月、日本国有鉄道名古屋鉄道管理局総務部広報課発行。

ただこの「こくてつナンバーワン」を始め、内容は当時の名古屋鉄道管理局管内に留まらず、全国規模の記事。

ところで目についた東西南北の駅一覧。

同じ項目の少し後の年に発行された東西南北の駅一覧。

西大山駅は1960年(昭和35年)3月22日の開業で、東根室駅は1961年(昭和36年)9月1日の開業。何れも1973年には開業しており、どうしてこうなったかは不明。

でも私が鉄道に本格的に目覚めた10代の頃(昭和40年代位)、最南端は「山川駅」で最東端は「根室駅」という風になっていた何かの記事を読んだ記憶が薄らとあります。

これで揚げ足を取る気は無く、思い出の一ページの振り返りです。

2021年03月23日 20時45分

生まれて初めてのふるさと納税。

ふるさと納税。

生まれ育った名古屋の地以外に納税する気持ちはこれまで特にはありませんでした。ただ応援したい事業を行っている市町村があればささやかでも寄付できればという気持ちは一方で持っていました。

神奈川県足柄上郡山北町のふるさと納税。SLボトルと地酒がセットになった『俺たちのD52』&絵本『デゴニものがたり』。

御殿場線で活躍したD5270号機はこの地で静態保存され、その後圧縮空気を使った動態化が行われ、大事に保存されています。

私が応援するのは「1. 鉄道公園のSL復活に関する事業」。

今回、私の気持ちを一番動かしたのがこの「SLボトル」。

※到着時にこのボトルに日本酒が入っているわけではありません。

これをご縁に一度山北町に行ってみようと思っています。

2021年03月21日 20時44分

JTBの時刻表を買ったらおまけが付いてきた。(驚)

時刻表を買いました。

2021年4月号。「春のダイヤ改正 完全収録」版。

そもそも買うつもりで本屋さんに行きました。

目に飛び込んできたのは「JTB時刻表オリジナルバッグ」の文字。

バッグには「NO TRAIN,NO LIFE!」の文字。んっ?それって私のこと?

何故か心がウキウキ。春本番かな?

色々あります!アイコンの数々。

見たことがあっても何だったかが分からないものもあるけど、そもそも見たことが無いものもあり。

時刻表の中だけで正解が見つからない気もします。時刻表編集部は強敵だな。

2021年03月20日 9時01分

あおなみ線×綾波レイ ラッピング車両

映画「シン・エヴァンゲリオン劇場版」公開に伴い、あおなみ線ではラッピング車両が運行されています。

昨日、3月19日撮影。

こちらは昨年のエヴァラッピング。違いは一目瞭然で、今回は中間車の2両もラッピングされている。

それもあってか私がささしまライブ駅界隈で撮影していた15時過ぎ頃に、この電車を撮影している人が数名いました。

ところで今日のこのあと、10時からメイカーズ ピア anela 内(あおなみ線 金城ふ頭駅より徒歩5分)にて、

●台紙付記念往復乗車券 ( 硬券 )720円

●あやなみ線オリジナルグッズ

などなどが発売されます。

あやなみ線の硬券は結構人気になりそうな予感がしています。

2021年03月16日 16時57分

映画「シン・エヴァンゲリオン劇場版」公開中。

この3月8日から「シン・エヴァンゲリオン劇場版」が公開されています。

思えば昨年2020年1月14日から名鉄ではエヴァンゲリオン特別仕様のミュースカイが走り始めたものの、その後、コロナ禍の中で映画公開は延期されました。

この写真を撮影した2020年3月13日の豊田本町駅では、私以外にも数人の撮影者がいたのを昨日の様に思い出します。

実は、たまたまでしたが、乗っていたりもしていました。

そう言えば「あおなみ線」も「あやなみ線」になっていましたね。

ところで名鉄では映画公開に合わせ、「名鉄エヴァンゲリオンデジタルスタンプラリー2021」を行っています。個人的には「名鉄電車全線1DAYフリーきっぷ」がエヴァンゲリオン仕様になった「エヴァ1DAYフリーきっぷ」を発売しており、そちらが気になっていたりもしています。

映画を見た方からは「エヴァ」ファンだけでは無く、鉄道が好きな方にもお勧めという声をもらっています。さてどんな映画に仕上がっているのでしょうか?

2021年03月11日 22時58分

東日本大震災から10年。

東日本大震災から10年が経ちました。

宮城県南三陸町防災対策庁舎。(2031年まで宮城県が維持・管理)

2013年9月27日、地元の新聞社の協力を得て被災地で地元の方々の話を聞いていました。

この地の住所は宮城県本吉郡南三陸町志津川字塩入77。「塩入」というかってここに「津波」が来た事からついた地名の可能性があり、1995年(平成7年)の建設時には、町議会で高台に建設すべきではと反対する意見も出たが、県の補助金申請の期限があり、結局この建物の高さを超える津波は来ないであろうとこの地に建設されたそうです。

ところで南三陸町には縄文遺跡が多数あります。その遺跡は高台にあり、その場所はこの地震で津波に襲われることは無かったそうです。縄文人が津波の来ない高台に住居を構えたか、もしくは今ある遺跡が津波被害に遭わなかったことで現存しているかは定かではありませんが、実に示唆にとんだ事実と地元の方が話されていたのを今も思い出します。

当初の予想をはるかに越える高さの津波(当初6m、その後10m、実際には15.5m)が襲ったことが結果として被害を大きくしたのですが、それにしてもこの地に建設を容認した事への反省を口にする方がおられました。

石巻市立大川小学校。

児童ら84名が犠牲となりました。この小学校の出来事は「民事」裁判で最高裁まで行きましたが、結果原告の児童の保護者が勝訴しました。

この裁判の経緯は様々なメディア等で詳しく出ていますのでここでは割愛しますが、「山へ逃げよう」という児童の声をおさえた先生達(学校そして教育委員会)。その責任を問うことは、先生達も亡くなっていただけに、訴える側にとっても過酷な裁判でした。

ただ石巻市・石巻市議会の対応を含め、行政サイドは責任を取りたくないから責任を認めないとしか思えない対応で、原告の方は、「生き延びた子どもたちから聞いたことを教育委員会が(子どもの話は信用するに足らないとして)事実として認定せず、学校および教育委員会に責任はない」としたことで、「山に逃げよう」という子ども達の声が無かったことにされたことが裁判のきっかけとも話をされました。

その話を聞いた後、この裁判の行方を見ていたのですが、最終的に司法の判断が真っ当であり、これで原告の保護者の方達がやっと犠牲になった子ども達に報告出来るようになったであろうと思いました。

JR東日本石巻線女川駅。

2016年2月19日、2015年(平成27年)に高台移転で移設されたこの駅を訪問しています。

2013年9月28日の女川の町。震災から2年が過ぎていましたが、復興とはほど遠い状況でした。

3月11日は私にとり震災で起きた事、そしてその後どうなったかを思い出す日。それは「忘れない」ことが必ず来るであろう大震災への唯一の備えだと思うからです。

2021年02月19日 16時40分

切手と消印(15)さよなら鉄道郵便局。

以前、鉄道郵便局という鉄道郵便を扱う郵便局がありました。

明治時代に始まり、1986年(昭和61年)にその歴史を閉じました。

その直前、1986年9月25日から9月30日まで「さようなら鉄道郵便局展」という催しが名古屋であったようで、これはその時の記念スタンプと思われます。

イベント名が「さようなら」で、消印が「さよなら」である理由は私には分かりません。

一方こちらは記念切手。

切手の発行年が1987、昭和62年となっており、かつ消印の日付が62年3月30日ですので、明らかに廃止後しばらくたってからの発行です。

いずれにしろ鉄道史の一コマであり、しかも郵便物が鉄道で運ばれていた時代の最後の貴重な資料です。

2021年02月18日 22時39分

切手と消印(14)東海道電化完成記念郵便切手。

東海道電化完成記念郵便切手。

1956年(昭和31年)11月19日発行。電化にあたり、最後まで非電化だったのは米原~京都間。

EF58が牽く特急「つばめ」「はと」。当時の日本最高峰の列車です。

こうして書いていて思ったのは記念切手が発売されるという事は、やはりそれがその時代を象徴するような出来事であったという事。今、書きながら鉄道史をおさらいしている気分です。

2021年02月17日 21時46分

切手と消印(13)北陸トンネル開通記念。

NPO法人名古屋レール・アーカイブスに寄贈された切手と消印。

こうしたファイルに整理しています。

北陸トンネル開通記念。

北陸トンネルは1962年(昭和37年)6月10日、北陸本線の敦賀~南今庄駅間に開通しました。全長13,870 メートルは当時、日本で最長のトンネルで、今も地上にある狭軌トンネルでは日本最長です。

消印はED70形交流電気機関車。

切手のキハ82は大阪~青森、上野を結んだ特急「白鳥」。どちらも北陸本線の歴史の生き証人。

2021年02月16日 18時27分

切手と消印(12)国鉄七尾線。

国鉄七尾線。1935年(昭和10年)7月30日、津端~輪島間の全線が開通。

1987年(昭和62年)4月1日、国鉄分割民営化により、西日本旅客鉄道が継承。

その後、1991年(平成3年)9月1日に和倉温泉駅 ~輪島駅間がのと鉄道に経営移管され、2001年(平成13年)4月1日 に穴水 – 輪島間が廃止されました。

輪島郵趣会発行で、廃線でも第三セクター化でもないので、ここまでに紹介してきたローカル線の三セク化とは趣が異なります。

使用されている「さようなら鉄道郵便」の切手は同年の1987年3月26日の発行。タイムリーと言えばタイムリーな切手です。

中面はこんな感じ。数字の枠が並んでいますが、恐らくそこにその金額の切手を貼るようになっていたのではと推察しています。

 

 



ADVERTISEMENT

カレンダー

2022年1月
« 12月    
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
3031  

プロフィール

稲見部長稲見眞一
<自己紹介>
昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!