2021年06月12日 23時02分

東山動植物園に保存のモノレール。

東山動植物園に保存されているモノレール。詳細は割愛しますが、名古屋市民で、なおかつ何度もこの東山動植物園に来ている人にも知名度が本当に低いのが残念な存在です。

原因の一つに、かつて駅があった場所にそのまま保存されており、車体が周りから見えにくいことが考えられます。

また1964年(昭和39年)2月8日に開業し、1974年(昭和49年)12月18日に廃止と活躍した時期が短く、恐らくアラカン世代以上の年齢の方で無いと思い出に繋がらないこともあると考えられます。

もっとも保存している名古屋市もほぼ放置状態なので、余計に市民の関心は低そうです。私、個人的には定期的に車内見学でもしてくれれば保存のしがいもあると思っていますが、さてどうなることやら。

2021年06月11日 17時23分

木曽川駅の電光式停止位置目標。

JR木曽川駅に侵入する電車。停止位置まであと少し。

その停止位置目標なのですが、何と四角の枠部分が点滅している。写真はその点灯時。

いつからあるのか?JR東海だけなのか?それとも鉄道事業者の間で導入が進んでいるのか?とにかく私が点滅式に気付いたのはここ木曽川駅が最初。

名鉄ではないと思う。

ネットで検索するとJR東日本の駅での事例が出ては来るけどよく分からない。

2021年06月10日 11時33分

国指定文化財(建造物) 東山植物園温室前館。

名古屋市役所のウェブサイトに『国指定文化財(建造物)一覧』というサイトがあります。

これは国指定重要文化財のことであり、名古屋市内であれば名古屋市庁舎、愛知県庁舎などがあり、そこに「東山植物園温室前館」も載っています。

以下、文化庁の国指定文化財データベースからの転載。

『名古屋市東山植物園温室前館は,園内の中核施設として市土木部建築課の設計により,昭和11年に建設された。
平面は,中央ヤシ室,東翼のシダ室及び西翼の多肉植物室を東西の花卉室で繋ぎ,中央ヤシ室の正面中央に玄関を張り出している。
構造は,基礎と腰の部分を鉄筋コンクリート造とし,アングル材を主とした鉄骨で架構をつくり,ガラスを張る。架構の主要部は全て電弧熔接により施工されている。
名古屋市東山植物園温室前館は,我が国最初期の本格的な鉄骨造温室建築として重要であり,鉄とガラスによる建築物の造形的特質を良く示している。また,我が国最初期の全熔接建築物として建築技術史上,高い価値がある。』

指定されたのは2006年(平成18年)12月19日。その当時の印象があまりないので申し訳ありませんが、今回はその保守修理工事が終わったというニュースがあって、初めてこの建物が重要文化財だと知りました。

学校の遠足で入り、それ以降、多分数度は入っているものの前回いつ行ったのかは記憶がありません。が、それでも1歩足を踏み入れれば私にとっては昔と変わらぬ姿。

東山動植物園の内、植物園が開園したのは1937年(昭和12年)3月3日。(※東山動植物園公式HP)

※「東山植物園温室前館」の完成はその前年。

当時の絵葉書「名古屋名勝」に入っていた8枚の写真の一つが「東山植物園温室前館」。名古屋城、大須観音、日泰寺などと並び、名古屋を代表する観光地だったという証となります。

この昭和12年という時代の名古屋は、昭和9年に人口が100万人を突破(※名古屋市役所のウェブサイト)し、東洋一の駅舎と言われた名古屋駅(今のJR名古屋駅)が開業(それまであった笹島から線路を高架化して移転)。そして入場者数が480万人と言われた「名古屋汎太平洋平和博覧会」の開催と、勢いがあった時代だったと思います。

ところで今回、「東山植物園温室前館」を紹介したわけ。

目の前を走るモノレールを撮影出来る。

ではなく、名古屋市内の公共交通を語る上で、重要な場所だからです。

当時の名古屋市電が東山公園に達したのは1937年(昭和12年)2月27日。名古屋市営地下鉄東山線が東山公園まだ開業したのは1963年(昭和38年)4月1日。

来年(2022年)は名古屋の市営交通の100周年。今私は、それがあって名古屋の公共交通機関の歴史を調べ始めています。

もしも東山動植物園がこの地につくられなかったら、それでも名古屋の町は東に膨張していったのでしょうか?そんな歴史の「もしも」を妄想しつつ今日はこのブログを書いてみました。

2021年06月09日 16時03分

爺散歩。JR木曽川駅界隈。番外編。

6月1日にUPした「爺散歩。JR木曽川駅界隈。」の続き。

いつも(と言っても今回が3回目)はJR木曽川駅を東側に出て撮影地に向かい、そのまま同じ東側に戻るのですが、今回はたまたま東海道本線の西側で撮影していたので、そのまま木曽川駅の西側に戻りました。

そこには如何にも「保存しています」という感の建物などあり。

1912年(大正元年)竣工の煉瓦造りの駅倉庫。木曽川駅の橋上駅化する際、取り壊さず保存したものでしょう。一宮市教育委員会の解説板がありました。

こちらは「付卸旅客通路上家(つけおろしつうろうわや)~柱・方杖(ほうつえ)の一部~」。

解説を読んでも、私には難しい。ただこの構造物は「近代建築における地震対策を物語る…」とあったのでそういうことなのであろうと納得した次第。

散歩って、やはりいつもと違う道を歩くのが楽しいですね。この1年で色々学びました。

2021年06月08日 9時20分

ホリプロ南田裕介さん、久野知美さんのトークイベントが名古屋であります。

中京テレビの鉄道番組、鉄道イベントにいつもご協力頂いていますホリプロマネージャー南田裕介さん、女子鉄アナウンサー久野知美さんのトークイベントが今月末の6月27日(日)に開催されます。

会場は名鉄神宮前駅すぐの「名鉄カルチャースクール神宮前」。

実は会場の名鉄カルチャースクール神宮前は今月限りで閉校。そしてその最後を飾ることになったのがこのイベントです。

まずは久野知美さんのイベント。

■『~名鉄カルチャーさよなら運転~女子鉄アナウンサー久野知美の女子テツ談義』

●2021年6月27日(日)10:30~12:00

そして南田裕介さん。

■『~名鉄カルチャーさよなら運転~ホリプロマネージャー南田裕介のテツ談義』

●2021年6月27日(日)13:30~15:00

詳しくは

*PC、スマホからは検索「名鉄カルチャースクール」からの「おすすめ講座から探す」⇒「1DAYレッスン(入会金不要)」⇒これで出てきたページに各回のトップ画面があり、それをクリックすると詳細&申込画面があります。

*電話でのお問い合わせは052-683-2323です。

*この日曜日からの募集で、現時点(このブログを書いている時点)ではまだ空きがありましたが、満席になっていましたらごめんなさい。

さてさてどんな話が出てくるか?そして毎度盛り上がりすぎて延着必至のお二人のトーク。さて今回は如(いか)に。

名古屋では久しぶりの登場。待ち遠しいですね。

2021年06月07日 22時24分

イタリアの展望電車「セッテベロ」のこと。

イタリア国鉄ETR300電車。(ETR=Elettro Treno Rapido)

1952年の登場で、当時のイタリアを代表する高速電車。ローマ~ミラノ間を結ぶ「セッテベロ」はイタリア国内線の列車にも関わらず、ヨーロッパ各地を結ぶTEE(Trans Europ Express)として運転されました。

そしてこの前面展望車のデザインは、その後名鉄パノラマカーの原型となったと言われています。

なお私は1983年(昭和58年)10月26日、セッテベロにローマからフィレンツェまで乗車しています。
ただこのチケットは自力で窓口で買ったわけではなく、ローマの日本語の通じる旅行社に手配してもらいました。
チケットを渡されたときは実は「セッテベロ」に乗れる!とも思っておらず、テルミニ駅でその姿を見て思わずガッツポーズ!
列車番号の68がその証。列車名が無いのが残念。
フェレンツェ駅到着時。
昨日の続きになりますが、私が「鉄道ファン」に出会っていなければ撮っていない写真。
祝!!「月刊鉄道ファン(交友社)」60周年!

2021年06月06日 22時14分

祝!!「月刊鉄道ファン(交友社)」60周年!

月刊鉄道ファン(交友社)の2021年7月号は創刊60周年記念号。特集は赤いパノラマ。右下に名鉄7000系と小田急70000系のイラストあり。

今から60年前の1961年7月号。鉄道ファン(交友社)の創刊号です。表紙を飾ったのは名鉄パノラマカー。昨日60周年の記念乗車券、入場券が発売開始となりましたが、何と鉄道ファンの創刊号の表紙は、出来たてほやほや、最新にして最先端の我らがパノラマカー、名鉄7000系でした。

この日以後、鉄道ファンは鉄道趣味誌のトップランナーとしていつも鉄道愛好家と歩んで来ました。

創刊号の裏表紙。広告なのですがそこにあったのは「パノラマカー」。堂々と書かれた「デラックス特急」の文字に嘘偽りはなく、以後日本を代表する電車の1つとして愛されてきました。

余談ですが、私は名鉄の運転士をされていた方で、パノラマカーを運転したくて関東から名古屋鉄道に就職した方を知っています。それほどの価値のある電車でした。

 

創刊号にあった「名鉄パノラマ・カー登場」の記事。今は「パノラマカー」ですが、登場時、名鉄の社内では「パノラマ・カー」だったのでしょう。

何せ筆者はパノラマカー生みの親「白井昭」氏ですから。

唐突ですが鉄道ファンの1967年(昭和42年)2月号。実はこの号、13歳の私が初めて買った鉄道雑誌。この本がきっかけで私が本格的に「鉄道趣味」の道に導かれたのは間違いありません。そして今、こうして鉄道ブログを書いています。

祝!!「月刊鉄道ファン(交友社)」60周年!

2021年06月05日 21時17分

「7000系パノラマカー60th記念乗車券」と「7000系パノラマカー60th記念入場券(磁気式)」

今日から「7000系パノラマカー60th記念乗車券」と「7000系パノラマカー60th記念入場券(磁気式)」が発売となりました。

私は名鉄名古屋駅サービスセンター(10時~発売開始)で9:50から並んで購入。その時点で数えたわけではありませんがおおよそ100人位の行列。

フェニックスマークの裏面が乗車券となっており、1枚1500円也。

フェニックスマークを台紙にセットしてみる、フェニックスマークの大きさは横60センチの実物大。台紙は一回り大きい62センチ。

とにかくでかい。名鉄のウェブサイトにはちゃんとその旨の記載はあったのですが、いざ手に取ると本当に大きい。

当然カバンに入るわけもなく、しっかりはみ出して一日持ち歩き。ちょっと目立つ。そしてすれ違う人からしっかり見られてしまいモジモジ。

こちらは記念入場券。東岡崎駅、豊田市駅、太田川駅、金山駅、栄町駅、名鉄一宮駅、名鉄岐阜駅、犬山駅、名鉄名古屋駅、名鉄名古屋駅サービスセンターでの発売でそれぞれデザインが異なります。

画像は「名鉄名古屋駅」ですが、名鉄名古屋駅サービスセンター発売のもので、「名古屋駅」発売のものではありません。

さてこれをコンプリートする人は出てくるのでしょうか?

当然のことながらこの乗車券は使えます。また使用後も「記念」でもらえると思います。ただ、、、この大きさを持ち歩いて実際に使うかどうか…。まあ悩むまでもないですね。

それ以上に家での置き場所を現在、思案中。

 

2021年06月04日 17時12分

映画「電車止めるな!~呪いの6.4km~」を見てきました。

今日は以前から見たかった映画「電車を止めるな!~呪いの6.4km~」の鑑賞に出掛けました。
場所は「シアターカフェ」(愛知県名古屋市東区)。地下鉄高岳駅から徒歩10分強、バスですと「清水口」すぐです。
内容は銚子電鉄らしさ全開で、そして、、、。
面白かったの一言です。
お土産は「倒産防止」ならぬお菓子「おとうさんのぼうし」、
竹本社長からのメッセージ。
一日乗車券はコロナ禍が一段落したら是非、使いに行こうと思った次第。
明後日の日曜日までの上映で、6日(日)の2回目上映時には竹本社長も来場されるとのこと。
名古屋で出来る銚子電鉄支援。
そして支援に留まらないエンターテインメントを楽しんでください。

2021年06月03日 16時27分

爺散歩。名鉄名古屋本線桜~呼続間。

あじさいが今、盛りです。

今日(6月3日)の名鉄名古屋本線桜~呼続間。

自分としては良い感じ。

 

そしてこちらの写真はちょっと残念な1枚。狙っていたのは電車の顔の部分がチラッと見える写真。ただ狙ってはいてもその通りに撮るにはサイズがタイトで、なおかつ電車の速度もこの辺りは結構早い。何枚撮っても上手くいかず、結局一旦引き上げることにした次第。修行します。



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プロフィール

稲見部長稲見眞一
<自己紹介>
昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!