2022年01月08日 16時44分

鉄印帳の旅(69)野岩鉄道。

野岩鉄道の鉄印。着々と鉄印帳の旅の終点が近づいています。

野岩鉄道。1987年(昭和62年)4月25日以来の乗車。トンネル街道という印象はあったもののこれほど次から次へと続く印象はありませんでした。いざこうして乗ってみると蒸気機関車の列車を走らせるのは大変そうだなというのが感想。いざとなればDE10形ディーゼル機関車が頑張るのでしょうね。とか、SL大樹の運転を願っている。

トンネルとトンネルの間の景色は素晴らしいと思う。

葛老山トンネル内にある駅。外光が見えることもあるからか明るく感じます。

川治湯元駅付近。

川治温泉駅の駅名標。昭和の時代の乗りを感じるイラスト。

AIZUマウントエクスプレス会津若松駅行きと交換。この日朝一番で会津若松駅から乗った列車の折り返し。

鉄印が無ければ先を急いだかも知れませんが、この駅で29分待ち。

2022年01月06日 22時15分

鉄印帳の旅(67)会津鉄道会津田島駅。

会津鉄道の鉄印と会津若松駅~東武日光駅間の乗車券。鉄印は直書き。そのため時間に余裕が必要です。

ところで会津若松駅から東武日光(東武鉄道)駅への乗車券が発券出来るとは知りませんでした。JR東日本~(西若松)~会津鉄道~(会津高原尾瀬口駅)~野岩鉄道~(新藤原駅)~東武鉄道という4社連続の片道乗車券。有効期間は2日で何と途中下車もOK!

実は会津若松駅でこの日最初の下車駅である会津田島駅までの乗車券を自動券売機で買おうとしたところ、結構な金額。そこで緑の窓口で、会津田島駅までの乗車券をクレジットカードで買えるかどうか聞いたらOKとのこと。

そして駅員さんから「最終的にどこまで行かれますか?」と聞かれたので、「東武日光まで」と答えたら「発券できます」という流れでした。聞いてみるものですね。

家に戻ってから乗車券に詳しいAさんから「東武鉄道の浅草駅から会津若松駅への乗車券も発券されます。」と教えて頂き、続いてBさんからは「社線連絡切符は、3社まで発券可能なのだが、需要があるので企画切符の形で4社連絡で発券している。因みに100km超えたら、途中下車も可能。」と情報提供を頂きました。

私にとっては偶然の産物で手にしたこの乗車券ですが、どうやら乗車券マニアには堪らない1枚のようです。

(11月25日/木)

会津若松駅発06:56 会津鉄道3151D AIZUマウントエクスプレス2号

会津田島駅着08:05

【会津鉄道の鉄印授与】

会津田島駅発09:02 会津鉄道~野岩鉄道 852レ 区間快速

新藤原駅着 09:58

【野岩鉄道の鉄印授与】

新藤原駅発  10:27 314レ

鬼怒川温泉駅着 10:35 直通

鬼怒川温泉駅発 10:47

下今市駅着  11:14

下今市駅発  11:28  SL大樹ふたら71号

東武日光駅着 11:51

この日の前半戦のスケジュールが以上。

今回は、「AIZUマウントエクスプレス2号」と「SL大樹ふたら71号」が“旅”のポイント。

山間(やまあい)に分け入り、ひた走る。

会津田島駅到着。

鉄道むすめがお出迎え。

南会津町の中心駅、会津田島駅は思いのほか立派な駅舎。

時間があるので、駅前に保存されているC11254の見学。

ただ乗っているだけでは出会えない。そして鉄印を授与してもらう時間が必要だからこの駅に1時間も滞在している。そんなことの積み重ねがあってこの機関車との出会いがある。

火の入ったストーブ。炎を見ているだけでも暖かに感じる。

駅構内に地酒の立ち呑みのお店あり。

自動販売機で買うお酒。たださすがに朝の8時過ぎから呑み始める勇気無し。残念。今は「どうして呑まなかったのだろう?」と後悔している。

会津田島駅構内。跨線橋は老朽化のため使えないとのこと。列車を止めないと撤去工事は難しそうですね。

2022年01月05日 15時22分

鉄印帳の旅(66)会津鉄道。

鉄印帳の旅としては昨年12月17日にアップした阿武隈急行の続きとなります。また今年の連載も皆さんが鉄印収集する際の何某かの参考になれば嬉しく思います。

さて11月25日の鉄印帳の旅。スタートは会津若松駅。

6:20。年寄りは朝の目覚めが早い。だけではない旅の朝。

C57の動輪は、会津若松駅のシンボル的存在。

おっと、赤べこも負けていません。

GV-E400系は初めて見ました。

会津若松駅発06:56 会津鉄道3151D AIZUマウントエクスプレス2号

会津田島駅着08:05

この日最初の鉄印は会津鉄道。折角なのでAIZUマウントエクスプレスに乗車。

車内は快適なクロスシート。

乗った列車は一般車両との2両編成で、こちらは一般車両。これはこれで十分な観光列車の車内と言えます。

門田駅(もんでんえき)で行き違った会津若松駅行き。高校生で満員でした。

朝日!何故か幸せな気分になります。

朝霧を横目にひた走る列車。

芦ノ牧温泉駅にあった「あいづっこ宣言」。会津若松市のウェブサイトに詳細な解説がありましたが、昨年が策定20周年でした。

さて私は、敬われる年上なのでしょうか?自戒の念を込めて読んでみた。

2021年12月17日 12時11分

鉄印帳の旅(52)阿武隈急行。

2021年11月24日。

阿武隈急行/福島駅。

1988年(昭和63年)7月2日にこの地を訪れており、なにゆえ共同使用駅?と思ったかどうかが思い出せません。

阿武隈急行の会社概要を見ると主な株主に「福島交通株式会社………………6,000株(20.0%)」とあるので、その関係もあるのかな?とか思ったりしてますが、改札口とホームは共用でも、駅員さんや改札業務は別となっています。

福島駅発15:28 阿武隈急行 929M

卸町駅着15:33

卸町駅発15:53 阿武隈急行 932M

福島駅着16:00

一駅だけ乗車し、直ぐに折り返し。

卸町駅の駅舎。

駅の部分は奥の小さな屋根がある所で、手前の堂々たる駅舎に見える場所は飲食店。この日は定休日でしたが、ちょっと気になる存在。

駅に貼ってあったポスター。愛知県民でも使えたのかな?福島駅~卸町駅間は片道260円。最短区間の1駅の往復だけで元が取れます。

通学時間帯なので、1駅座らずに立っての移動。

阿武隈急行/福島駅の切符売り場。

無事、鉄印を手にしました。

福島駅前のモニュメント。作曲家古関裕而の像。ピアノを弾いている姿がこうして駅前に佇んでいる例は相当に珍しいのではないでしょうか?

鉄印帳が終わったら、全国の駅前モニュメント回りっていうのも良いかも知れません。ただきりが無いですね。

福島駅発16:16 やまびこ146号

郡山駅着16:29

郡山駅発16:37 1231M

会津若松駅着17:54

郡山駅から乗った電車には雪が…。

31キロポストのある関都駅はすっかり雪景色。

 

2021年12月16日 23時07分

鉄印帳の旅(51)長井市役所と長井駅。

長井市役所の2階から長井駅を見る。一番奥の左側、出入り口が見える辺りが駅。

最近よくみかける「駅ピアノ」。私が弾けるのは一音ずつドレミファソラシドと音階を奏でるのみ。んっ?それは弾けるとは言えませんね。

かつての「長井駅」の模型展示あり。

恐らく今回の建替え前の姿でしょう。
長井駅発13:45の214D(赤湯駅着14:16)に乗る予定で、折り返しの待ち時間の47分は結構長いと思っていたのですが、見所が大く、どんどん時間が過ぎていきます。
「スニてつ」って何よ?

デザインを手掛けたのは沿線にある高校の生徒たちさんで、「なるほどね」というのが私の感想。詳しくは検索して調べて下さい。

恐らく待合室を兼ねたオープンスペース。

これらの木製家具は地元・長井市産スギ材を利用して山形工科短期大学校の学生さんが卒業制作で作ったモノ。列車到着のぎりぎりまで、市庁舎兼駅舎をこうして歩いていました。長井駅から赤湯駅まで戻る列車の車内から外を見ていたら、、、虹が出ていました。

JR東日本奥羽本線と山形鉄道フラワー長井線の接続駅、赤湯駅。随分モダンな外観だなあと思ったら1998年(平成10年)の第6回公共建築賞優秀賞を始め様々な賞をもらっていました。やはり!ですね。

赤湯駅発14:27のつばさ144号に乗り、福島駅着15:14。

福島駅デハ改札を出て「阿武隈急行」の改札に急ぎます。

見つけました「電車のりば」。

2021年12月15日 21時59分

鉄印帳の旅(50)山形鉄道/YR-887号 鉄道むすめラッピング

赤湯駅発12:25、山形鉄道フラワー長井線/209D(YR-887号 鉄道むすめラッピング)。長井駅着は12:58。

鉄道むすめの「鮎貝りんご」。名前の由来は「鮎貝(あゆかい)駅」「梨郷(りんごう)駅」から取っているそうです。各地にあるこの鉄道むすめですが、毎度思うのはネーミングの面白さ。面白いと言っても「笑う」のではなく「工夫」の面白さです。

宮内駅では私が乗っている209Dと212D(YR-883号 紅花ラッピング)と交換。

前の写真で鮎貝りんごが抱っこしているうさぎのもっちぃ駅長(実在のウサギです)はこの宮内駅の駅長。ただ今月12日から長期休暇に入っており、再開は未定とのこと。

JR東日本米坂線との接続駅、今泉駅到着。

今泉駅を出て、暫くの区間はJR米坂線と線路を共有しています。ここが白川信号所と呼ばれた分岐点。よく見ると分岐点の先に信号所の建物が見えますが、今は使われていないそうです。

長井駅到着。

YR-887号の鉄道むすめラッピングを見ていてとんでもないことに気付いてしまった。とか大袈裟に言うことでは無いのかもしれませんが、この写真ではまず分かりませんが、奥の方に2002年(平成14年)に廃止された「南部縦貫鉄道」の駅員さん、七戸ちびきがいます。鉄道むすめは基本、現存の鉄道だけかと思っていたのですが、車両の保存活動をしている「南部縦貫レールバス愛好会」の会員という設定で、なかなか面白いと思いました。この世界も奥が深そうです。

長井駅。下車して外に出て、おおびっくり!

立派過ぎだろ!とか思ったら、何と今年の5月6日に開庁したばかりの長井市役所庁舎。

【市役所と山形鉄道フラワー長井線の長井駅が一つの建物で繋がり、全国初となる『鉄道駅と一体となった庁舎』であることが大きな特徴です。】とは長井市のウェブサイトでの説明。

随分長いと思ったら全長約170メートルとのこと。「長井市」だけに「ながい」に拘ったのかと思ったのですが、それについての記述は見つけられませんでした。

駅前のカフェにて、ストーブで暖を取りながら頂いたカレー。

2021年12月14日 22時12分

鉄印帳の旅(49)山形鉄道へGO!

行ける内にと思い、とにかく出掛けています。

11月24日(水)は山形交通。

左側が本来の鉄印。右側が特別バージョン。

名古屋駅から出る新幹線の本数も通常に戻っているようです。でもさすがに臨時はないでしょうね。

名古屋駅発07:43のひかり636号。東京駅着は09:42。

富士山が見えると不思議と気分が高揚し、ワクワク気分で東京に向かうことが出来ます。

東京駅発10:00のつばさ133号、新庄行きに乗車。赤湯駅着到着は12:21。

つばさ133号はやまびこ133号仙台行きとの併結。

つばさ号というか山形新幹線に乗るのは何と初めて。奥羽本線は何度も乗っていますよ。でも昭和の時代にしか乗っていませんでした。

東北新幹線からでも富士山は見えます。でも写真を撮っていたのは多分、私だけ。東海道新幹線ですと大抵数人はいるのですが、やはり見える大きさの差でしょうか?

時間は11:55頃の福島県と山形県の県境付近。今シーズン初めて雪を見ました。

里に下ってくれば雪は見えなくなり、晩秋の景色が広がっていました。

赤湯駅定時着。雪が降るとどうも「列車は遅れないだろうか?」とかつい心配になってしまいます。現役時代と違って時間はあるのだから、どっしり構えようと思ってはいるものの、一応予定を組んで行動しているので、ひたすら定時運転を祈って列車に乗っています。

2021年10月25日 10時43分

鉄印帳の旅(30)由利高原鉄道で撮り鉄。

矢島駅発13:50の14Dに乗り曲沢駅着は14:14。

鳥海山を背景に13D、羽後本荘駅発矢島駅行きの撮影が目的。

この列車の曲沢駅発は15:02、この列車が前郷駅で交換してくる16Dの曲沢駅発は15:09。そのため駅から徒歩5分圏内で撮影場所を決めました。

逆光は承知の上。往路で鳥海山がスッキリではないものの、多少の雲かぶりを是とすれば撮れそうなのでここに来ました。とにもかくにも晴れて良かった!の一言。

逆光で広い絵にすると列車は目立たないことを改めて認識。撃沈ですね。

曲沢駅発15:09、無事間に合いました。

さようなら、由利高原鉄道。

羽後本荘駅は新装開店したばかり。JR東日本と由利高原鉄道の改札が分かれていましたが、以前はどうだったのでしょうか?

羽後本荘駅発16;41、549M。秋田駅着は17:26。旅の終わりが近づいています。

秋田空港到着。19:15発のANA1840便で中部国際空港に戻ります。

ナガシマスパーランドが見えればあと少し。

2021年10月24日 10時10分

鉄印帳の旅(29)まつ子さんの直筆鉄印。

由利高原鉄道の鉄印は3種類。下2つは事前に用意され、日付を由利鉄の方が記入するタイプ。上が今回のお目当てである矢島駅売店のまつこさんが直筆で記帳してくれたもの。これまでは全て鉄印帳に「貼る」ものだったのですが、初めて鉄印帳に直に記入。

なお下の2つは由利高原鉄道36周年記念鉄印で、この10月1日から販売開始。これから1年間手に入れることが出来ます。

書いて頂ける書体は4種類から選べるのですが、正直言ってこれは迷います。思い掛けない事態に私も数秒のこととは言え、悩みました。

帰りの車内。整理券の発行機にも工夫あり。由利鉄の方のお気持ち、観光客の心には届いていますよ。

こちらは乗務行路表(乗務員行路表?)の置き場所。鉄道員の後ろ姿の指差喚呼(しさかんこ)のイラストは、きっと私の様にこうして覗き込み人がいることを分かってやっている確信犯。

出掛ければそこには何か発見あり。由利高原鉄道の前郷駅~矢島駅間はタブレット閉塞、羽後本荘駅~前郷駅間はスタフ閉塞となっているのですが、前郷駅からのスタフがとにかく可愛い。一見の価値あり。

1日の乗降客数が1人とか2人の「曲沢駅」で下車。乗ってきた列車を見送ります。考えてみれば凄いですね。秘境駅とも言える駅に「下車」する経験ってなかなかありません。もっとも列車本数がそれなりにあるので出来る訳ですが。

2021年10月23日 9時34分

鉄印帳の旅(28)由利高原鉄道のおもちゃ列車。

鉄印帳の旅ではどんな車両に乗るのかも大切な要素だと私は思います。由利高原鉄道の列車ならば「おばこ列車」か「おもちゃ列車」に乗りたいと思うのが人情というものでしょう。

それにしても今回は秋田内陸縦貫鉄道の「縄文号」とここ由利高原鉄道の「おもちゃ列車」が上手く結べることに気付いた時は、人知れずガッツポーズをしていました。

おもちゃ列車。座席数が減るので乗客が多い時間帯には不向きでしょうが、昼間帯にこども連れで乗るのは楽しいでしょう。

木製玩具というのは私にとっては高評価。

可愛い椅子が2つ。私は一人で乗っているのに関わらず、思わず笑みがこぼれてしまう。

由来を書いた銘板。匿名の方からの寄付で誕生したとは知りませんでした。

ところでおもちゃ列車と言えば和歌山電鐵の「おもちゃ電車」へと連想ゲーム。

2014年9月27日の乗車。

この「おもちゃ電車」が今はどうなのかと調べたら何と、今年の9月5日で運行を終えていたことを今回知りました。

これまでの電車にはなかったユニークな内装と世界初の車内ガチャなどで、当時は地方私鉄の生き残り策の一つとして注目されていました。今後は「たま電車ミュージアム号」として生まれ変わるそうなので、それに期待したいと思います。

羽後本荘駅発13:00の11D(おもちゃ列車)は矢島駅に13:39の定時着。

この駅、国鉄矢島線時代は「羽後矢島駅(うごやしま)」を名乗っており、1985年(昭和60年)10月1日 の由利高原鉄道への転換時に今の矢島駅となっています。



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プロフィール

稲見部長稲見眞一
<自己紹介>
昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!