2021年02月13日 20時16分

切手と消印(9)天竜浜名湖鉄道。

祝 天竜浜名湖線開業。

消印は「天竜浜名湖鉄道開業」。1987年(昭和62年)3月15日が開業日。

奥浜名の観光とSL紹介記念切手帳。

よく見ると消印のデザインが少しずつ違います。それぞれの「名物」がモチーフでしょうか?「天竜浜名湖鉄道沿線郵便局」のこの鉄道に対する期待と、各郵便局の意気込みを感じます。

ところで今回の「切手と消印」シリーズを始めてから、今回のような鉄道開業記念の記念郵便物があることを改めて知りました。それも結構な数あります。と言ってもNPO法人名古屋レール・アーカイブスで所蔵しているのはきっとその一部。もう少しこのシリーズを続けます。

2021年02月12日 20時16分

自転車で散歩「鉄」。名古屋臨海鉄道。

昨日の名鉄常滑線の続き。というか同じ場所で振り向くと名古屋臨海鉄道。

東港駅を14:00発の石灰石列車。

この辺りでは南北に走る名古屋臨海鉄道ですので、午後は逆光。

撮影した日は晴れ。空がきれい。

ここに来て分かったのですが、沿線だけではなく東港駅を撮影できる場所も限られている。と、思いました。

ND55210が、コンテナを牽いて戻ってきました。

一見単機ですが、先頭のコキのコンテナが空なのでそう見えるだけです。この次のコキにはちゃんとコンテナが乗っていました。

次回はこの大江川橋梁で、順光での撮影をしてみようと思っています。

2021年02月11日 23時05分

自転車で散歩「鉄」。名鉄常滑線大同町界隈。

名鉄常滑線大同町駅界隈。高架駅を目指して上がっていく準急/中部国際空港行きと駅に停車中の準急/新可児行き。

大江川を渡る鉄橋。

こちらは下り電車。前の写真は上り電車。どちらにしてもあまり代わり映えがしないですね。ただのんびりした感じは結構気に入っています。

目の前には水鳥がいて、「電車に近づいてくれ」とお願いしていたものの、見事に無視されました。

2021年02月10日 13時45分

切手と消印(8)鉄道七十五年記念。

昭和22年(1947年)は、日本の鉄道が明治5年(1872年)に開通してから75年の節目の年でした。

NPO法人名古屋レール・アーカイブスに寄贈された記念切手、記念の消印で一番古いのがこれ。

切手は弁慶号。開通時の1号機関車ではなく弁慶号。ひょっとすると1号機関車よりこちらの方が世間に知られていたのかも知れませんね。

一方、消印はEF57(で、間違いないはず)。鉄道省が太平洋戦争前に製造した最後の旅客用電気機関車で、国鉄になったからも東海道本線の客車の先頭に立っていました。

それにしても戦後の昭和22年にしてこうした記念切手、消印が発売されているという事は、すでにその頃、ある程度は混乱の時代を抜けつつあったという事ではないでしょうか。

2021年02月09日 22時37分

切手と消印(7)SLさよなら記念。

1974年11月26日、門司の消印。

同じシリーズの②。

SLさよなら記念第2集。1975年2月25日の日付で消印の場所は盛岡。

「SLさよなら記念」はシリーズとなっていました。NPO法人名古屋レール・アーカイブスで所蔵しているものが全てかどうかまで私の知識が追い付いていないのが残念です。

もっともSLさよなら運転のご当地での、まさにずばりの日程で発売されたという事はなさそうです。このシリーズについてはまた暫くしてから調べなおすつもりです。

2021年02月08日 22時03分

切手と消印(6)東海道新幹線開通記念。

昭和39年(1964年)10月1日、東海道新幹線開通。

切手のデザインも素敵ですが、こんな消印があるとは知りませんでした。富士山バックで如何にも日本の新幹線ですね。

1枚目の写真の左下の部分をトリミング。

「カッシェ」とあり、これが何だろうと少し調べました。

「カッシェ」は「カシェ」ともいうようですが、その切手の初日カバー(の封筒)に描かれているイラストとのこと。通常は切手に因んだ絵柄だそうです。

素晴らしい芸術の世界が封筒に広がっていました。

2021年02月07日 22時03分

切手と消印(5)山口線のSL列車。

蒸気機関車と大型のパラボラ、そして宇宙を行く衛星の図案。

文字では「山口衛星通信所開設10周年記念」と「KDD」が目だっていますが、実は蒸気機関車が主役かも知れないという1枚。

蒸気機関車の図柄の4種4枚の切手。その真ん中の消印には「山口線SL運転記念」「津和野」の文字と「54. 8. 1」の日付。その日付である昭和54年(1979年)8月1日は「SLやまぐち号」が運転を開始した日。
「山口衛星通信所開設10周年記念」とSL列車の運転開始という、山口県での2つのエポックな出来事を一つにまとめたものと推察します。
※KDD山口衛星通信所=現在はKDDI山口衛星通信所(山口県山口市仁保中郷123)

NPO法人名古屋レール・アーカイブスで所蔵する切手及び消印の中では、こうした合わせ技は現時点までに探した中ではこれだけ。いずれにしろかなり珍しいと言えると思っています。

2021年02月06日 21時19分

切手と消印(4)大府駅開業百周年記念。

大府駅開業百周年記念。

大府駅の開業は1987年(明治20年)9月10日。昭和62年は1987年でつまり開業から百年目の節目の年。そして、、、まあ余談なのですが昭和62年はJRが発足した年です。最初に「62」の数字と「JR東海」の文字を見た時に「えっ?」「あっ、そうか!」と一瞬思ったことをここに書き留めます。

「百周年」の「百」のところに「100円切手」を置いている所が技あり!ですね。

そして消印もちゃんと開業当時を描いています。

これまで郵便関係の資料をあまり整理していませんでしたが、今回こうして一つずつ見ていて、その奥深さに今更ながら驚いています。

2021年02月05日 20時29分

切手と消印(3)神岡鉄道開業記念。

昨日の続き。

「さよなら」あらば「開業」あり。

1日違いの発行ですが、随分印象が変わります。

消印が新しい神岡鉄道の新しい気動車になっていた。

2021年02月04日 22時06分

切手と消印(2)さよなら国鉄神岡線。

国鉄神岡線は1984年(昭和59年)9月30日をもって運行を止め、翌10月1日から神岡鉄道神岡線となりました。

1966年(昭和41年)10月6日の開業ですから、国鉄の時代は決っして長くはありませんでした。

キハ52系が単行で頑張っていた線で、第3セクター転換後は神岡鉄道KM-100形気動車が走り始めました。ただ、神岡鉄道になってから私は乗っておらず今思えば残念でなりません。

「神岡」の消印は風景印。スキー場は多分、流葉(ながれは)スキー場。上にあるのは神岡城。では右下はどこだろう?大津神社ではないかと推測。



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プロフィール

稲見部長稲見眞一
<自己紹介>
昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!