2021年07月02日 11時42分

近鉄の「硬券入場券」。(番外編)

現在、近鉄では土日祝の特急で運休になっている電車があります。これは近鉄四日市駅に貼りだされていた現状での時刻表ですが、半来はあるはずの毎時19分発の特急がありません。なお平日の19分発は運転されています。

この電車は伊勢若松駅で撮影。近鉄四日市駅を14:14に出た宇治山田行き急行で、本来ならばここで後続の特急に道を譲ります。実際には抜かれることのない運転停車状態で、早発と言ったダイヤの変更はしていません。

伊勢若松駅の駅舎は現在、工事中。

ところで出札窓口にはこの貼紙あり。一瞬「えっ!どうしよう?」と思ったのですが、駅員さんに聞いたら、入場券はすぐに発行して頂けました。それでも結構驚いたのは事実です。

近鉄の桜駅は、停車中に撮影。一応、来た証。

桑名駅は昨年、新駅舎が開業しており、その記念の案内が窓口にありました。しまかぜは停車しませんが、近鉄を代表する車両と言うことのようです。

新駅舎の自由通路から撮影。時間の都合で近鉄、JRとも電車の姿は無しでの撮影。かろうじて北勢線の電車の姿が見えます。桑名市役所では開業時に「電車が撮れる!」と宣伝していましたが、架線と架線柱が多いので、工夫は必要。

話しを桑名駅の窓口に戻します。そこにはこんな古レールの展示あり。

桑名駅の陸橋の柱として使用されていたとのことで、製造された年代の記述はありませんでしたが、それでもこうして以前の名残を留めることは、価値があると思います。

最後に近鉄蟹江駅。構内踏切があるのがポイント。200万都市に隣接する市町村の大手私鉄の優等列車停車駅で、この姿が見られるのはかなり珍しいでしょう。いつまでも残って欲しいと言うことではありませんが、昭和で時代が止まっていると思うのは私だけではないでしょう。

2021年07月01日 20時56分

近鉄の「硬券入場券」。(後編)

今日は券面の裏側。なのですが今回はこちらが主役かも?

戸田駅と佐古木駅なのですが、「戸田駅発行」「佐古木駅発行」の下に「近鉄蟹江駅(企)」の文字が…。

近鉄長島駅、伊勢朝日駅、霞ヶ浦駅、阿倉川駅には「桑名駅」。

川原町駅は近鉄四日市駅、桜駅は湯の山温泉駅、鈴鹿市駅は伊勢若松駅。

種明かしは2011年(令和3年)6月21日(月)から2022年(令和4年)3月31日(木)の間、ご覧の駅の「硬券入場券」の発売駅が変更され、括弧()内の駅での発売となったのです。つまり桜駅の入場券は桜駅で買うことは出来ず、湯の山温泉駅まで行かなければなりません。

では実際に、桜駅の構内に入るために湯の山温泉駅まで入場券を買いに出掛ける人はいるのでしょうか?これについては、券番号からも分かるように今回の変更に伴い新たに印刷された物であり、実用に供すると言うよりはどう見ても収集マニア向けでしょう。

されはさておき、券番号を見ると同じ駅での取り扱いでもばらけていたりします。私のように全部買う人もいるのでしょうが、そうで無い人もいるというのが興味深い現象でした。

ところでこの硬券入場券ですが、6月20日までは各駅で発売されていたので、今回、該当駅の窓口が終日無人化されたということなのでしょうか?調べ切れていないので憶測でしかないのはご容赦下さい。

なお私の知人で入場券収集をされている方は今後、全駅制覇を目指すそうです。

2021年06月30日 14時38分

近鉄の「硬券入場券」。(前編)

最近、硬券の乗車券、入場券が人気のようです。私自身もどうせ集める(買う)なら「硬券」という気持ちはあったりします。

そこで近鉄の硬券入場券。

まずは戸田駅と佐古木(さこぎ)駅。

話しは飛びますが、「さこぎ」えきをかつて、「さこき」えきと読んで利用者の知人から訂正された経験あり。

近鉄長島駅、伊勢朝日駅、霞ヶ浦駅、阿倉川駅。

その中で伊勢朝日駅。この駅のある三重県三重郡朝日町は1889年(明治22年)から「朝日」(当初は村。その後、町となる)を名乗っており、同駅は伊勢電鉄の駅として1929年(昭和4年)1月30日に開業しました。

何故こうしたことを書いているかと言えば、同じ町内にあるJRの駅が「朝日駅」を名乗っているから。その駅の開業が1983年(昭和58年)なので、町内の駅の差別化という意味で「伊勢」を名乗っている訳ではなく、恐らくですが、全国に「朝日」を名乗る自治体が幾つかあるのでそれとの区別かも知れないと思っているものの、正解や如何に?

川原町駅、桜駅(と言っても名鉄ではなく近鉄湯の山線)、鈴鹿市駅。

以上、9駅に共通点あり。

こちらの4駅にプラス

桑名駅。近鉄名物「ご当地入場券」なのは折角なので購入した次第。湯の山温泉駅が「ご当地入場券」でないのは、単に持っていたからですが、実は今回、行方不明になっていることが発覚。

それはともかく合わせての5駅の共通点は有人駅であること。(窓口の開いている時間が限られている場合あり)

これから先は明日に続く。

2021年06月29日 15時34分

「名鉄カルチャースクール」がトレインビューだった件。

今月末で閉校となる「名鉄カルチャースクール」(名鉄神宮前)は、一部にトレインビューの教室がありました。

この日曜日の講義終了後、暫し撮影。

絶景とかではないのですが、これぞ名鉄らしい風景ではないかと密かに思っています。

熱田駅の側線に停車するキハ85系。「南紀」か「ひだ」かは不明。681系「しらさぎ」の車両の留置は時折見かけますが、85系もあるんですね。

列車本数が多い割には、意外とこうした行き違いが撮影出来ない。

常滑線の電車がやはり収まりが良さそう。この風景ともいよいよお別れ。

実は5階のレストラン街でも、眺望が少しダウンするもののトレインビューが楽しめました。

そしてこの風景ともいよいよお別れ。そしてこのビルともお別れ。

新しいビルでも「トレインビュー」スポットが出来ることを期待したいですね。

2021年06月28日 11時55分

ありがとう「名鉄カルチャースクール」。昨日の講演会報告。

昨日(6月27日)の講演会は、午前の部がホリプロ所属のフリーアナウンサー/久野知美さん。そして午後の部がホリプロ・マネージャー/南田裕介さん。

私は午後からの参加。

南田さんの講演の始まる直前。3shot。

こちらは記念写真。右側の方は「名鉄カルチャースクール」責任者の上野さん。

このカルチャースクールでの鉄道系講座は。前日の福原さん、この日の南田さん&久野さんといった単発の講座のみならず、木村裕子さんの定期講座であったり、今私が通っている鉄道模型講座など、すべからくこの方の企画でした。

さて本題。

今回は名鉄を「100のテーマ」で語るものでしたが、一つ一つの括り方に工夫があり、今回の参加者レベルで言えば、話題としては決して目新しい物ばかりではなかったものの、必ずどこかに笑いあり、へーぇというポイントありとなっており、さすがの90分でした。

私自身、こうしてブログを定期的にアップしているのですが、その際の纏め方の参考になりました。

そして最後に参加者全員参加で窓ガラスに手書きメッセージを貼り付けました。

「名鉄カルチャースクール37年間ありがとうございました!未来へ出発進行!」。私の書いた文字は、、、。ここではそんな無粋なことを書くのはやめておきましょう。

名鉄神宮前駅から見た名鉄カルチャースクールがあるビル。

もし、神宮前駅を利用される機会がありましたら是非、ご覧下さい。当分の間はあるかと思います。

2021年06月27日 22時58分

ありがとう「名鉄カルチャースクール」。昨日、今日の講演会報告。

まず昨日(6月26日)は近鉄の広報部/福原稔浩(ふくはらとしひろ)さんによる「名鉄のお膝元で近鉄名物広報マンが語る鉄道の魅力」。

久々の福原節を生で堪能。

福原さんのお話の一例。近鉄名古屋線の前身、関西急行電鉄が名古屋に到達したのは1938年(昭和13年)6月。「当時と変わらないのが近鉄米野駅すぐの『出る電』スポット。」だそうです。毎度の事ながら、福原さんの調査による報告は目から鱗の連続です。

※2019年8月25日、名古屋プリンスホテル スカイ​タワーから撮影。

見慣れた風景ではありますが、これからここを通るときには少し気持ちが変わりそう。

上本町~宇治山田間で使用された特別車。これは私も初見。

今でいえばさながら「しまかぜの和風個室」などと色々思い浮かべながらの90分+α。

福原さんのその知識を表現する語り口は「話芸」の域だと思う私ですが、皆さんも講演会に参加するチャンスがあれば是非、どうぞ。知的好奇心をくすぐられること間違い無しのお勧めです。

ところで昨日の講演会にはおまけがあり、夕方から名古屋市中村区の会議室をお借りし、福原さんによるこれまでの「鉄道イベント」参加者を中心とした会費制の延長戦(講演主体のアフター会)が行われました。

お土産は「駅弁のあら竹」の「松阪名物黒毛和牛 牛めし」。あら竹さんと言えば「元祖特撰牛肉弁当」が私にとっては一番の馴染みですが、この「牛めし」もお気に入りです。

本来ならば参加者同士の懇親も含め、ビール片手に駅弁をつつきながら福原さんのトークに皆で、ちゃちゃをいれながら楽しむ!という会になるはずだったのですが、それはまた次回のお楽しみ。

駅弁は家でゆっくり楽しみました。

ところで表題の「ありがとう」ですが、この講演会を開催した「名鉄カルチャースクール」さんへのお礼という意味もありますが、実は名鉄カルチャースクールは、入っているビルの営業終了に伴い、今月末で閉校。その最後を飾る特別講座の一つがこの講演会だったのです。「ありがとう」は鉄道系の講座をいくつも開講してくれた同スクールへのお礼の意味もあります。(続く)

2021年06月26日 22時54分

名鉄河和線開業90周年記念、特別編成運行

今日は名鉄カルチャースクールで開催された「名鉄のお膝元で近鉄名物広報マンが語る鉄道の魅力」に参加。

近鉄の広報部/福原稔浩(ふくはらとしひろ)さんのお話しを聞きつつ、この写真を撮影していました。

名鉄名古屋発10:41の「 2000 系+ 9500 系車両 」河和行き。

その戻り、河和発11:57の電車。12:39頃。今日一日限りの特別編成とあって、沿線では2往復するこの電車を撮影する方で賑わったことでしょう。

と言ってもミュースカイが一般車の編成と一つとなって運転されることが無いことを知らなければ、この編成の面白さは分からないでしょうね。

2021年06月25日 23時56分

画像編集ソフト。ブルガリアの首都/ソフィアの鉄道。

今日は画像編集ソフトを使っての色補正について。

2001年11月19日に日本を出発。28日に帰国で ブルガリアの首都/ソフィアに取材で出掛けていました。その時、撮影の移動中に撮影した写真はご覧の通りの変色ぶり。

それを元の色に近づけるべく加工を試みる。と言っても、画像編集ソフトの「自動レベル補正」「自動カラー補正」を使っての作業で、これ以上の手動の調整は私の能力の限界越え。

1989年に共産党政権が崩壊して。まだそれほど時間は経ってはいませんでしたが街中は随分、西欧に近づいている感じもしました。

21世紀に入ってなお首都で馬車が現役の国。

国鉄のソフィア中央駅構内。

現地のコーディネーターさんから、駅は治安が良くないので、パパッと撮ってすぐに戻って下さいと言われていたので、それはしっかりと遵守。取材で出掛けるとき、編成部から広報用の写真撮影を依頼されている場合を除き、スチールカメラを持って行ったことはあまりありません。とはいうもののブルガリアはカメラを持参。もっとも一眼レフではなく、ポケットに入るオートフォーカスのコンパクトカメラでしたので、どことなく画像が甘い感じ。

今思えば随分、勿体ないことをしていました。

2021年06月24日 17時32分

日本車輛の80周年記念トランプ。

NPO法人名古屋レール・アーカイブスへの寄贈品の一つ。

本来ならばグッズ系はNPO法人名古屋レール・アーカイブスとしては保存、管理はしないのですが、これは例外。

日本車輛製造株式会社の80周年記念トランプ。

1976年(昭和51年)のもの。

JOKERのカードはあくまでもJOKERらしい車両が並んでいる。新交通システムVONAってもう忘れていた。

個人的なチョイス。

全てのカードを一枚ずつ確認したくなるので、きっとゲームにならない。(笑)

2021年06月23日 21時47分

月1の鉄道模型講座、6月19日。踏切工事。

踏切工事。

踏切部分の土台になる部材を置いたものの、先生から「その高さでは車両の台車に当りますよ。」との、指摘。確かに。

カッターで切り出し。線路面の高さに揃える。モデラー気分全開。

でも結局部材を外し、より「らしい」部材に変更。

もともとは道路の色の紙を貼るつもりだったのですが、講師の「本物の踏切はどうなっていますか?」の一言で撤退。カットは私ではなく講師。何故かと言えば車輪が通る隙間を空けつつ、より自然な形に切り出すため。見本兼使用品を作って頂いたということで、それでも次回、自力で作るのはハードルが高そう。でも頑張ろう!

先の写真は仮置きで、この写真は糊付け後。



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プロフィール

稲見部長稲見眞一
<自己紹介>
昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!