2021年12月17日 12時11分

鉄印帳の旅(52)阿武隈急行。

2021年11月24日。

阿武隈急行/福島駅。

1988年(昭和63年)7月2日にこの地を訪れており、なにゆえ共同使用駅?と思ったかどうかが思い出せません。

阿武隈急行の会社概要を見ると主な株主に「福島交通株式会社………………6,000株(20.0%)」とあるので、その関係もあるのかな?とか思ったりしてますが、改札口とホームは共用でも、駅員さんや改札業務は別となっています。

福島駅発15:28 阿武隈急行 929M

卸町駅着15:33

卸町駅発15:53 阿武隈急行 932M

福島駅着16:00

一駅だけ乗車し、直ぐに折り返し。

卸町駅の駅舎。

駅の部分は奥の小さな屋根がある所で、手前の堂々たる駅舎に見える場所は飲食店。この日は定休日でしたが、ちょっと気になる存在。

駅に貼ってあったポスター。愛知県民でも使えたのかな?福島駅~卸町駅間は片道260円。最短区間の1駅の往復だけで元が取れます。

通学時間帯なので、1駅座らずに立っての移動。

阿武隈急行/福島駅の切符売り場。

無事、鉄印を手にしました。

福島駅前のモニュメント。作曲家古関裕而の像。ピアノを弾いている姿がこうして駅前に佇んでいる例は相当に珍しいのではないでしょうか?

鉄印帳が終わったら、全国の駅前モニュメント回りっていうのも良いかも知れません。ただきりが無いですね。

福島駅発16:16 やまびこ146号

郡山駅着16:29

郡山駅発16:37 1231M

会津若松駅着17:54

郡山駅から乗った電車には雪が…。

31キロポストのある関都駅はすっかり雪景色。

 

2021年12月16日 23時07分

鉄印帳の旅(51)長井市役所と長井駅。

長井市役所の2階から長井駅を見る。一番奥の左側、出入り口が見える辺りが駅。

最近よくみかける「駅ピアノ」。私が弾けるのは一音ずつドレミファソラシドと音階を奏でるのみ。んっ?それは弾けるとは言えませんね。

かつての「長井駅」の模型展示あり。

恐らく今回の建替え前の姿でしょう。
長井駅発13:45の214D(赤湯駅着14:16)に乗る予定で、折り返しの待ち時間の47分は結構長いと思っていたのですが、見所が大く、どんどん時間が過ぎていきます。
「スニてつ」って何よ?

デザインを手掛けたのは沿線にある高校の生徒たちさんで、「なるほどね」というのが私の感想。詳しくは検索して調べて下さい。

恐らく待合室を兼ねたオープンスペース。

これらの木製家具は地元・長井市産スギ材を利用して山形工科短期大学校の学生さんが卒業制作で作ったモノ。列車到着のぎりぎりまで、市庁舎兼駅舎をこうして歩いていました。長井駅から赤湯駅まで戻る列車の車内から外を見ていたら、、、虹が出ていました。

JR東日本奥羽本線と山形鉄道フラワー長井線の接続駅、赤湯駅。随分モダンな外観だなあと思ったら1998年(平成10年)の第6回公共建築賞優秀賞を始め様々な賞をもらっていました。やはり!ですね。

赤湯駅発14:27のつばさ144号に乗り、福島駅着15:14。

福島駅デハ改札を出て「阿武隈急行」の改札に急ぎます。

見つけました「電車のりば」。

2021年12月15日 21時59分

鉄印帳の旅(50)山形鉄道/YR-887号 鉄道むすめラッピング

赤湯駅発12:25、山形鉄道フラワー長井線/209D(YR-887号 鉄道むすめラッピング)。長井駅着は12:58。

鉄道むすめの「鮎貝りんご」。名前の由来は「鮎貝(あゆかい)駅」「梨郷(りんごう)駅」から取っているそうです。各地にあるこの鉄道むすめですが、毎度思うのはネーミングの面白さ。面白いと言っても「笑う」のではなく「工夫」の面白さです。

宮内駅では私が乗っている209Dと212D(YR-883号 紅花ラッピング)と交換。

前の写真で鮎貝りんごが抱っこしているうさぎのもっちぃ駅長(実在のウサギです)はこの宮内駅の駅長。ただ今月12日から長期休暇に入っており、再開は未定とのこと。

JR東日本米坂線との接続駅、今泉駅到着。

今泉駅を出て、暫くの区間はJR米坂線と線路を共有しています。ここが白川信号所と呼ばれた分岐点。よく見ると分岐点の先に信号所の建物が見えますが、今は使われていないそうです。

長井駅到着。

YR-887号の鉄道むすめラッピングを見ていてとんでもないことに気付いてしまった。とか大袈裟に言うことでは無いのかもしれませんが、この写真ではまず分かりませんが、奥の方に2002年(平成14年)に廃止された「南部縦貫鉄道」の駅員さん、七戸ちびきがいます。鉄道むすめは基本、現存の鉄道だけかと思っていたのですが、車両の保存活動をしている「南部縦貫レールバス愛好会」の会員という設定で、なかなか面白いと思いました。この世界も奥が深そうです。

長井駅。下車して外に出て、おおびっくり!

立派過ぎだろ!とか思ったら、何と今年の5月6日に開庁したばかりの長井市役所庁舎。

【市役所と山形鉄道フラワー長井線の長井駅が一つの建物で繋がり、全国初となる『鉄道駅と一体となった庁舎』であることが大きな特徴です。】とは長井市のウェブサイトでの説明。

随分長いと思ったら全長約170メートルとのこと。「長井市」だけに「ながい」に拘ったのかと思ったのですが、それについての記述は見つけられませんでした。

駅前のカフェにて、ストーブで暖を取りながら頂いたカレー。

2021年12月14日 22時12分

鉄印帳の旅(49)山形鉄道へGO!

行ける内にと思い、とにかく出掛けています。

11月24日(水)は山形交通。

左側が本来の鉄印。右側が特別バージョン。

名古屋駅から出る新幹線の本数も通常に戻っているようです。でもさすがに臨時はないでしょうね。

名古屋駅発07:43のひかり636号。東京駅着は09:42。

富士山が見えると不思議と気分が高揚し、ワクワク気分で東京に向かうことが出来ます。

東京駅発10:00のつばさ133号、新庄行きに乗車。赤湯駅着到着は12:21。

つばさ133号はやまびこ133号仙台行きとの併結。

つばさ号というか山形新幹線に乗るのは何と初めて。奥羽本線は何度も乗っていますよ。でも昭和の時代にしか乗っていませんでした。

東北新幹線からでも富士山は見えます。でも写真を撮っていたのは多分、私だけ。東海道新幹線ですと大抵数人はいるのですが、やはり見える大きさの差でしょうか?

時間は11:55頃の福島県と山形県の県境付近。今シーズン初めて雪を見ました。

里に下ってくれば雪は見えなくなり、晩秋の景色が広がっていました。

赤湯駅定時着。雪が降るとどうも「列車は遅れないだろうか?」とかつい心配になってしまいます。現役時代と違って時間はあるのだから、どっしり構えようと思ってはいるものの、一応予定を組んで行動しているので、ひたすら定時運転を祈って列車に乗っています。

2021年12月13日 16時38分

鉄印帳の旅(48)岩徳線と錦川清流線の森ヶ原信号場。

帰りの車内でこんなものを見つけました。広告などを貼りだすスペースにあった森ヶ原信号場 の配線図。

もともと同じ国鉄線だった岩徳線と錦川清流線(岩日線)の分岐点が「森ヶ原信号場」なのですが、この図にどれほどの人が反応するのかが不明。

私のような者なら「おーっ」とかなるのでしょうが、それでも「何でこれがあるの?」とか思ってしまいます。ただこの図の先にはこの鉄道線の詳細な紹介があるので、それへのアプローチの意味合いかも?と思ったりもしました。なおその紹介の中には「川西~森ヶ原はJRとの共同使用区間」という記述がしっかりなされていました。

錦川鉄道錦川清流線清流新岩国駅(以前の名前は「御庄(みしょう)駅」)に18:35の到着。

貨車改造の待合室には「御庄駅」の名前が今も現役です。何となくですが、確信犯で残している気もします。

中はがらんどう。何かがあるかも?と期待したのですが…。

夜の無人駅。哀愁というよりただ侘しげ。

当初、ネットの検索サイトで錦町~広島を調べて出てきたのは岩国乗換の山陽本線経由。そこで(紙の)時刻表をチェックしたら18:57発のこだまがあり、それに乗ることに。特段、新幹線を使わない設定では無かったのですが、色々な区間の検索をしているとまれにこういうこともあります。

※他の時間帯ではJR山陽新幹線「新岩国駅」と錦川鉄道の「清流新岩国駅」乗継ぎが普通に出てくるので、この検索結果が出た理由は不明。

通過する新幹線をスマホで撮影。

こだま866号は700系でした。

余談ですが、広島駅の「キッズスペース」は500系。

なお500系の運用開始は1997年。ひかりレールスターの登場は2000年。私の心にピッタリはまっています。

2021年12月12日 14時21分

鉄印帳の旅(48)錦川鉄道の「とことこトレイン」。

折り返しは17:46発の536D。30分強の時間を使ってしばし散歩。

ここ錦町駅から先、本当ならば岩日線が走る予定だった跡地を使い「とことこトレイン」というトロッコ遊覧車が走っています。土・日・祝と春休み、夏休みの運行ですので、私のようにほぼ平日限定で動く者にはハードルが高いですが、いつかは未成線の跡地が現役となった場所を体感したいと思っています。

「とことこトレイン」が走る場所。

廃線跡の活用は全国で見かけるようになりましたが、未成線「幻の鉄道」の出来上がった路盤を活用し、こうした観光用車両を走らせているところは全国でも福岡県の赤村とここだけのはずです。

17:28頃。肉眼ではかなり暗いのですが、デジタルカメラではこの通りの写りよう。その分、夜の帳がおりる瞬間を写真として表現するのは、私の様なフルオートで撮影する者にとってはとても困難なテーマです。

錦川鉄道錦川清流線のマスコットキャラクター、オオサンショウウオの「ニシキー」に見送られ帰りの列車に乗る。

乗ってきたのと同じNT3003こもれび号「森林のグリーン」。

清流に棲むカワセミが美しい。

今回使った錦川鉄道錦川清流線の1日フリーきっぷ。2000円。錦町駅~川西駅間は片道980円なので、単純往復の私のような使い方では元は取れません。あくまでも「乗車記念」での購入です。

2021年12月11日 13時33分

鉄印帳の旅(47)錦川鉄道錦川清流線。

錦川鉄道錦川清流線の前身、岩日線に乗ったのは1978年(昭和53年)7月4日。

その日の行程がこれ。

錦町の入場券も購入しています。

錦川鉄道の鉄印は書き置きではなく、鉄印帳に直接書いてもらえました。

錦川鉄道錦川清流線唯一の交換可能駅「北河内(きたごうち)駅」で534D/NT3002ひだまり号「桜のピンク」と交換。

因みに私が乗っているのは531D/NT3003こもれび号「森林のグリーン」。NT3000形は全部で4両あり、それぞれがキャラクター列車となっているのは、観光客にとっては楽しみの一つになると思います。錦川鉄道の公式ウェブサイトに詳しく掲載されているのでご参照ください。

北河内駅は思っていたより構内が広く、元々の国鉄岩日(がんにち)線(山陽本線岩国駅~山口線日原駅を結ぶ予定だったのでこの名がある)が陰陽連絡鉄道の一つと言うことで、長編成の貨物列車の運転も想定した幹線もしくは幹線に近い位置づけだったのかも知れません。

この鉄道が「錦川」を名乗り、線名も「錦川清流線」であることを、乗ってみて合点が行きました。これほど清流錦川に沿って走っているとは思ってもいませんでした。

43年前に乗った時の記憶はとうになく、、、とかのレベルではなく、そもそも全国の鉄道を全部の乗ろうとして全国を巡っていたときの、車窓の記憶がほぼありません。表現が難しいのですが、今回の「鉄印帳」のおかげで、車窓を思い切り楽しんでいる自分がいます。

特段観光地を巡るでもなく、そもそも観光を目的にしていない旅なのに、日本の秋の空気を吸うことの心地よさを再発見する一時を過ごしています。

錦町駅に17:10到着。キハ40-1009を日没前にまず撮影。

2021年12月10日 11時14分

鉄印帳の旅(46)名勝 錦帯橋。

11月12日の鉄印の2社目は錦川鉄道。

新岩国駅。こだま851号は14:33着。本当ならばここから目と鼻の先にある錦川鉄道錦川清流線清流新岩国駅(以前は「御庄(みしょう)駅」。2013年(平成25年)に現駅名に改称)から列車に乗るのですが、16:19まで列車の設定はありません。

1日10往復の錦川清流線にそうそう都合良く短時間の待ちで乗ろうとは、あまりに虫の良い話しです。

ということで史蹟名勝天然紀念物保存法(かつてあった法律で今は廃止されている)により名勝に指定されていた「錦帯橋」の見物に出掛けました。

新岩国の駅からここまでタクシーで10分弱。で、この錦帯橋から錦川鉄道(JR岩徳線)川西駅まで歩いて20分強。川西駅発16:13発の列車に乗る予定なので15:40頃ここを出れば多少、道に迷ってもリカバリー出来そう。と、ここまでは事前の調べで予想は出来たのですが、問題は40分ほどの時間でここを楽しめるか?というもっとも重要なことがネットでは出てこない。

橋の向こうの山の上に見える岩国城であったり、「吉香公園」 (きっこうこうえん)とかに行かず、橋だけなら大丈夫でしょう。とは入橋料を支払う案内所の方のお言葉でしたが、「ここまで来て、それは勿体ない」感が全開で出ていました。いざこの地に立って、私も同感。

清流・錦川をこれから遡る前の小さなイベントと言うことで自分を納得させました。

川西駅。

錦川鉄道のゼロキロポストが何とホーム上にあり。

16:01発の岩徳線徳山駅行き。

通学時間帯なので学生さんが大勢乗っていました。

16:13発の錦川鉄道清流線錦町(にしきちょう)駅行きに乗車。

2021年12月09日 22時15分

鉄印帳の旅(45)ハローキティ新幹線でワープ。

移動も楽しむ鉄印帳の旅。これから山口県の錦川鉄道(かつての国鉄岩日線)を目指します。ということで福山駅から新岩国駅までは新幹線でワープ。13:16発のこだま851号(ハローキティ新幹線)に乗車です。

特段キティちゃんが好きというわけではありませんが、それでも写真を撮ってしまいます。

実はこの日の行程はこの列車に合わせて組んだのです。

窓のブラインドを閉めるのもお約束。それにしても爺がこの電車の車内で撮影する姿はちょいと恥ずかしかったり。

以前の『500系新幹線「500 TYPE EVA」』の喫煙ブースはそれに似合うデザインだったけどこの新幹線では…。

因みにこれがエヴァンゲリオンの喫煙ブース。

三原駅でのぞみを退避。

500系同志の顔合わせ。500系新幹線のデザインは本当に素晴らしいと思っており、歴代新幹線ではE5,E7系が出てくるまでは、私の中では断トツでトップでした。一方何度も乗った「のぞみ」時代の500系はその独特のデザインから車内は窮屈に感じ、私の中で「乗るのははずれ」でした。

断面がほぼ円形と言いたくなるデザイン。ところが今回久しぶりに500系に乗車し、4列だけではなく5列シートの席でも思ったほど天井の圧迫感を感じませんでした。理由は不明ですが私の気の持ちようだったのかも知れません。

新岩国駅着14:33。上りホームに移動し、「ひかりレールスター 700系」との2ショット。

14:37発のお見送り。77分の旅。たった5駅(新尾道、三原、東広島、広島、新岩国)の移動でした。

2021年12月08日 15時52分

鉄印帳の旅(44)井原鉄道のキャラクター。

11月12日の鉄印帳の旅。

井原駅に11:19に着いて乗車するのは12:17発の福塩線直通の福山駅行き。

時間があれば駅前の食堂を探してそこで食べるのが私流。井原駅前の770円の日替わり定食はOKでした。もっともまれに味の濃さ具合で私の味覚に合わない場合もありますが、それも旅の楽しみだったりします。

岡山県井原市はデニムの町だそうで駅構内の売店もご覧の通り。

井原鉄道の車両を模した自動販売機。1本買うと3円が井原市に寄付されるそうです。とのことで私も3円、井原市に寄付しました。

1日3往復の福山駅直通列車の内の1本。

参考までにですが、福山駅と井原駅の間には路線バスもあります。私は一応調べた上で、「やはり」ということで列車を選択しています。

IRT355-04の車体にはご当地キャラクターが勢揃い。

井原鉄道のキャラクターは「いっちゃん」「はっちゃん」だそうです。

駅のホームから見える福山城。JRの駅でここまでお城に近い駅ってあったっけ?



ADVERTISEMENT

カレンダー

2022年1月
« 12月    
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
3031  

プロフィール

稲見部長稲見眞一
<自己紹介>
昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!