2021年09月20日 18時11分

鉄道模型を作ってみて感じたこと。

鉄道模型でジオラマ作りをしている人から、そもそも「写真の撮り方、視点が違います。」とは言われていました。

最近、確かにそうかなと思ったのは例えば18日にアップした名鉄国府宮駅界隈でのこと。

こうした水路であったり、

あぜ道と実際に稲が生育している場所との距離感を感じ取るための1枚を撮影したり。

以前では考えられないことです。

ホームセンターで人工芝を買ってきて切り取り、今回作ったジオラマに置いてみました。人工芝の高さは約4ミリ。かける150をすると600ミリ。つまり60センチ。Nゲージの情景としてはなかなか手頃な大きさと言えます。ベースのシートには良い感じのグラデーション(春の田んぼ)があるので、組み合わせることで何か表現出来そうな予感。

もっとも人工芝を使うことは私のアイデアでは無く、先人の教えに従っているだけの話しですが、やはりそれが広まるにはそれだけの理由があるというのは納得です。

畑の方にも置いてみましたが、作物には見えず。緑が密集する何かを思いつけばこれも新たな展開が出来るかも。

あぜ道用のフエルト。百円ショップで購入。今回作ったあぜ道は百円ショップで購入した手芸用のフェイクファーの紐状の製品。ただ色味の問題もあって茶色系でもバリエーションのあるフエルトにバトンタッチを画策中。

最後にジオラマ制作を卒業された方から頂いた数々。20数年は経過しているということで変色具合が半端でないものあり。それはそれで楽しんで使おうと思っています。

そうそうっ、鉄道模型を始めてものを捨てられなくなりました。例えば切り出して端材となったスタイロフォームだったり。どこかで使えるのではとか思ってしまうのです。先達にお伺いしたら鉄道模型制作あるあるとのことでした。

2021年09月19日 22時11分

月1の鉄道模型講座、自主トレ。

9月14日にアップした鉄道模型講座(9月11日開講分)で、これまでの一連のジオラマ制作は一応終了。これからも鉄道模型講座は続くので、何か困りごとがあれば聞くことは出来るので問題は無いのですが、今私が作っているジオラマは自主トレと言える状況です。

自分のイメージに沿った配置。真ん中に20メートル車では1領分のホームを配置。

手前の青い部分は水田。線路の向こうは畑。今回は紙をベースにした既成品を使用。いざ置いてみると少しイメージとは違っている。それはそうだ。そもそもシートなので、商品としての工夫は感じるものの立体感には限界があることに今頃になって気付く。

鉄道模型をされている方から見れば「えっ?それはそうでしょう」となるところですが、初心者あるあるということで笑って通り過ぎてください。

次に山に木を植えます。今回は爪楊枝(つまようじ)を幹にしています。これは講師の方から教えてもらった手法の一つ。なおアドバイスのポイントに「軸はちゃんと着色すること」があり、はいっ、ちゃんと守りました。

今回のこのブロックはここまでで出来上がり。

畑に働く人を足してみた。

駅周辺にも人に立ってもらいました。

実はというほどのことでも無いのですが、一番上の写真の制作段階で、良しっ!ここでもう一踏ん張りとばかりに色々部材を買ってはきており、、、でもいざ作る段になり気が変わり、これはこれでも良さそうと思い始め、今回はここで終了としました。

とにもかくにも今は初心者として経験を積む段階。それ故というと日本語の使い方としていささか難ありですが、何というかちょっと違うところで使おうと思いついてしまったのです。それがいつになるかは分かりませんが、必ず使うことをここで宣言します。

鉄道模型って面白い!そして奥が深すぎていつ初心者を脱することが出来るか見当がつきません。

2021年09月18日 22時14分

爺散歩。国府宮駅界隈。

5月31日以来の名鉄国府宮駅界隈。

稲の生育具合を見に行きました。

今年の5月31日。この場所に初訪問。

そして、秋。

実るほど頭を垂れる稲穂かな。

出掛けた9月16日の天気予報は晴れでしたが、残念ながら雲多し。しかも電車が来ると太陽は雲に隠れるという「あるある」話し。

どんな感じで撮影出来るかを探ってみる。

あと半月後かな?また来よう。

2021年09月17日 15時56分

爺散歩。呼続駅直近の陸閘門ゲート。

呼続駅から名鉄名古屋駅方面の電車に乗るとすぐに山崎川を渡ります。そしてそこに陸閘門ゲートといういささか耳慣れない設備があります。

(陸閘=りっこう。「りくこう」と読むこともあるようです。)

国土交通省関東地方整備局ウェブサイトから転載「陸閘とは、堤防を切って設けられた河川への出入り口を閉鎖する門のことで、洪水の時には陸閘が閉められ堤防 としての役割を果たします。」。つまりこの陸閘門ゲートは山崎側の水位が上がり、この線路を越えそうになると閉じられて、謂わば堤防となる設備です。

この写真では電車と直角方向にある青い鉄製の設備です。

踏切の向こう側に大きな柵(ゲート)が内蔵されていて、いざという時には、それが手前に向かって出てくるようになっています。もっとも柵と言っても大きな1枚の戸だと思ってください。

堤防との関係は何となく分かってもらえるでしょうか?以前、名古屋市役所の方からお聞きした話では、ここの陸閘門ゲートは、鉄道用では中部地方唯一との事でした。

当然のことながら対岸にも同じ設備があります。ところで実際に使われることはあるのでしょうか?そしてそもそも作られたきっかけは?

1959年(昭和34年)に襲来した伊勢湾台風。その時、この山崎川は堤防が決壊し、辺り一面は広範囲で床上浸水となりました。何故それを知っているかと言えば私の家(平屋)もその被害にあったからで、私の人生の一番古い(幼い頃の)記憶は、父が腰まで水に浸かりながら私を背負って近所の数階建ての社宅に避難したことです。

そしてその後、山崎川の堤防はコンクリート製の高くて頑丈なものになり、道路(橋)はそれに合わせて作り替えられたものの鉄道橋は簡単に嵩上げは出来ないため、このような陸閘門ゲートとなりました。

では実際に使われたことはあるのでしょうか?名古屋鉄道に勤務されていた方からは何度かあると聞きましたが、実際に閉じている陸閘門ゲートを、写真であっても見たことはありません。一度見たい物だと思っても、使用される状況を考えれば「近づいてはいけない」時なので、多分、一生見ることはないでしょう。

2021年09月16日 22時10分

爺散歩。呼続駅界隈。

桜駅~呼続駅間にある旧東海道から安泰寺を結ぶ跨線橋。

桜駅方面からの電車。何かアクセントがあれば良いのですが…。

呼続駅。住宅街を行く!といった感じで如何でしょう。

呼続駅北側の山崎川の架かる鉄橋。水鳥かと思ったらカラスだったというオチ。

堀田駅方面からの高架を下る電車。

桜駅方面から呼続駅方面に坂を下る。手前の屋根は呼続駅舎。

手前にチラッと写るのは呼続駅のホーム。こんな感じもなかなかの好み。

名鉄名古屋駅方面行きのホーム越しに鳴海駅、知立駅方面行き電車を撮影。色々チャレンジ。

2021年09月15日 18時05分

爺散歩。名鉄桜駅界隈。

うだるような暑さか雨しか無かった今年の夏。ちょっと歩く気分になったので桜駅界隈からスタート。

たまには正面打ちも良かろうと挑戦してみる。実はこうした構図はあまり撮ったことがありません。

手持ちの望遠レンズで一番長玉にして狙ってみました。

結局これくらいの感じが私の好みです。

あまり見かけない花があったので、撮影してみた1枚。さすがにこれは無理がありますね。

ネットで調べたらマルバルコウという花に似ていました。

電車のスカート部分を写すのが狙いだったのでまずまず。ルドベキアという花かと思いますが、確証は無し。

この花の名前は私には手に負えませんでした。

ムラサキツメクサと覚しき花。

電車を撮っているのか花を撮っているのか分からない状況になってきました。散歩ということで少し脱線しています。おっと鉄道で脱線は縁起でもないですね。

2021年09月14日 17時09分

月1の鉄道模型講座、9月11日の進展。新たなブロックの制作開始。

新たなブロックの制作開始。

取りあえず山だけはそのまま連続するとしてまずはスタイロフォームの切り出し。なお土台部分は以前に制作済み。

廃線の線路が少しはみ出していますが、元々はそのままなだらかな勾配で繋げる予定でした。

が、このブロックの最終構想が頭の中で固まってきたので思い切って切断。

切った先っちょは、粘土で作った台の上に置き、そのまま使います。

そして全体に色を塗る。ちょっと濃すぎたかも?

これまでの私の場合は茶色系の塗料に黒と白を混ぜて(自分の思うような)色を調整しているのですが、今回は茶色系の塗料が少し足りなかったので、黒を少し多めに足し込んで辻褄を合わせたのもきっと原因の一つ。で、100円ショップに行ったのですが、最初の店では茶色系のアクリル絵の具が売切れ。結局百円ショップA~百円ショップB~百円ショップAの別の店と3店はしごしてしまいました。

今回の教訓。いつでもあると思うな定番品。まあ100円で買えるので、在庫がある時に買い置きしておきましょう。

2021年09月13日 23時14分

月1の鉄道模型講座、9月11日の進展。さらなる高みへ。

7月24日までに作ったジオラマと今回完成したジオラマを繋ぐ。

キハ22形の2連を走らせてみる。と言っても電源を繋いでいないので手押し。

実は花見をする人を足している。分かるかな?

ネコが遊んでいる。木柵に前足をかけているネコちゃんは、肉眼では良く分かるのですが、写真に撮るとなかなか認識出来ないと悟りました。次回の課題。

街角に人が出ています。(ピントは後ろのキハに合わせてあります)

本格的なジオラマと自分で言うのも何ですが、2つ作ってみての感想。

1)ジオラマのパーツの切り出しはとても難しい。

*金属製の定規をあてがい、紙やスチレンボードをカッターで切り出すのですが、直線で切っているはずなのに結果は何故かよたよたとしている。また切った部分を横から見て、本来は正方形もしくは長方形の綺麗な四角形のはずが何故か台形になっている。つまりちゃんと定規に刃先を当てているつもりでも、そうはなってはいない証(あかし)。講師の方やベテランの方だけでは無く、他の参加者の切り出しはお見事。まあ私が単に不器用なだけなのであろう。

2)糊を使いこなすことはジオラマの基本。

*今回も糊の使い方で大苦戦。緑の部分は大分慣れてきたと自画自賛ですが、それ以外はまだまだ。部品が小さいのでどうあがいても指先のみならずピンセットの先にも糊が付き、本来付いて欲しいところに部品を固定出来ない。何せ、指やピンセットに付いたまま離れてくれないのだからどうしようもない。鉄道模型教室の皆さんによれば「そのうちに慣れますよ」だそうです。もっとも慣れと言うよりは努力量の世界というのが私の実感。

3)作る楽しみを走らせる楽しみに進化させる道は遠い。

*今作っているジオラマを、単に一周走ることが出来るようにするにも、まだまだ先が見えてこない。ということでこれから先どれほどの時間が掛るのでしょうか?どうせ作るならば、全ブロックとも曲りなりにもジオラマにしたいとか考えており、それが最大の課題。

それはさておき、軟弱な私は取りあえず1周走らせられる線路を購入し、単に走らせることを楽しんでいます。まあ自作ジオラマの走行という楽しみは取っておきましょうなどとは負け惜しみです。

2021年09月12日 21時38分

月1の鉄道模型講座、9月11日の進展。

丘の上の公園にある一本桜。のイメージ。

ここの改善点。木々の下の緑の層が薄く、一方色が濃いのでそれを改善して明るくしたらどうか。

再構築。違いが分かるでしょうか?明るくなり、散歩したくなるような緑地が誕生しました。

昨日もアップした全体像。ここでどんなイメージのジオラマかを書きます。

2つの線路の内、上は急勾配を駆け上がり峠を越えて行く旧線で、今から四半世紀ほど前に勾配緩和の新線(下の線路)が開通したという想定。旧線は廃線となったものの線路は外されること無く朽ちつつある状態を、如何に表現するかが課題。

一番右の端はこんな感じ。

線路の端の処理はベテラン参加者の方のアイデアと手を借りました。ここはスパッと断ち切り更に…。

ところでここに見える白い物体は粘土。スチレンボードをカットし、それで上り坂の骨組みを作り、そこに粘土を押し込んで安定させています。これは講師の方に手法を教えて頂き、その上で自己流で挑戦したパートです。

廃線跡の部分は、もっと緑に覆われていても良いのでは?とのことで20有余年の月日で自然に返りつつある雰囲気をより強調することにしました。

新線と民有地(想定です)の境目は、私としては何も手を加えるつもりはなかったのですが、よりリアルにするには柵を設置したらとのアドバイス。仮に置いてみたら良い感じ。で、早速組み込んでみました。

2021年09月11日 23時03分

月1の鉄道模型講座、8月8日の進捗状況。

これは7月24日までに作ったジオラマ。その後は、このブロックの左側に繋ぐブロックの制作。

8月8日の開講日には、スタイロフォームの土台と山の部分の切り出しを終え、山裾の勾配区間を上がっていく線路の道床となる部分を作り、それ以降を自宅学習としました。そして昨日までにここまで仕上げました。

思わぬ苦労をしたのは、かつて使用され、今は放置されている線路下部の擁壁(ようへき)。カーブしつつしかも斜め。1枚の紙で貼ろうとしたものの、そんな高度な技を私が持っているはずもなく、数回挑戦したところで断念し、数ブロックに分けて切り貼りすることにしました。これなら私でも出来ると確信。

道路との境にはガードレールを付けてみました。

ここから今日(9月11日)の作業の始まりです。講師の方やベテランの参加者の方に、やってみて感じた難しさを乗り越える方法の相談をし、それについてアドバイスを頂いたり、そもそもこれで良いのだろうか?とかいう素朴な疑問に応えて頂き、再スタートを切ったのです。



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プロフィール

稲見部長稲見眞一
<自己紹介>
昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!