2021年11月06日 17時01分

鉄印帳の旅(34)京都丹後鉄道天橋立駅。

11:14、京都丹後鉄道天橋立駅に到着。

まずは鉄印を頂きます。なおこれを撮影したのは、帰路の特急「たんごリレー4号(丹後の海)」車内です。

その福知山駅行き特急「たんごリレー4号(丹後の海)」は11:54発なのでしばし駅前を散策。

駅から徒歩5分ほどの所にあり、智恵を授けてくれる文殊様で有名な智恩寺にお参り。「三人寄れば、文殊の知恵」という言葉はこのお寺のこととか。3人でなくとも、なんとか智恵が授けれないものかと考える俗な爺1人。記憶の泉の水は、老人力が強まるにつれて涸れつつありますが、せめて智恵の泉は枯らさないようにしたいものです。

智恩寺を抜けてすぐの所に、江戸時代には既にあったといわれる「智恵の輪 灯籠」。この石の輪を3回くぐれば文殊様の知恵を授かれると言われていますが、くぐるのは無理なので、実際には灯籠の周りを3回回るとか、頭を3回入れるとかをすると御利益があるそうです。なお今回私は手を合わせたのみ。さて御利益や如何に。

特急「たんごリレー4号(丹後の海)」の到着。

この列車は豊岡駅を10:53に1604D快速列車で出発し、途中の網野駅から特急となります。(特別料金不要の)快速~(有料)特急と変身する列車って、今日本でどれくらい走っているのでしょう。一度、調べなければ…。

車内。お客さんがいませんが、これは終点の福知山駅での撮影。

福知山駅  12:34着。

美しきサイドビューに別れを告げ、次は福知山線~加古川線経由で北条鉄道との乗換駅、粟生駅を目指します。

福知山駅発 1406 2540M 篠山口駅行き

谷川駅着  1445

谷川駅発  1513 2328S 西脇市駅行き

西脇市駅着 1542

西脇市駅発 1545 1344S 加古川駅行き

粟生駅着  1605

福知山駅では時間があるので、ゆっくりと昼食。そして、、、。

2021年11月05日 22時22分

鉄印帳の旅(33)京都丹後鉄道天橋立駅を目指す。

10月29日(金)の鉄印帳の旅。この日は「京都丹後鉄道」と「北条鉄道」の巻。

まずは京都丹後鉄道天橋立駅を目指します。

名古屋駅発 7:37 ひかり535

京都駅着  8:27

京都駅発  838 特急「はしだて1号」(京都駅~天橋立駅)

福知山駅着 954

福知山駅発 1013 4811D 快速丹後あおまつ1

天橋立駅着 1114

こんな予定。 京都駅出発時は「はしだて1号」と「まいづる1号」の併結で、見えているのは「まいづる1号」。 福知山駅名物、京都方面からの特急と大阪方面からの特急の同一ホーム接続。左側が今、乗ってきた京都丹後鉄道宮福線直通「はしだて1号」天橋立駅行き(9:54着 9:59発)。 右側の列車は特急「こうのとり1号」城崎温泉駅行き(9:49着 9:55発)。

福知山駅からの京都丹後鉄道宮福線は、特急で直行せず敢えて普通列車/天橋立駅行きに乗車。

その心は「はしだて1号」に接続する普通列車が、観光列車「丹後あおまつ号」だったから。

私の「鉄印帳の旅」ですが、若かった頃の「日本の鉄道の完乗を目指す」旅ならともかく、今は「鉄印収集だけが目的の旅」ではなく、時間に余裕もあるので、チャンスがあれば様々な車両のバリエーションを楽しみたいと考えつつ行程を組んでいます。何故って言えば、それがとっても楽しそうに思えたからですが、今回の京都丹後鉄道にもぴったりの車両がありました。それが「丹後あおまつ号」。この鉄道の他の観光列車と異なり、何せ予約不要の普通列車です。

乗車してすぐに目に付いたのはこのラック。書籍の時刻表が置いてあり、これは私にとっては初めてのこと。

水戸岡鋭治氏が担当された車内デザインは、想像だにしなかった低い背もたれにまずは驚き。もっともそのおかげでしょうが車内は広々とし、どの座席からも進行方向どちらの風景も楽しめます。

トイレの入り口も、列車のトイレとは思えず、面白いですね。

車内販売のコーヒー。左下にあるのは「もうひとつの京都 周遊パス 海の京都エリア(1日乗車券)」。それを購入するとこのコーヒーが無料で付いてきます。

この1日乗車券ですが2200円ですので、福知山駅~天橋立駅を普通列車で往復するだけならば元は取れません。しかし今回は帰路の列車は特急(自由席)の予定でしたので、特急料金を含めればまず元は取れ、更にこのコーヒーで「買って良かった」と相成りました。

沿線の名物が一目で分かるボード。手作り感満載で、個人的にはOK!

牧駅で5082D特急「はしだて2号」久美浜駅発京都行きと交換。

2021年10月27日 17時16分

鉄印帳の旅(32)信楽高原鐵道信楽駅にて。

信楽駅前。

駅名標の前には信楽焼のたぬきさん。

駅を出てすぐ左側には大だぬき。マスクをしてハロウィーンなのは今どきと言えば今どき。緑色の公衆電話が不思議なアクセントになっています。

駅前を歩いていて渡った橋には信楽名物の紹介あり。

そこに信楽高原鐡道を発見!

信楽駅に来たら是非、見てほしいもの。それは駅構内に展示されている「信楽高原鐵道列車衝突事故」の資料類。

1991年(平成3年)5月14日に発生した痛ましい事故を忘れないためにあえて展示しているとのこと。

事故のことはもちろん覚えていますが、それをこうして残しているとは知りませんでした。地元の方たちが事故を乗り越え、この鉄道を残すという強い気持ちがあったからこそこうして「鉄印帳の旅」にも出られるのですが、楽しいだけではなく、こうして鉄道の負の歴史に触れることもまた「鉄印帳の旅」ではないでしょうか。

鉄印を授与されるにはほんの数分しかかかりません。ただ集めるだけなら、到着して数分後に出る列車で戻ることも出来ます。でもここでは1本、後の列車に乗車する選択をしていただければと思っています。

この車両の顔に隠されたある秘密。展示を見て改めてこの写真を撮影しました。「レールがつなぐ くらしと未来」を感じる1日となりました。

2021年10月26日 16時21分

鉄印帳の旅(31)信楽高原鐵道。

10月18日(月)、思い付きで信楽高原鐡道の鉄印帳の旅に出発。名古屋駅発9:06の快速亀山行きに乗車。

亀山駅は10:06の定時着。

亀山駅発10:14の加茂行きに乗り換え。20名ほどの乗客あり。草津線に乗り換える柘植駅着は10:39なので25分という短い乗車。

私にとって懐かしの加太駅を通って行く。思い出の場所。

1971年(昭和46年)1月15日の撮影。私が高校生の頃。

こちらは同じ日の柘植駅を出発する貨物列車。遥か彼方まで連なる列車の先にあるもう一条の煙。ここ柘植駅~加太駅間は峠越え(加太峠)があるため、ここ柘植駅で後ろに補機の機関車が付けられていました。

柘植駅からはお久しぶりです、113系。この電車は11:01発で信楽高原鐡道との乗り換え駅である貴生川駅までは18分の乗車で11:19着。

昭和の電車のサイドビュー。この窓割は我が青春の日々。狭い直角背もたれの座席も、当時はともかく今ならば「これぞ国鉄近郊型電車」ならではと言えます。もっとも草津線では転換式クロスシートの電車も走っていますので、まあどちらが快適かと言えば…ではあります。

貴生川駅では5分の接続で11:24発の信楽駅行きに乗車。

貴生川駅を出てすぐのところ。どれだけの急斜面を登るのだろう。

信楽駅には11:48着。私の脳内ではもっと距離がある感覚でしたが、あっという間に到着。

鉄印。右側の鉄印が本来のもの。左側は第三セクター鉄道等協議会加盟の鉄道会社15社のコラボ鉄印。
1日乗車券は信楽駅のみでの発行ですが、到着列車の精算時の発行で購入しました。参考までに貴生川~信楽間の往復の運賃と同額です。

2021年10月25日 10時43分

鉄印帳の旅(30)由利高原鉄道で撮り鉄。

矢島駅発13:50の14Dに乗り曲沢駅着は14:14。

鳥海山を背景に13D、羽後本荘駅発矢島駅行きの撮影が目的。

この列車の曲沢駅発は15:02、この列車が前郷駅で交換してくる16Dの曲沢駅発は15:09。そのため駅から徒歩5分圏内で撮影場所を決めました。

逆光は承知の上。往路で鳥海山がスッキリではないものの、多少の雲かぶりを是とすれば撮れそうなのでここに来ました。とにもかくにも晴れて良かった!の一言。

逆光で広い絵にすると列車は目立たないことを改めて認識。撃沈ですね。

曲沢駅発15:09、無事間に合いました。

さようなら、由利高原鉄道。

羽後本荘駅は新装開店したばかり。JR東日本と由利高原鉄道の改札が分かれていましたが、以前はどうだったのでしょうか?

羽後本荘駅発16;41、549M。秋田駅着は17:26。旅の終わりが近づいています。

秋田空港到着。19:15発のANA1840便で中部国際空港に戻ります。

ナガシマスパーランドが見えればあと少し。

2021年10月24日 10時10分

鉄印帳の旅(29)まつ子さんの直筆鉄印。

由利高原鉄道の鉄印は3種類。下2つは事前に用意され、日付を由利鉄の方が記入するタイプ。上が今回のお目当てである矢島駅売店のまつこさんが直筆で記帳してくれたもの。これまでは全て鉄印帳に「貼る」ものだったのですが、初めて鉄印帳に直に記入。

なお下の2つは由利高原鉄道36周年記念鉄印で、この10月1日から販売開始。これから1年間手に入れることが出来ます。

書いて頂ける書体は4種類から選べるのですが、正直言ってこれは迷います。思い掛けない事態に私も数秒のこととは言え、悩みました。

帰りの車内。整理券の発行機にも工夫あり。由利鉄の方のお気持ち、観光客の心には届いていますよ。

こちらは乗務行路表(乗務員行路表?)の置き場所。鉄道員の後ろ姿の指差喚呼(しさかんこ)のイラストは、きっと私の様にこうして覗き込み人がいることを分かってやっている確信犯。

出掛ければそこには何か発見あり。由利高原鉄道の前郷駅~矢島駅間はタブレット閉塞、羽後本荘駅~前郷駅間はスタフ閉塞となっているのですが、前郷駅からのスタフがとにかく可愛い。一見の価値あり。

1日の乗降客数が1人とか2人の「曲沢駅」で下車。乗ってきた列車を見送ります。考えてみれば凄いですね。秘境駅とも言える駅に「下車」する経験ってなかなかありません。もっとも列車本数がそれなりにあるので出来る訳ですが。

2021年10月23日 9時34分

鉄印帳の旅(28)由利高原鉄道のおもちゃ列車。

鉄印帳の旅ではどんな車両に乗るのかも大切な要素だと私は思います。由利高原鉄道の列車ならば「おばこ列車」か「おもちゃ列車」に乗りたいと思うのが人情というものでしょう。

それにしても今回は秋田内陸縦貫鉄道の「縄文号」とここ由利高原鉄道の「おもちゃ列車」が上手く結べることに気付いた時は、人知れずガッツポーズをしていました。

おもちゃ列車。座席数が減るので乗客が多い時間帯には不向きでしょうが、昼間帯にこども連れで乗るのは楽しいでしょう。

木製玩具というのは私にとっては高評価。

可愛い椅子が2つ。私は一人で乗っているのに関わらず、思わず笑みがこぼれてしまう。

由来を書いた銘板。匿名の方からの寄付で誕生したとは知りませんでした。

ところでおもちゃ列車と言えば和歌山電鐵の「おもちゃ電車」へと連想ゲーム。

2014年9月27日の乗車。

この「おもちゃ電車」が今はどうなのかと調べたら何と、今年の9月5日で運行を終えていたことを今回知りました。

これまでの電車にはなかったユニークな内装と世界初の車内ガチャなどで、当時は地方私鉄の生き残り策の一つとして注目されていました。今後は「たま電車ミュージアム号」として生まれ変わるそうなので、それに期待したいと思います。

羽後本荘駅発13:00の11D(おもちゃ列車)は矢島駅に13:39の定時着。

この駅、国鉄矢島線時代は「羽後矢島駅(うごやしま)」を名乗っており、1985年(昭和60年)10月1日 の由利高原鉄道への転換時に今の矢島駅となっています。

2021年10月22日 11時33分

鉄印帳の旅(28)由利高原鉄道への道。

10月9日、鉄印帳の旅。

角館駅発10:40、こまち5号。秋田駅着11:25。在来線駅に発着するE6系というか在来線サイズとは言え新幹線車両が見慣れない。秋田と言えば秋田犬(あきたいぬ)。秋田駅の改札口前でお出迎え。

こちらは先ほど乗っていた秋田内陸縦貫鉄道の車内(縄文号の車内ではなく、一般的な車両)も秋田犬の可愛い写真あり。秋田の誇りなんですね。

駅の正面に向けた「秋田駅」の駅名標が見える場所を探してしまいました。もっとも普段この駅を利用しない観光客であっても、この駅名標が見えなくとも不都合はないと思います。

駅ナカの「駅そば」を名乗る店で昼食。このお店がいつから営業を始めたかまでは分かりませんが、いわゆる「駅そば」の手軽さと味のバランスはきっちりあると感じました。カレーのお供のコロッケ。何というか思いがけず美味しかった。

駅そば屋さんと言えば「立ち食い」のイメージですが、このお店には椅子席もありました。ただコロナ禍の中で座れる椅子は一つおき。荷物もおけるしそれはそれで有り難いのですが、薄利多売の商売にはかなり厳しいものがあると思います。

駅構内にはD51の大型模型あり。

秋田駅発12:08、542Mに乗車。由利高原鉄道に乗り換える羽後本荘駅には12:55着。

羽後本荘駅発13:00、由利高原鉄道11D(おもちゃ列車)です。

この列車のヘッドマークは、あるならば「おもちゃ列車」だと思ったのですが、やはり「疫病退散」でした。

2021年10月21日 8時52分

鉄印帳の旅(27)縄文号に乗車。

2021年(令和3年)7月27日、北海道・北東北の縄文遺跡群は世界文化遺産に登録されました。秋田県北部の北秋田市/秋田内陸縦貫鉄道で鷹巣駅を出て2駅目、縄文小ヶ田(じょうもんおがた)駅近くの伊勢堂岱遺跡(いせどうたいいせき)も登録された遺跡の一つです。今回私は足を運びませんでしたが、他の遺跡を含めじっくり回ってみるのも良さそうだと思っています。

と言うことで第2、第4土曜日に運転される急行もりよし/「縄文号」に乗車。ミーハー(今や死語?)な私としては、今乗らないでどうする!という選択。

7月末までは間違いなく無かったスカートの部分の飾り。

車内もお祝いムードが漂います。

今年の2月11日にお披露目のピカピカの一年生。2000年登場の車両を改修したものですが、内装も乗り心地も快適そのものでした。

天井には伊勢堂岱遺跡をイメージしたイラストあり。これも含め地元の気合いを感じる1両です。

角館駅行きに乗れば気分は正にパノラマカー。

観光名所では案内放送あり。

阿仁マタギ駅。

案山子君も手を振ってのお見送り。

上桧木内駅。私の好きな風景。

松葉駅近くの赤い蕎麦の花、高嶺ルビーという品種だそうです。景観を楽しんだあとは食用となる一石二鳥ということで、ここ秋田県のみならず他地域でも栽培が行われています。

真っ赤に染まる大地の中を行く列車。考えただけでもワクワクします。秋田内陸縦貫鉄道沿線での栽培エリアが広がり、秋の風物詩として乗客に親しまれるようになればとか思いながらシャッターを押していました。10:23角館駅到着。

角館駅前に動輪が展示されていました。由来を書いた案内板がありましたが、形式名は書いてありませんでした。何度も来ている場所でも毎度発見あり。

2021年10月20日 11時41分

鉄印帳の旅(26)秋田内陸縦貫鉄道の鉄印。

阿仁前田温泉駅近くで撮影。朝活というほど早い時間ではなく8時過ぎ。

阿仁前田温泉駅。温泉施設、宿泊施設も併設。たまたま温泉の設備が故障中だったのが残念でしたが、大浴場は気持ちよかったです。

駅前のオブジェ1。

駅前のオブジェ2。車両の顔も可愛い。

8:55発9D阿仁合駅行き。阿仁合駅には9:10到着。

朝の光が気持ちいい。

阿仁合駅到着。ここでは5分後(9:15)に出発の2001D急行もりよし1号角館駅行きに乗り継ぎます。

阿仁合駅で鉄印を手にする。「しあわせのえきへようこそ」。

こちらは角館駅で購入した1989年(平成元年) 4月1日からの全線開通30周年の入場券セット。

左下に「0円」の券あり。「+1」の謎解き。これを買ったときに(値段を見て)他の乗客の方から感嘆の声あり。

全線開業から感謝。いえいえっ、私の方からも秋田内陸縦貫鉄道の皆さんに感謝です。



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プロフィール

稲見部長稲見眞一
<自己紹介>
昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!