2020年01月05日 23時57分

台湾の鉄道/淡海軽軌(1)5泊6日ののんびり鉄旅。

昨年の11月21日から26日までは台湾にいました。タイ同様、自主企画のイベントを計画された方がおられ、それに乗っかって行くことにしたのですが、5泊6日と長丁場となったのには理由あり。

ところでもう忘れられた存在ではありそうですが、出発の翌日、22日から名古屋でG20の会合があり、その関係で中部国際空港はなかなかの警備体制。

まず名鉄の駅を降りたところから、航空旅客(搭乗客/搭乗券等の提示必要)、一般来港者、空港スタッフの3つの通路に振り分けられます。それぞれ検査の様なことを実施するようになっているのですが、これがまた緩い。海外でそれなりに「検査」経験はあるのですが、私からみてどれほど真剣にやっていたかに疑問符が付くほど。

日本の空港での保安検査の緩さは定評はありますが、少しは海外を見習っても良いと思う点も多々あります。

さて今回の台湾旅行は日本航空を選びました。9回目の台湾旅行で多分3回目かな?

そしてこの選択が5泊6日になった理由。実はJALのマイレージで期限切れ寸前があり、一方でJAL便を利用する場合、必要なマイル数は変動制となっており、以前なら楽々往復できたところがそうは行かず、今回の場合11月21日出発、11月26日帰国ならば使えることがわかって旅行日程をそれに合わせることにしたのです。

ただ勤労感謝の日を挟んでいる関係からかLCCを含め安いチケットが見つからなかったことも、この日程を選択した理由ではあります。

キャリアの路線だけあって、機内食にアルコール類が無償で提供されるのは、単純に嬉しい。

台湾/桃園空港に到着して真っすぐに向かったのは、丁度1年前の2018年12月に開業した新北捷運 淡海軽軌。特に下調べをぜずに出かけたのですが、路面電車の部類の電車が走る路線なのに始発駅の紅樹林駅は何と高架で、まずはいきなり驚かされました。

2020年01月04日 21時43分

2本のレールがあれば…。

那覇市の北にある北谷町。そこにある北谷公園サンセットビーチはその名の通り、東シナ海に沈む夕日の美しさから、泳ぐことのできない冬場でも、観光客がビーチに集まってきます。

北谷公園サンセットビーチに隣接するリゾートエリア/アメリカンビレッジ。

まずエリアの入り口で目につく蒸気機関車風のオブジェ。と、その前にこの時期にあってこのクリスマス感は何???聞いた話では大体11月から2月頃までこのクリスマス装飾をしているそうです。

アメリカンビレッジの奥のエリアに入っていくと2本のレールあり。

レールを辿って歩いて行く。が、その先に車両がある訳ではなく…。

可愛いクリスマス装飾の機関車あり。右側の赤色で塗りつぶしているのは、記念写真を撮影中の方。

機関車のオブジェだけではなく、ここのクリスマス装飾は相当に気合が入っており、クリスマスのテーマパーク的な要素も感じます。まあそれはさておき2本のレールがあり、鉄道に関係がありそうなものを何か見つけると取り敢えず撮影。こんな習性は今年も続きます。

※ここのクリスマス装飾…スタッフも参加しての研修で、クリスマスの本場であるヨーロッパに出かけて勉強もしているそうです。完成度の高さには納得です。

2020年01月03日 18時05分

ゆいレールの乗車券はQRコード付き。

ゆいレールの乗車券。右の部分に一般的には馴染みがあって、乗車券では馴染みのないQRコードがあります。

乗車時、降車時にはこうして自動改札の読取機にかざすことになります。日本でココだけという訳ではないのですがQRコードでの乗車はやはり慣れません。

その代わりと言っては何ですが、自動改札機に吸い込まれませんので乗車券は手元に残ることとなり、乗り鉄の記録としては、駅員さんに「乗車の記念に切符を下さい」と頼む必要はありません。

ところで今日はモノレールの分岐器の動きを紹介。てだこ浦西駅にて撮影。

ただの暇人の仕業。

でも見ていると面白いですよ。

完成!と言いたくなります。

電車の到着!

2020年01月02日 22時18分

軽便与那原駅舎。

2014年4月、かつて沖縄を走っていた沖縄県営鉄道与那原線の与那原駅が復元されました。

今回の沖縄訪問のもう一つの目的がこの駅舎を訪ねること。

この写真は2013年11月7日、沖縄県営鉄道の廃線跡を歩いていた時に撮影したもの。かつての与那原駅付近と信じて撮影したのですが、まあ良い線はいってはいたものの、駅の方向はこの撮影ポイントの反対向きでした。残念。

農協の建物が目印とは購入した資料にあり、それらしき建物はあったのですが、自信が持てませんでした。

駅の裏側。建物の手前に9本あるコンクリの柱の根本部分は、かつて(戦前まで)の駅舎で使われていたもの。少し説明するともともとコンクリ製の駅舎があり、第2次世界大戦でそれは破壊されたものの、残った壁と柱を使って建物は再建され、役場やJAとして使用されました。そして今回の駅舎の復元にあたり、かつての歴史を保全する意味でこれを残すことになったそうです。

駅の玄関から中を覗いたらなにやら意味ありげな像あり。年末年始は休館だとは承知していたもののちょっと残念。

前回の訪問では、タッチの差で間に合わなかった駅舎の復元。宿題を一つクリアした気分。

(参考)

沖縄県営鉄道与那原線…1914年(大正3年)12月1日、那覇~与那原間開業。

1945年(昭和20年)3月 運行を停止。

2020年01月01日 22時14分

あけましておめでとうございます。今年最初の鉄活はゆいレール。

皆さん、明けましておめでとうございます。

本年もよろしくお願いいたします。

ところで私は名古屋とは比べようもなく暖かい沖縄で年越しをし、今こうしてのんびりとブログを更新しています。

ということで何故沖縄か?

今年最初の鉄活は、昨年10月1日に延伸開業した沖縄都市モノレール/ゆいレールの首里~てだこ浦西間の乗車。

※首里駅近くで撮影。

那覇空港~首里間は2004年(平成16年)5月15日に乗っており、今回は既乗区間は乗らず、新規開業区間だけの乗車です。

※写真は首里駅。

14:27、首里駅発てだこ浦西行きに乗車。

首里城を背景に電車の到着。

※ガラス越しでの撮影のため、一部反射の写り込みあり。

10分乗っててだこ浦西駅着。

駅前はまだガランとした感じ。これにて今回の沖縄訪問の第一目的達成。

いつかは来なければならない沖縄。そして乗らねばならないゆいレール。思いのほか早い段階で乗ることが出来、日本の鉄道完乗は継続中となりました。

2019年12月31日 21時17分

2019年の思い出、海外編。

2019年はこのブログではまだ3回目までしか書いていませんが、実は5回渡航しています。誘われるがままに出かけているというのが実情ですが、毎度楽しい旅となりました。

2月10日はハワイ/オハフ島のハワイアン鉄道(Hawaiian Railway)。このヘロヘロの線路の上を、体を上下左右に揺さぶりながら走る列車は、もう、、、堪りません。

8月15日はドイツ/ビュルツブルグのトラム。大聖堂の前にあるオブジェは「Love」。その手前にはカップルが手に手を取って立っている。「お願いだから動かないで」の願いは通じたようです。

11月1日。今や世界的観光地となっているタイ/メークロン線メークロン駅界隈。もはや何故ここが有名となっているかが理解できない状況。訪問後に分かったのですが、鉄道が趣味ではない中京テレビのスタッフ2組(1組は家族連れ)がプライベートで出かけていました。

本来は静かなマーケット、地元の人だけが買い物に来ていたのですが…。

11月26日、台湾/台湾鉄路管理局宜蘭線三貂嶺車站付近。

台北からほど近く、駅から5分ほどで行ける手軽な撮影地。貨物列車の最後尾に連結されている機関車は勾配区間の後補機。

この旅はまだブログではアップしていません。

12月24日のオランダ/ハーグのトラム。たまたま町で見かけた風景。

今年は鉄道が目的でない普通の観光旅行もしています。年齢も年齢なので自力で動くのではなく、ツアーにも参加しています。ただ海外の鉄道が好きは好きなので、来年も何か所かは出かけたいと思っています。

既に4月に台湾に出かけることは決めています。なおその旅は今年11月の台湾鉄旅の続編。

国内外を問わず旅をするには体力が必要。そして家族全員が健康であることが必要。体調を壊した家族がいては、心安らかに出かけられません。おっと旅だけではなく趣味も同じです。ありがたいことと全てに感謝の日々です。

皆さん、良い年をお迎え下さい。

2019年12月30日 22時17分

2019年の思い出、国内編。

今年もいろいろ鉄活に励みました。

1月に定年退職をしたもののこのブログを引き続いて更新することとなったきっかけは、4月に開催した「鉄道模型トミックス展IN名古屋」。たまたま年初の1月にあったスーパーベルズ野月貴弘さんのライブで、トミーテックの担当者の方とお会いし、その場で「やりましょう」と話が盛り上がり、急遽開催することとなりました。

来年もやれれば楽しいだろうなあ。

2月24日には只見線の只見川第一橋梁へ撮影行。一人で撮影するなんてことはほとんどないためレアな経験です。

7月10日には明知線で田んぼアートの撮影。狙った最初の列車がいきなり明智光秀ラッピング。このあと、フォローに出かけようと思ってはいたものの結局は出かけられず。

5月30日には以前から出かけようと思いつつチャンスがなかった三岐鉄道三岐線。麦秋にぎりぎり間に合いました。

私的鉄活今年のNo.1はここ。6月15日に出かけた奥三河の人力トロッコ、粟代鉱山軌道。噂には聞いていたものの、まさかこれほどとは思わなかった。

さて来年はどこへ行こう?

2019年12月29日 18時50分

スパンブリー線(10)DD511137&1142@タイ


2015年1月26日の札幌駅。特急「北斗星」を牽くのはDD51 1137と、、、2両目は不明。

その1137号機ともう1両、1142号機は今はタイにいます。居場所は今回の旅の途中でもあるノンプラドゥク・ジャンクション駅。

普段はこんな感じ。現在、この駅周辺では国鉄南本線の複線化工事が行われており、その工事車両の牽引用と聞きました。

一応、形式写真となるような写真はちゃんと撮影しています。そしてその撮影後にこんな遊びに取り掛かりました。段ボールで台紙を作り、それにヘッドマークを印刷した紙を貼りつけたものですが、これを考え、実際に作ってタイまで持ってきた方のエネルギーにはただただ感謝です。

そしてもう一枚。最初の実際の走行写真と見比べて下さい。ヘッドマークの完成度の高さには脱帽です。趣味の世界は、本気で遊ぶから楽しいのです。

遊びと言えばこうした入場券も用意されていました。

※「62」はタイの暦年2562年の下2桁です。

最後にこちらも参加者への記念品。

今回の旅で出会った皆さん、本当にありがとうございました。

そして何よりこの貸切列車を企画し、タイ国鉄と交渉~実現させた幹事の方には心から御礼申し上げます。

2019年12月28日 23時28分

スパンブリー線(9)帰路。

帰路も大空を優雅に舞うコウノトリを車窓に見つつの旅。

美しい田園地帯。ただ晴れたら晴れたでひたすら暑い。車内の日の当たっている席から人影が無くなったのは当然のこと。

手を振ってくれる人あらば、こちらも降り返す。列車の中と外で手を振りあうと言うのは、私の経験値の範囲限定ですが、世界共通です!と言い切る。

ノンプラドゥック・ジャンクション駅まで戻ってきました。

到着して暫くするとタブレットが準備完了。

受け取るのはバンコク/トンブリ駅13:55発のナムトク行き。10分ほど遅れての到着。

受取り方は腕全体でするものと思っていたら、何と手!

スピードが遅いのと、そもそもこの駅は停車駅であり、受取りに失敗してもあとで挽回ができる訳ですが、そうすると何故わざわざ走行中にこれを行うかの理由が分からない。

不思議が一杯のタイ国鉄。

2019年12月27日 23時29分

スパンブリー線(8)スパンブリー駅。

マライメン仮乗降場での撮影大会が終わり、スパンブリー駅に戻ってきました。

1面1線のホームはやたら広い。

駅を出て正面を見るとこんな感じ。

更に少し離れた場所から駅を見てみた。見えている人工物は駅舎だけ。これが深夜だときっと淋しかろう。

駅構内には駅長と助役がいる。

南国の花には華がある。

13:28、30分少々の撮影タイムが終了し、いざ出発。

終点なのにその先があった不思議な駅、スパンブリー駅。さようなら。きっともう一生来ない。



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プロフィール

稲見部長稲見眞一
<自己紹介>
昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!